2022.04.01 南草津にて～枯れ果てた円筒分水～
こないだの日曜にぶらり途中下車の旅に行ってきた。3月は行けないかなと思ってたけど無理やり行った。実際に就活が始まって気付いたのが、土日は普通に休めるんだね。説明会もほぼ無く、メールも全く届かない。
ただ日記を書くまでに5日かかった ※１。平日は就活とバイトで日記を書く余裕がなかった。
滋賀県草津市の南草津駅で降りた。円筒分水 ※２ のマップ ※３ を見ていたら、南草津駅周辺に円筒分水が2つあるとピン付けしてあった。これはもう行くしかないと思ったわけだ。
まず駅前に1つあるということでワクワクして向かったが、近くで見たら柵に覆われてるわ段差で見えないわ、一般公開されてる感じではなかった。
駅に戻って2階の窓から見下ろしてみたものの、まだ高さが足りなくてギリ覗けなかった。円い感じだけは見えた。
しょうがないから駅の南方面にあるもう1つの円筒分水を見に行った。道中の街の景色もなんかザ・地方都市という感じで、ビルと緑が共存しているだけだった。
なんかつまんないなーって思いながら歩いていたけど、かわいらしい飛び出し坊やを見つけた時にさりげなく「これを見つけられただけでも南草津に来た甲斐あったんじゃないかな」って思った。この男の子がまたかわいいんだこれが。
かなり駅から離れたとこまで歩いて2つ目の円筒分水に着いた。こっちはこっちで水が枯れ果ててもう稼働してなかった。
どっちもハズレの円筒分水で本当にガッカリした。もっとこんこんと水が流れてる現役の円筒分水 ※４ が見たかったんだ。しょうがないからまた駅方面に戻った。
途中行列の出来てるスイーツショップがあって、昼ご飯前にどこかフラっと寄りたいなって思った。そしたら外れのところにポツンと建ってるパン屋を見つけた。
ログハウスで日曜お昼、それも春の陽気にピッタリで、旅って感じでそのパン屋に入った。クリームチーズデニッシュを買った。
食べるとデニッシュがパリパリしてて、焼きたてなんだろうなと思った。パリパリしてるパンにハズレはない。そんでクリームチーズも生地に練りこまれてるとかではなく、真ん中にかたまりが1つ乗ってる贅沢なパンだった。当たりのパン屋だった。
それからそこそこ歩いて駅周辺のうどん屋で昼ご飯にした。パンを食べた後にうどんとカツ丼を食べた。カロリーがヤバいけど結構歩いたから差し引きゼロということにしておく。カツ丼ってうまいよなー。
昼下がりは駅の観光マップに描いてあった弁財天に行ってみた。水処でもあったようで、途中に水の湧く小さな休憩所もあった。
弁財天の池の周りを1周する散歩道が整備されていた。池を眺めながらブラブラしてた。
沢山のカメが池から上がって日向ぼっこをしてるのを見て、桜とかよりも春を意識した。桜ってなんか毎年見てて、もう特別意識しなくなってるのかもしれない。むしろカメの方が新鮮に映ったのだろう。
池を1周して中の小島に渡った。小島の中の祠は神聖な空気をしていたが、そもそも弁財天って何なんだっけと思った。何で小島があるのか、あの祠は何なのか、何を願えばよかったのか ※５。東野幸治の幻ラジオの、イボの話 ※６ を聞きながら小島に渡ったのを覚えてる。
その後あちこち歩いていたらいつの間にか、区画開発中の土地のど真ん中にいた。道路はちゃんと整備されているんだけど、建物が全くなく更地ばかりだった。
meet-me ※７ で土地を移動した時に、建物の読み込みが遅くて何もない土地が広がっている状態みたいだと思った。
最近整備されているみたいで、地図アプリには道の表示が無かった。建物は無いのに祠だけは1つポツンとあって、少々怖さもあった。
更地をフラフラ歩いて駅に着き、家に帰った。
※１ 3月のぶらり途中下車の旅ということで、3月27日の話である
※２ 農業用水などを一定の割合で正確に分配するために用いられる。一本線の用水路を上下や左右で分配すると物理学的に多少の不平等が生じるらしく、水を下から沸き上がらせ円形で分配すると平等になる。
※３ 円筒分水ドット・コムより。
※４ 富山県南砺市にて。
※５ 仏教における神様で、神仏習合で日本でも信仰されている。川辺に居住することから、池とか湖の近くに祠がある。
※６ 東野さんにできたイボのシワシワ具合を「おじいさんのキ〇タマ」と表現し、東野さんの娘さんから大不評だった回。
※７ 東京をモチーフにしたオンラインゲームなのだが、システムがクソすぎてなかなか建物が読み込まれないなど、稀代のクソゲーとしてネットで語り継がれるゲーム。
3月は毎日のように企業説明会に参加し、同時進行でエントリーシートを提出し、履歴書を送付し、早いとこでは面接を受けていた。4月になって説明会も一通り参加し終わったため、今月はちゃんとぶらりできると思う。
そろそろ暑くなってくるため、ぶらりも面倒になるんかな。