2020.11.02 芸人さんたちはお前のために喋ってるわけじゃないんだよ
ここ3ヶ月ぐらい、深夜ラジオへのネタメールを全く送ってない。全然採用されないから意欲もどんどん無くなっていった。
一応思い付いたことのメモはしてるんだけど、そのメモも消費されないままただ増えていく。いつかリスタートしようという日が来るかもしれないから、ストックはしておく。ただその日が来る気配はない。
高校生の頃は、毎日毎日授業の予習復習をやりながら、そして大学受験の勉強をしながら、各コーナー毎週10通ずつ ※1 をノルマに頑張ってた。本当に「頑張ってた」と思う。
っていうかよくそんな余裕があったな。大学受験の頃なんか、寝食以外の全てを勉強に費やしてなかったか? 電車の中・駅のホーム・家に帰ったらすぐ・1限の前・昼休み…。
深夜ラジオにメール送る暇なんかあったか? 本当にあったか? 勉強サボってたんじゃないの?
あと今年に入ってから、ラジオ自体もあまり聞かなくなった。高校の頃はその膨大な勉強時間のお供にラジオを聞いてた。大学生になってからは勉強時間こそ減ったものの、大学への行き帰りに歩きながら聞いてた。
しかしパンデミックが起こりリモート授業になったため、移動中にラジオを聞くという習慣が無くなったのだ。大学への行き帰りで聞いてたわけだから、大学に行かなくなると自然と聞かなくなる。
いや、本当にラジオが好きという人は移動じゃない時にも聞いてると思う。移動中しか聞かない、という人は真のラジオ好きじゃないかもしれない。
「お前のラジオ愛なんて所詮その程度だったんだよ」という厳しい現実を突きつけられているようで怖くなる。今まではメールを読まれていたから聞いてたんだ、メールが読まれなくなった途端にこのザマかよ、と ※2 。
この1年ぐらいで芸人ラジオ界隈は大きく変わりつつある。今までは芸人ラジオといえばオールナイトニッポンなど、ラジオ局が放送している番組を聞くというのが当たり前だった。
しかし最近、GERA放送局 ※3 とかYouTubeなど、インターネットラジオが充実してきたのだ。GERAはザ・マミィやスタンダップコーギー ※4 、錦鯉など、ネクストブレイクの芸人さんが数多くパーソナリティーをしている。
めっちゃ興味ある。ただ、ラジオを聞く習慣が無い。唯一のラジオを聞く時間である散歩中には、オードリーと三四郎と宮下草薙ばっか聞いてる。毎週オンエアされる最新の放送を追い続けるので精一杯だ。
散歩は登校とは違って絶対しないといけないことでもないから、ペースも週3~4とまちまち。梅雨の時季とかはほとんど歩かないから、ラジオもほとんど聞かないことになる。
2020年はこんな感じ。おそらく来学期ぐらいには対面授業に戻るだろう ※5 し、もうそろそろバイトも始める(多分)※6 から、これから徐々にラジオの時間を増やしていきたい。ラジオの時間さえ増えればハガキ職人のリスタートもできると思う。
※1 送ってたコーナーの数は時期によって変動するが、だいたい6つはあった気がする。毎週60通、エネルギッシュな高校生活だったな。
※2 後述
※3 芸人さんがラジオをやってるアプリ。これらの他にも吉住・ヒコロヒー・ラランドなどがパーソナリティーを務めてる。
※4 2020年いっぱいで放送終了、現在はアーカイブも残ってない。
※5 いったん戻ったけど、すぐリモート授業になっちゃったね。
※6 結局翌年の3月までバイトを始めなかった。外出自粛や不景気にかこつけて、バイトを探す努力をしなかった。
ここで一旦、自分のハガキ職人遍歴を整理しよう。普段の日記にこういうことなんか書かないからね、日記って自分しか読まない前提で書くものだからね。そもそもエッセイとして公開するのが間違ってるんだよね。
高校生(2016~2018)…勉強のかたわら、毎週60通を投稿する。月1ペースで採用されて、モチベーションにもつながる。
大学1回生(2019)…そんなに採用されなくなり、モチベーションが下がる。週に投稿する数も減少していく。
大学2回生(2020)…全然読まれない。ラジオを聞く習慣が無くなったこともあり、夏頃から一切送らなくなる。
大学3回生(2021)…年が明けたことをきっかけに、気合を入れ直してリスタートする。ネタメールを送る番組を1つに絞り、自分に合ったペースでネタを考える。そしてラジオを聞く習慣も復活する。
この日記から2ヶ月たって、無事リスタートすることができた。ありがとうございます、皆様ありがとうございます。
