院生と社会人の境目の今のきもち

大学院で2年間、私はぐちゃぐちゃになりながら何とか修了できる見込みだ。
私は、博士に行くつもりで大学院を選び、進学した。
進学するために頑張って研究していた(そもそもこの目標が間違っていたのかもしれないが)。でも、その目標が達成できないことになり、自分に、人生に絶望した。悔しくて1ヶ月は毎日泣いていた。一生懸命だった。

あるとき、友達と話している時に私は言った。
「院で失ったものの方が多いかもしれない」
びっくりした。自分の口から出てきた言葉に。
自分の口からその言葉が出てくるなんて思っても見なかった。

失ったもの、コミュ力、自信、気力、人生の方位磁針

実は、進路が変わった時から何となくあった人生の目標的なものがなくなってしまった気がしている。というか、進学を否定されたことをきっかけに、自分は何もできない、と自分に呪いをかけている気がする。何事に関しても「やる」ことのハードルが高くなった気がする。

最近、久々に会う人がちらほらいた。大学院生ではない人に。そうすると、あれ、こんなに人と話せなかったり、気が回らないような性格だったっけ、
と思うことがあった。
これから社会人になって、会社でいろんな人と話すようになるのだと思うと怖い。

そして圧力がかかった状態で過ごしていたからか、上に書いたことのせいか、両方かもしれないが、ほんっとうに自信がなくなってしまった。前から自己肯定感が低い方ではあったと思うが、びっくりするくらい自分の意見を言うのが怖い。
これは自分の知識量が先生や他の学生に及んでいなくて議論できず、言われるままに過ごすしかなく、そうしてきてしまった自分のせいだとも思う。

だから、ひとまず、社会人になったら自分を取り戻すところから始める必要がある気がしてきた。

大学の先輩が遊びにきてくれて、気持ちが本当に穏やかで、過ごす時間も穏やかでびっくりした。最近、人への警戒心からきっと攻撃的になっていた気がする。
他人と比べたり、気にしすぎたりすることがある。やめないと生きているのがいつまでも辛いと思っている。やめたい。

最近、本当にただの性格の悪いヤバい奴になってきた気がしていて怖い。
もう少し前向きで楽しい人間でありたい。


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