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昔ながらの掲示板・その2

前回取り上げた昔ながらの出会い系掲示板のお話の続きです。


投稿してしばらくして、1通の問い合わせが届きました。
情報はあっさりなので年齢・身長・胸のカップサイズしか情報がありません。
40代前半の方でした。

問い合わせが来ても返信したところで終わってしまうのがこの手の出会い系の常ですが、この方はきちんとお返事くれました。
内容もちゃんとキャッチボールができています。

やり取りができて会話が成り立つ時点で貴重です。
スムーズにやり取りが進んでいたのですが、こういわれてしまいました。

「ちなみになのですが、雰囲気等わかる写メを頂けたりはしますか?」

ムムム…これは送るべきか?
画像でNG喰らうなら会うための移動などの手間も省けるのでそれはそれでいいのですが、やっぱりちょっと抵抗はあります。

といいつつも送らないでチャンスをつぶすのも勿体ないし、やり取りの感じから大丈夫だろうと判断。
「雰囲気等わかる写メ」ってことなので、顔は隠して写真を送ってみました。

曰く、以前知り合った人だと困るということらしいですがまあそういいながら容姿のチェックはしてるでしょうね。

幸い写真審査は通過しました。

無理は言わないけど送ったんだからあなたも送って?

と、ものすごく丁寧にやんわりとお願いしてみたらしぶしぶ応じてくれました。

送られてきた写真は顔こそ隠されていますが、太ってもおらずそこそこオシャレな感じで悪くないです。

会話もなかなか盛り上がって、待ち合わせの日時も決定。

「お試しの募集が、いい出会いになるといいな…☆」

との文言も引き出してこれはもう貰ったも同然、待ち合わせが楽しみです。


ところが。あい、予想通りですね。
待ち合わせの前日になって、

「昨夜から少し熱っぽくて、今朝起きたら本格的に風邪を引いてしまったみたいで熱が少し高めです💦」

まあ仮病か言い訳でしょうがキャンセル喰らいました。
日にちが経ってだんだん冷静になってきちゃったのでしょう。

そうやって逡巡しているうちにあなたは日々老けていくのですがね。

こういった相手は惜しいと思ってはいけません。

「お大事に、気が向いたら声かけてください」と一応は送っておきますが、存在は忘れて次に行くに限ります。

続く。






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焼きもろこし
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