2022.12.14 オッサンのうんちくとサウナ上がりのメシ
サウナ内のテレビで、ロザンがロケをしていた。水曜午前中にサウナに行くと、いつもロザンが出ている ※1。チャンネルが固定されているのだ。
モスバーガーを訪れて、モスの広報担当の若い美人社員に宇治原さんがモスのうんちくを語っているのを見た時に、また ※2 ヒコロヒーさんのホステス時代の話を思い出した。
(ここでそのヒコロヒーさんの話を脚注として解説する。かつてヒコロヒーさんがテレビでこんな話をしていた。
ヒコロヒーさんは売れない若手時代にホステスのアルバイトをしていた。そこで腹立ったことの1つに「何も知らない女の子のフリをしないといけないこと」を挙げていた。
例えばヒコロヒーさんが47都道府県の位置をよく分かっていないフリをする。本当はそんなことくらい分かっている。あの人、中退とはいえちゃんと大学には受かっていたんだから。
するとキャバレーに訪れるようなおっさんの客が「そんなことも知らないの? じゃあおじさんが教えてあげるね」なんてことを言って偉そうに講釈を垂れる。
おっさんは若い女の子に知識でマウントを取ることによって空っぽな優越感に浸り、満足げな顔でキャバレーを後にする。ヒコロヒーさんはおっさんにマウントを取られ、バカにされ、優越感の踏み台にされたことにひどく屈辱感があったそうだ。
この話を聞いて自分は、そんな空虚な大人にはなるものかと思った。人にマウントを取るような人間にはなりたくないものだ。
日記のコピペに戻ります)
うんちくを語る宇治原さんが、知識量でマウントを取って空っぽな優越感に浸るホステス客のオッサンに見えた。そして広報の方が、何も知らない女の子のフリをしてオッサンに愛想笑いを浮かべるかつてのヒコロヒーさんに見えてきた。
事実、宇治原さんってもう46歳 ※3 でリアルにオッサンなんだよなぁ。博学なのは分かるけど、博学キャラは年齢に見合った立ち振る舞いをすべきだと思う。いつまでも20代の若手の気持ちのままじゃダメだと思う。
不快とまでは言わないが、どこかモヤモヤするサウナだった。
サウナ上がりのメシは、滋賀のB級グルメの「高島トンちゃん焼き定食」※4 にした。鶏肉と野菜を辛味噌で炒めたもので、ご飯がめちゃくちゃ進みそうだと思った。
しかしこれがあまりにもしょっぱすぎた。辛味噌自体も濃すぎるし、量も多かった。味噌汁がちょうどよく感じるくらい
ご飯も進まざるを得なくて早々に無くなり、終盤は持参したペットボトルの水をガブガブ飲んで中和していた。サウナで汗をかいた後でもこんなにしょっぱいのかよと震えていた。
※1 カンテレ(関西圏で放送しているフジテレビ系列の局)で放送されている朝の帯番組「ごきげんライフスタイル よ~いドン!」。その水曜日のコーナー「ロザンのうんちくん」。
ロザンが企業を訪問してロケを行う。その中で宇治原さんがうんちくクイズに挑み、正解数に応じて視聴者プレゼントの数が多くなる。
※2 ヒコロヒーさんの話を思い出した前回の出来事はこのエッセイにて。
※3 1976年4月20日生まれ。そろそろ47歳。
※4 「トンちゃん」という名前ではあるが鶏肉料理。鶏肉に甘辛いタレを絡めて炒めたB級グルメ。
いやホントにそう思うのよ。いつまでも自分の博学っぷりを見せつけるだけじゃダメなんだよ。答える側ではなく、教える側に回る時ではないのか。
NHKでやってるような、高校の授業を解説する番組とか出てないのだろうか? ないしはYouTubeで授業動画とか上げてないのか? 調べたらYouTubeでは時事を切ってるらしい。
そうだよ、そういう「社会に役立つ博学」に回ってもいいと思うのよ。富の再分配ならぬ「知の再分配」があってもいいと思う。かと思えばテレビではいつまでもプレーヤー側でいたりもするんだけどね。
テレビはロザンに何を求めているんだろうね。もう見てくれが悪いじゃんか。ちょっとかわいそうにも思ってきたな。
そしてサウナ上がりのメシでこんなに苦労したのは初めてだ。大概はあっという間に完食するのに。汗をかいて塩っ気を求めているのに、それを上回る量の塩が使われていたのか。
思い返せば、まず付け合わせのキャベツから食べて鶏肉(楽しみ)を後にとっておいたのがいけなかったのだろう。キャベツと一緒に食べて、ある程度塩分を中和させて食べる料理だったんだろうな。
ただ写真を見返しても、キャベツにドレッシングがかかっているなぁ。いよいよ分かんなくなる。
サウナ上がりのメシでオススメなのは、冷たいぶっかけうどんである。涼と塩を勢いよく、それも適度に補充できる。しょっぱすぎないのがグッド。大根おろしが添えられていたらなおよし。
それくらい俺はいちサウナーとしてメシにかけているのである。一喜一憂するのである。そして毎回が思い出なのだ。
昔懐かし中華そばをすすったり、米が進む定食にしたり、そして2kgのデカ盛りナポリタンにチャレンジしたり。俺はメシでととのっていると言っても過言ではない。過言ではないのだ。