健康診断なにそれ美味しいの
オオタニです。
もうわかってるだろ、タイトルと画像から察してくれ。俺は年に一回しかない大事な健康診断でしくじったんだよ。
まあそもそもさ。緊急事態宣言も明けて一週間しかたっていないところにさ、健康診断と飲み会を連日アサインされたらさ。
天秤にかけるまでもないだろ。
そりゃあ酒だよ。
中途入社でそれはもう美しくて真面目で優しい女性社員が2人も入ってきてしまったものだからそんなんもうすぐに歓迎会をしたい。隣の席で酒をのみたい。御酌をさせてほしい。むしろ酒を頭からかけてほしい。
脳の大部分ではそんなことを考えていますが、ちゃんと冷静な部分も持ち合わせております。飲み会の日程を決めた後に「あ、やべ、翌日健康診断だった」ということに気付いていた。
そりゃもう部下の鏡だから、課長にすぐ申告した。
オオタニ「課長~。明日私が計画した飲み会なのですが、翌日が健康診断でして、いつもみたいに飲めないかもしれません~」
課長「酒を飲んで悪い反応が出るということは健康な証だから大丈夫だ、飲め!」
オオタニ「ハイ!!!!」
冷静に考えて大丈夫な要素は1つもない。でも課長の真っ直ぐ俺を見つめる眼差しを見て、信じてついていこうと決めた。
うちの課全員が「明日、オオタニ健康診断らしいよ...」「え、でも飲み会じゃなかった...?」と次第にザワザワしはじめ。
その中で課長と俺だけが盛り上がっている。
飲み会当日
もうね、翌日健康診断なんて知らねえんだ。
乗せられて瓶ビール2本、日本酒1合、ハイボール2杯。締めに日髙屋ラーメン。レモンサワー。
皆もう出来上がってて、健康診断なんて知らんこっちゃ、飲めや飲めやで大盛り上がり。
当時の俺は健康診断の担当者に謝れ。そして人事に土下座しろ。
ふつーに翌朝二日酔いの状態で自分のおしっことるのキツすぎるだろ。てか、会社におしっこ持ってくの健康なメンタルの日でも結構キツいよね。
健康診断にて
二日酔いの状態で受付をすませました。頭はもう冷静です。
どきどきしながら、身長体重、視力検査と進んでいく。スムーズに進んでいたように見えた。良かった、無事に終わりそうだ。
しかし血圧測定の際に事件は起こる。
健診御姉様「んー...」
オオタニ「(えっ)」
健診御姉様「いつも血圧は低いんですか?」
オオタニ「(やばいやばい、酒飲んだからか?!)いや~...あまり気にしたことないです。低く出ましたか?」
健診御姉様「うーん、この後の採血のこととか考えると少し心配な数値かな。なんか心当たりある?」
オオタニ「(これは絶対バレてる、ちゃんと言った方が良い!)じ、じつは昨日、健診なのを失念しておりお酒を飲んで...しまいまして...」
健診御姉様「お酒は全く関係ないから大丈夫だよ」
オオタニ「!?」
シンプルな自首
呆然とする大谷、爆笑する御姉様。この後再度血圧を測ったら正常値で出たので、なんら問題はなかったのだが、全然言わなくても良いことを暴露して恥をかいた。
再測定中も御姉様は「けっこう飲むんだ?」「何が好きなの?」「いや~初めて見たね、あなたみたいな子」とからかってくる。
はずかし~かえりて~。
教えてもらったんだけど、基本お酒を飲んで数値に影響するのは採血くらいだから、そこの再検査だけは覚悟しといた方がいいらしい。まあ、そうよね。
はあ~、再検査のお知らせが待ち遠しい。
そういや、そのときはそんなに気にしてなかったけど、御姉様の最後の捨てゼリフさあ。
「いや~~!!男の子ではよくいるんだよね!お酒飲んでくる子!!女の子は初めてだよ~!いや~~~!!」
うっせえわ。
そして帰社してから一連の流れを課長と同期、後輩に報告させられ、長い1日を終えました。
後輩から「オオタニぱいせんのそういうところが好きっす」と言われました。籍だけは早めに入れようと思います。
関係者各位
※こんな状態でも健康診断受けさせていただき本当にありがとうございます、頭が上がりません。※
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?