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ずんだと御守ミコちゃんと私と

11月3日。京都を拠点に活動するアイドルグループ・きのホ。と京都を拠点に事業展開しているスーパーマーケット・フレスコとの共同イベントが開催された。
きのホ。のメンバーがフレスコ丸太町店(京都市中京区衣棚町丸太町下ル玉植町223)で一日店長をし、さらに1000円以上のお買い上げにつき先着順できのホ。のスペシャルトークショーとライブに参加できるというものだ。

これだけ読むと「な~んだ、京都のご当地アイドルがなんかイベントやるのか~」となるのだが、いや、そうではない。事ここに至るまでの物語をぜひとも知ってほしいのだ。

ことの始まりはきのホ。の保冷剤ブルー担当・御守ミコちゃんのツイートだ。

7月29日に京都のライブハウス・京都MUSEで行われるきのホ。主催のライブ「京月観EX」に合わせて呟かれた、ミコちゃんの大好物である「ずんだこぼれおはぎ」を紹介する、このツイート。
これがまさかその後のあんなことやこんなことになるなんて…
いやいや、少し先取り過ぎたので話を戻そう。

「ずんだこぼれおはぎ」は京都を中心に営業しているスーパーマーケット・フレスコだけの限定商品で、ずんだ餡がもち米の上に乗っかっているおはぎである。ミコちゃんもツイートで書いてあるとおり、通常1店舗に2~3個置いてあるだけで店舗によっては取扱がなかったりもする。ある意味でレアな商品なのだ。

持ち歩いたから偏ってる〜

その後、ミコちゃんの熱意に動かされたミコちゃんファン、きのホ。ファンのうち、きのホ。のライブ等で京都に来た時に「ずんだこぼれおはぎ」を購入する人が少しずつ増えていく(「ずんだ」は好き嫌いあるので食べられない人も多いからすべての人が買うわけではないし、それはそれで仕方ないと思う)。

やがてスーパーフレスコのツイッター(現・X)がミコちゃんについて正式に言及する事態に発展。

そして、2月23、24日に京都のKBSホールで開催されたきのホ。主催の音楽フェス「ホ。フェス」でついに山が動。(その時歴史が動いた、って言っても今はもうわからない人多いだろうな…)。
なんと、KBSホールの周辺にあるフレスコ店舗5カ所で特別にミコちゃんのポップ付きで「ずんだこぼれおはぎ」のコーナーが特設されることになり、かつケータリングとしてフレスコの商品が演者たちに振る舞われることになったのだ。

これがミコちゃんスペシャルポップ
&ずんだこぼれおはぎ特設コーナーだ‼️

ここからフレスコときのホ。の共同関係が始まり、京都でのライブの度にライブハウスに近いフレスコ店舗での「ずんだこぼれおはぎ」特設販売が行われるようになり、6月1、2日にきのホ。主催で行われたアイドルフェス「京都爛漫会」ではフレスコの協賛でミコちゃんが無料で「ずんだこぼれおはぎ」を配布する時間もあったりした(私は間に合わなかったのですが…)。

京都爛漫会の時のずんだこぼれおはぎたち

個人の好きがここまで事態を動かしたんですよ、これ。
なんか、「え?京都の企業だから寄せたんじゃないの?」とか思っちゃったりするじゃないですか。
違うんです。ミコちゃん本当に好きなんです。ただひたすらに、純粋に、単っ純に「ずんだこぼれおはぎ」が好きなだけなんです。本当に。
ミコちゃんてそういう人なんです。
ミコちゃんの純粋な愛とフレスコの内部で奔走した人がいたからこそ実現した、この結果。それが11月3日の一日店長&トーク・ライブイベント。
すごいの一言です。

