『郵便局めぐり紀行』 愛知県の秘境の郵便局・富山郵便局へ
2019年、夏の出来事です。
関係者(?)向けに配布した冊子に記載したものを転載し、加筆修正します。
__________
相変わらず見ているYoutubeの東海オンエアさんのある動画で、ちらっと出てきた『富山郵便局』。
動画を見ている限り、めっちゃ秘境にあるっぽい。
「気になる……!」
相変わらずの秘境好きの私の琴線を刺激した郵便局。
調べたら、めっちゃ本数がない電車で行って、その上、村営バスで行って、到着する郵便局らしい。
「行きたい!ひかれまくり!」
と決意した私は、青春18きっぷを手に入れることにしました。
五回分は多いので、二回分を某チケットショップで手に入れました。
そして、八月某日。
朝早く出発。
「この時間、青春18きっぷって感じするわ~」
なんて、思いながら。
米原→豊橋、と移動。
豊橋から飯田線に乗り換えるのですが。十一時前まで目的の電車がなくて。
わかってて行ったんですけど。
豊橋の郵便局を三局まわったり、ドトールでタピったり(朝ごはん)していました。
そんなこんなで。飯田線の岡谷行に乗車。結構混んでいました。
ボックス席で二両。
キレイなんですけど。向かいの人と足がぶつかるのがやはり嫌なボックス式。
駅メモをがんばっていたのですが、たぶん、同じ電車に乗っている人がいて、取り合ってました。
あっという間に、山に入り。山の間を縫っていく路線でした。
本当に秘境ちっく。
「楽しい……」
と一人で盛り上がっていました。
途中で、郵便局を見つけ。
「帰り、寄れるかなぁ」
なんて思ってみたり。
長篠駅で長く停車して、
「長篠郵便局、下車して行けたかなぁ」
なんて思ってみたり。
二時間半の道のりでしたが、結構あっという間でした。
途中の駅で郵便配達の人が乗ってきて。
「あれ?」
と思っていたら。大嵐駅に到着。
私下車。
郵便配達の人も下車。
ここで、豊根村村営バスに乗り換えます。
郵便配達の人は、バイクで行ってしまいました。
豊根村の担当の方に、村民でなくても乗られることは確認していきましたが。
運転手さんにはめっちゃ怪訝そうに聞かれました。
富山支所前に下車したら、目の前は富山郵便局。
「わー、あの動画に出てた郵便局!」
とめっちゃ感動!
局員さん二人いらっしゃいましたが、めっちゃ喜んでくださいまして。
「どうしてここ知ったの?」
と聞かれたんですが。動画とは言えなくて、もう一つの理由である、
『飯田線で日帰りできる結構ギリギリラインで調べた』
をお伝えしておきました……。半分嘘だ。
富山郵便局は、豊根村にあるのですが。
合併する前は、日本で一番小さい村だったらしく。
「それで有名だったんですけど」
と、局員さん。
ここで、途中で見た郵便局を、私が間違っていることを指摘される。
危なかったです。
お二人に歓待していただき、ほっこりした郵便局でした。
風景あり。お宝印。
ちなみに、郵便配達の人が、郵便局に来ていました。
また、村営バスで大嵐駅に戻り、電車に乗り込む。
飯田線で、大海駅へ。
ここのそばにある、東郷郵便局が、行きに見つけた郵便局。急遽行くことに。
局員さんにめちゃくちゃオリンピック切手を勧められ、なんとなく買ってしまった。
そして、ちょっとお話してみたり。
「また飯田線で帰ろう」
と、大海駅にいたら、東郷郵便局の局員さんが走ってきてくれまして。
「バスがありますよ!」
と。
「隣の新城川路郵便局に、バスで行ったら、午後四時前にぎりぎり着きますよ」
と、調べて教えに来てくださったのです。
大感謝です!!
早速バス停を教えていただき、大海駅前から川路までバスで移動。
おかげさまで、新城川路郵便局でも貯金ができ、風景員もいただけました。
ちなみに風景印は、この道三十年の局員さんが押してくださいました。
そして、三河東郷駅へ行き、豊橋駅へ飯田線で戻り。
豊橋駅で休憩し(晩御飯も食べて)、米原経由で戻ったのでした。
人の優しさにたくさん触れた、とても素敵な局めぐの旅でした。
本当に楽しかったです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?