「今は休憩の時間だ」というスタンスで日記を書いてはいたが、努力というものをせずただ毎日が過ぎていく状況に、自分でも焦燥感はあったんだろうね。心のどこかに焦りは感じつつも、目をそらして見ないようにしていたんだろうな。
何かに取り組むことをせず、何かを評価されることもなく、日々が過ぎていく。これは人間として、精神衛生上よくないんだろうね。そのストレスに限界が訪れたのが年末だったということか。
…いやぁでも、何もしなかった2020年を否定するようなことはしたくないんだよなぁ。2020年丸々休んでたから、2021年は精力的に活動できてるんだと思ってる。
俺の2021年は凄いぞ? ネタメールを送り、たまーに採用されて、エッセイをいっぱい書いて、プログラミングを始めて、自作サイトに記事を書いて、就職にまつわるセミナーに参加する。
きっとこれは、休んでた2020年があったからできることだと思う。チョロQみたいなもんよ。いったん後ろに下がるからこそ、爆発的な前進力が出るってこと。
こういうことをよくする。大学の課題のやる気が出ない時は、一旦めちゃくちゃ休む。するとグータラしてる自分に自己嫌悪してやる気が出てくる。
休むことはとても大事だと思う。その自己嫌悪は必要なものだと思う。
だから自分はためらいなく休む。昼寝したいなーって思ったらすぐ昼寝する。グータラが必要だなーって時はすぐグータラする。いっそのこと2022年は丸々休もうかな。そしたら2023年のロケットスタートが切れると思う。
人生はチョロQ、いったん後ろに下がる時期が必要。…いや休憩とプルバックはシステムがなんか違うなぁ。2020年、後ろに下がったという自覚は無いなけどなぁ。
「メールが読まれないからラジオを聞かなくなった」っていうのは、ハガキ職人として本当によくないことだと思ってる。
目的が変わっちゃってるんだよ。ラジオ好きってのはそもそもラジオが面白いから聞くのであって、たとえメールが採用されようがされまいが、聞き続けることには変わんないんだよ。
それが採用されないから聞かないって、ラジオを自分の欲求を満たすものとしか考えてないことじゃん。自分を満足させてくれないなら聞く意味が無いって、芸人さんたちはお前のために喋ってるわけじゃないんだよ。
不純な動機でラジオを聞いてたことを反省しなきゃ。笑えばいいんだよ笑えば。ラジオの素晴らしさはそこにあるんだから。
ちなみに日記にはGERA放送局のことを書いているが、ラジオを聞く習慣が復活したからってこれを聞いているわけではない。なんでだよ。
最近はオードリー・三四郎・宮下草薙の最新の放送に加えて、オードリーのオールナイトニッポンの過去の放送・TOKYO SPEAKEASY・日向坂46の余計な事までやりましょう・文化系トークラジオLifeを聞いてる。めちゃくちゃラジオ熱が復活してるな。
TOKYO SPEAKEASYは有名人の対談番組。阿部サダヲさんと古田新太さんの回で「俺たちはずーっとふざけてたいんだ」って言ってたのが印象的。出るゲストが豪華なんだよね。
日向坂のラジオは、オードリーのラジオを聞く→オードリーと日向坂の番組を見る→日向坂のラジオを聞く、という流れ。アイドルのラジオもいいね。喋ってることが何にも残らないのが心地いい。
文化系トークラジオLifeは、ラジオクラウドというアプリで過去の放送が全てアーカイブに残ってる。2006年の放送から順に聞いている。いつまでたっても最新回に追い付ける気がしない。最近は2008年の放送を聞いてる。
喋ってる内容は、サブカルや社会学をもとにした雑談。タメになることからタメにならないことまで幅広く。
バイトを始めたからその行き帰りに聞いてる、というかバイト中にも聞いてる。飲食店の朝清掃をしてるが、キッチンのバイトが出勤する前に店に行って、1人であちこちを掃除してる。
誰もいない場所で1時間ぐらい、たった1人で掃除することになる。誰かが出勤するまで、1人でこっそりラジオを楽しみながら床を掃いている。これが至福の時間なんだよ。
あと歯磨きしながら聞いてる。最近歯医者に行ったら歯科医から「歯垢が残っているので、15~20分ぐらいかけて歯磨きしてください」と言われた。20分って、30分番組のCMとかを抜いたらだいたいそれくらいの時間だよ。
やっぱラジオって面白いな。2020年もいっぱい聞けばよかったのに。
日記をもとに何かしらの教訓や自己分析を導き出す、という構図でいつもエッセイを書いてるんだけど、今回のエッセイは日記をもとに更に日記を書いてる感覚だった。これはエッセイではないな。