ここで唐突に私語りに入ります。
私が京都に住み着いて20年。フレスコともそれなりに長〜いお付き合いです、はい(京都リスペクトの京都銀行CMネタ)。
それこそミコちゃんが赤ちゃんの頃からフレスコのことは知っていた。
そう、丸太町河原町店がかつてシーフードレストランだったことも知っている。あの2階のジムに一時入会していたこともある。東山三条店が開店した時のことも知っている。岡崎店の開店も知っている。
だけど、ミコちゃんがフレスコについていろいろと発信するまではフレスコについてここまで知らなかった。というか、知ろうとしていなかった。
自分にとってはスーパーなんて普段見慣れすぎていてそれこそ日常でしかなかった。しかし、ミコちゃんがきっかけでスーパーめっちゃおもろいやん‼️てなれた。
どんなことでもきっとそうなんだと思う。
ふとしたきっかけで解像度が上がるといろんなことが楽しくなる。そんなことをミコちゃんは教えてくれる。そこが好きだ。
ミコちゃんのフレスコ愛、ずんだこぼれおはぎ愛に触発された自分は近場のフレスコでずんだこぼれおはぎを買い続ける日々を送っている(といっても自分の近所にはフレスコがないのでそれなりに一苦労であるが…)。

裏切りのミコちゃんチェキ
マツモトは私の1番近所のスーパーでミコちゃんは常連ではありません悪しからず

今年のミコちゃんの誕生日に自分なりの祝い方としてずんだこぼれおはぎの箱を35個集めるという訳の分からない(果たしてこれはお祝いなのか?)ことをしたりもした。その際には近隣の地域だけでなく、京都の南西部地域(西京区、南区、右京区、中京区、下京区、長岡京市など)のフレスコを巡ったりした。1日で16店舗を回ったという記録はかなりのものではないか(それも徒歩で)。
その後もきのホ。の活動に応じてあちこちのフレスコ店舗を回り、今のところ50箇所近くの店舗を訪問している(フレスコの店舗が全部で114店舗あるらしいのでまだまだですが…)。
現在ではミコちゃんほどではないにせよ、自分もかなりのフレスコファンであると自認するに至っている。なので、きのホ。&フレスコのイベントは自分のためのもの(いわゆる私信ってやつ?)と思っていた。

なのに、である。

なのに、一日店長イベントに間に合わないだと…
しかも、トーク&ライブイベントは1000円お買い上げの先着50名限定だと…

神は我を見放した…
イベントは10時から12時半まで…
その日午前中仕事…
もう少し告知が早ければスケジュール開けられたのに…
いや、仕事が終わって即移動すれば丸太町店には12時20分には到着出来る‼️なんとか滑り込めないか…
いやいや、一日店長イベントに間に合ったとしてもそんな終了間際に行って先着50名の枠に入れるのか…いや入れないだろ‼️(反語表現)

日頃なんやかんや人の悪口や不満愚痴をXに垂れ流していた報いなのか…不徳の致すところなのか…
ショックのあまりさらにまたXで当たり散らかすという愚行を重ねてしまう悪循環…
その日からイベントに行けないというガッカリのあまり本当に斜め下45度を向いて生活する日々。
けどね、一日店長イベントに間に合わなかったとしてもきのホ。が京都でフレスコとイベントすることは素直に嬉しいし、自分が行けなくても50の枠が即座に埋まったとするならばそれはとても嬉しいことだという気持ちも本当。
とりあえず、結果はどうあれ、その日ガンダで丸太町店に行くことにしてなんとか気持ちを持ち直す。
(その後発表された各メンバーの持ち時間でミコちゃんが10時からというのを見て、それはそれで落ち込むのだが…)

当日、予定通りに12時20分になんとか丸太町店に滑り込む。一日店長イベント自体が予定の12時半までではなく、早めに終了していて(その後移動してライブをやることを考えたら普通にそうなるよなとは思ってた)、すでに店内は平静に戻っていた(お店の人が常連さんと思しき人と「嵐の後の静けさやな」「これが日常の風景」と話していたのが印象的でした、はい)。

イベント終了後の丸太町店
店内の特設コーナー
本当に嬉しいね


それでも悪あがきしてずんだこぼれおはぎと小丸ふらい(ミコちゃんオススメ)と昔のコロッケとその他諸々で1000円以上のお買い上げ 、当日は50枠から100枠に増えており、自分もトーク&ライブイベント参加券をゲット出来ました。関係者の方、本当にありがとうございます😭

そこからバス移動。
本当なら丸太町店からイベントが行われる岡崎公園まで歩きたかったのだけれどなにせトーク&ライブイベントの開始時間が結構間近なので安全策。
が、休日の京都のバスの混雑ぶり忘れてたわ…かなりギュウギュウな中、なんとか岡崎道まで着き、そこから岡崎公園に入り、コロッケとずんだこぼれおはぎでランチをした後、イベント会場の岡崎庵へ。

