2023.01.24 六地蔵にて～平日・商業施設の空気感～

ぶらり途中下車の旅、1月は京都府宇治市の六地蔵駅で降りた。最強寒波襲来とは聞くけどニュースをちゃんと見ていないから、何日にどれくらいの雪が降るのか知らないまま出かけた。賭けだった。結果、帰り際に少し雨に降られた程度で基本的には晴れていた。

何を見たいかは特になかったから、とりあえず密集してる駅舎めぐりをした。5駅巡ったのだが、六地蔵駅が3つ（JR・地下鉄・京阪）、木幡駅が2つ（JR・京阪）と、巡りがいのない立地だった。

正直なところ、道中の河川も細い道も中途半端だった。中途半端に細い河川だし、中途半端な歴史的町並みだった。聞いてたオズワルドのラジオの内容の方が記憶に残っている。

確かに人々の住まう普通の町としてはいい風景ではあるし、勝手にガッカリされるのも心外だろう。思うに「六地蔵」という由緒正しそうな地名の割には普通の町並み、ってことかな。

とりあえずデイリーヤマザキの店内パン屋でパンを買った。ベーコンエッグトースト。食パンの厚みはちゃんとあるのに塗られたマヨネーズが染み込んでて濃い味で、中央の卵は美味しい程度に火が通りすぎず、流れ出して手が汚れないように生すぎず、ちょうどいい半熟だった。食べ歩きに最適な半熟を再現してて凄かった。

駅舎めぐりも終わったから、駅近くの商業施設に行った。こないだ新居の内見に行ったとき、待ち合わせ時間になるまで近くの商業施設で暇を潰してた。その時の、平日のショッピングモールの空気感が好きだった。

これを味わえるのは大学生の今だけで、4月になって就職したらもう行けないのかなぁと考えると、どうしても寄ってみたかった。ぶらり途中下車の旅でやることじゃないんだけどね ※。

まずはイズミヤに入った。スーパーとかニトリ、ヤマダ電機など生活用品を買いに行く感じの商業施設で、デートとか家族連れのための商業施設ではなかった。あんま記憶に残ってない。

そのすぐ近くのMOMO terraceは、内装がオシャレでフードコートもあり、これこそ俺の行きたかったショッピングモールだった。何か買ったわけではないんだけど。

高齢者と家族連れと女子大生らしき美人がいた。初めて行くショッピングモールだったからぐるっと一通りめぐってお昼にした、フードコートでね。

といってもいわゆるフードコート飯（ケンタッキー・ミスド・マックがあった）ではなく中華料理にした。だってフードコートの一角にあったんだから、これもフードコート飯なわけじゃん。

ユーリンチー定食にした。近所の中華料理屋にも時々行くんだけど、確かそこにユーリンチーは無かったと思うんだよ。それに最近気づいて、自分の中でユーリンチー熱が高まっていた。

食べ始めて思ったのが、この店は平たい鶏肉を固めに揚げているようで、噛む回数が多くすぐお腹いっぱいになった。ショッピングモールで食い倒れしようとまで意気込んでいたのに、満腹になって満足してしまった。アゴも疲れたし帰ることにした。

たださっき酔ったデイリーヤマザキにもう1回入って、気づいたらホイップクリームメロンパンを買っていた。食わずには帰れなかったのだろう。

そしてそれを食べ始めたあたりで雨が降ってきた。駅近くのデイリーヤマザキだから小走りで駅に向かった。途中、道を間違えて少し時間をロスしたけど。京都駅に着いた頃には止んでた。

アパートに着いて昼寝して、起きたら雪が積もっていた。今日のうちに行っといてよかった、明日以降の旅は難しかったろうな。でも明日は明日で歯医者に行く予定だし、ブックオフにも行きたいし…。明日には雪も止む予報だろう。

※　そもそも今だって商業施設のいちテナントでバイトしてるわけだし、平日の商業施設の空気感は週2で味わっているのだ。

平日の商業施設がいいのだ。あまり人がおらず、買い物をする人にも従業員にもゆっくりとした空気が流れている。平日休みの優越感も相まってワクワクする。

平日の服屋とかインテリア屋さんの従業員って暇すぎない？ スーツ屋さんとか従業員が食えてるのか心配になるくらい、いつ通ってもお客さんがまばらである。

あとフードコートでママ友会らしき女性たちを見かけた。ドリンクぐらいで時間を潰し、午後になったら幼稚園に迎えに行って解散になるのだろう。そのひとときが本当に尊かった。

この日記を書いてから本当に、毎日毎日雪である。いったん止んで晴れて道の雪が溶けつつあったタイミングでもう1回雪が降り、また道路がびちょびちょだったよ。