自分が着いた頃にはすでにたくさんの人が集まっていた。顔見知りの方々で自分が行けない行けないと駄々を捏ねまくっていたことを知っていた方々から「来れたんですね」「間に合ったんですね」とお声掛けを頂き、ありがたいやら恥ずかしいやらで「えへへ、どうも…」みたいになってしまった。本当に皆さんその際はご配慮頂きありがとうございました。
今回のイベントではくじ引きで整番が決まるシステム。自分は参加出来ただけでもありがたいので特にいい番号を引きたいという欲はなかったけど、こういう時は欲がない方がいい番号引けるんじゃないかという邪な気持ちを持ってしまったので70番台でした。いや、本当に参加出来ただけでもよかったんですよ。

さて、会場に入り、イベント開始。
まずはフレスコの方によるトーク。
今回のイベントを企画・実現してくれた方、ん?なんか最近のライブで見たことあるような…
フレスコの会社説明ときのホ。への愛が混在していて不思議な温かさを感じるトークだった。ありがとう、中の人たち‼️
ちなみにずんだこぼれおはぎの売上は前年比300%だったそうです。
あ、最後のフレスコ。きのホ。年表はどこかで公開してください‼️

それからライブ。
会場が会場だけにアコースティック編成だったけど、ここでしか見られない感があってとてもよかった。

琵琶湖のミシガンクルーズの時もだったけど、この日もミコちゃんが終始嬉しそうで見ていてこっちも本当に嬉しくて泣きそうだった。
「モーニンググローリー」の時にミコちゃんが自分のパートで歌詞を変えて歌ったのも最高だった。ミコちゃんって普段はあんまりそういうことやらないけど、それくらい嬉しかったんだろうな。幸せな時間だったな。
(ファンによる映像を貼り付けておきます。普段きのホ。の現場は撮影禁止(動画・静止画共に)なんだけど、この時のこの曲だけは撮影OKでした。)

最後のMCでミコちゃんが「夢叶ったー」って言った時、自分も本当に泣きそうだった。その後にさらなる野望を言っていてミコちゃんらしくてこの人を好きになってよかったって心から思えた。(これはきのホ。ファンクラブ限定LINEに映像あり。圧かけといて〜ってミコちゃんの不敵な笑みが大好き。)

最後に1つ。
ライブイベント後の特典会にて。
普段自分はもっぱらピンショットでチェキをお願いするんだけど、今回は手だけツーショットということでフレスコカードを持った手とミコちゃん。

御守店長と私のツーショット

この時に「アンケート(多分お客様の声のこと)書いてくれたの見たよ〜字で分かるんだから〜ありがとね」と言ってくれたの最高に嬉しかった。下手くそな字なんだけど、字覚えてくれてありがとう。(字を認知されてるって地味におもろいな…)
イベントとかことあるごとにあちこちのフレスコでお客様の声書いてる自分としてはそれだけでファン冥利に尽きる一言でした。

帰り道、たかゆきンさん、グレマコさん、すずのさんたちと岡崎から丸太町まで歩いて帰ることにする。(個人名出してすみません。嫌なら消しますので)
途中、丸太町河原町店で買い物をして鴨川べりで何やかやとおしゃべり。ライブとかイベントの後は余韻が続いてすぐには帰りたくないよね。
1時間ほど過ごす。さすがに暗くなり冷えても来たのでそこから丸太町まで行き、名残惜しさを抱えつつ皆さんと別れる。
自分は再度丸太町店に向かう。フレスコさん、本当にありがとう。
その後、烏丸通を南下、フレスコ烏丸店(ここはいわゆる鰻の寝床式で間口が狭くて奥行がめっちゃある)、烏丸四条でバスに乗る予定だったのだけれど次のバスまでの時間がかなりあったので四条通を西に向かってフレスコ四条店へと、フレスコのハシゴを敢行。
その近くのバス停からバスに乗り帰宅。

今日もいい一日でした。
またいつか一日店長イベントをやることがあったらその時こそ必ずミコちゃんの店長姿を見るぞ‼️
そんな野望を胸に明日からも生きていけるよ、ありがとうね、ミコちゃん。

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