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11/19英語AMA翻訳

11/19に行われたReadON Discord内コミュニティAMAの内容を日本語訳しました。初見の方にはイメージが伝わりにくい内容なので、各セクションの冒頭にざっくり内容がわかるmorokitch解説を加えています。また、文中にも私の方から適宜補足を加えてるのでご参考にされてください◎

内容は
・ソウルカード(ユーザープロファイル SBT)の紹介
・製品の特徴
・パブリックベータ版の説明
の大きく三点です。

ソウルカードとねこNFTによるReadONのコミュニティガバナンス

■morokitch解説

ソウルカードは下記のような
・Twitterでの発言やインプレッションに基づくweb3発信力
・興味関心のあるweb3トピックスのスコア
がまとめられた1人ひとつしか持てない交換不能なNFTです

ソウルカードは個人の成績表みたいなもので、たくさん読書をすると点が上がります。成績優秀者はどんどん出世して、ReadONコミュニティで責任範囲を広げることができ、より多くの報酬を受け取れるようになります。
もちろん責任範囲を広げるには、ソウルカードの成績良いだけでなく、ReadToEarnに使うねこNFTを保有している必要があります。ねこNFTのレベルも「このユーザーに責任を与えても良いか」の判断基準になるとのことです。

【新情報】
まだReadToEarnは実装されないので、しばらくはポイントを稼いで、他プロジェクトのNFTを入手できるような仕組みになるようです👀

解説はこんなところでしょうか。では、翻訳も見ていきましょう👇

■ソウルカードについて

ソウルカード(ユーザープロファイルSBT)は、各トピック領域におけるユーザー評価を取りまとめたプロファイルです。ソウルカードとして可視化されたユーザー評価(どのようなユーザーであるかを評価した情報)は以下の用途に使われます。

・ReadONエコシステム内において、ユーザーにガバナンス権を与えられるかどうかの適格性を判定する
・ReadON以外のあらゆるDappがユーザー評価のデータにアクセス

同時に、ユーザーはReadONで読書することで、対応するトピックの評点を上げることができます。つまり、ユーザーはデータ資産を自身と関連つけながらソウルカードのプロファイルを更新していけるのです。

■ねこNFTについて

ねこNFTは、ReadONの経済システム、および、ゲームシステムの中核となる資産です。ねこNFTを中心に、収集、アップグレード、合成などのゲームプレイが設計されています。読書をすることがユーザーにとってゲームのように楽しく、やみつきになることでしょう。

■ねこNFTによるコミュニティガバナンス

ReadONのコンテンツコミュニティガバナンスでは、ソウルカードとねこNFTの連携がポイントになります。一部の高度なガバナンスアクセスが開放されるための要件には
・ソウルカードプロファイルの評判が十分良く
・一定レベルのねこNFTを保持している
ことが求められます。

■ポイントによるコミュニティガバナンス

ねこNFTの本稼働に先立ち、導入の第一段階としてポイント制度を開始します。ポイントは、読書習慣の確立、質の高いコメント、コンテンツの共有など、ユーザーのコミュニティへの貢献に対して支払われます。
トークンとは異なり、ポイントは取引できません。ポイントはコラボしているハイクオリティなプロジェクトのギブアウェイ参加に使われる見通しです。
ちなみに、すでに ReadON Discord内では、試験的に類似のキャンペーンが始まっています。(Puffverse, Melody, StepnのNFTを Discord内通貨のgoldによってオークション形式で買い取ることができます。goldは積極的に発言するユーザーに与えられる仕組みになっています)

統合型MPCウォレットについて

■morokitch解説

web3初心者はそもそもウォレットなんて概念を知らないし、調べてもなんか怖そうという理由で、その大半がweb3参入を諦めてしまうそうです。
ReadONではMPCウォレットという次世代型の仕組みを活用し、GoogleやFacebookなど好きなアカウントを使った認証で、安全かつ簡単にウォレットを作れるようにしました。「ReadONではじめてweb3を体験しました」という人がきっと多く現れることでしょう!

■従来型のスマートウォレットの問題

ReadONは、さまざまなコンテンツ・コミュニティに対応するプラットフォームです。ReadONのコンテンツだけでなく、ターゲットユーザーもweb3に限定されることはありません。 むしろ、ReadONは、web3に興味を持つユーザーをweb3へと導く橋渡し役になることを目指しています。
Web3初心者の最初の課題はウォレットの作成です。 現在のシードフレーズログイン方式(「mnemonic / private key ログイン方式」※sky evidence deep…などの12-24個の記憶しやすい語彙を並べて暗号にすることで、セキュリティを担保する方式)は、Web3サービスを利用したことがない多くのユーザーにとってはとっつきにくく、Web3 初心者の約60%が、このウォレット登録のセッション中にサービス利用を諦めてしまうと言われています。

■最新型のMPCウォレットの導入

幸いなことに、セキュリティや分散化を犠牲にすることなく、Web2ユーザーが慣れた方式でDappsにログインできるソリューションが成熟してきました。
ReadONではParticle Networkが提供するウォレットソリューションを統合し、MPC(「マルチパーティセキュアコンピューティングモデル」)と多重署名を用いて、秘密鍵の安全性とユーザーの自律的な制御を確保しました。
これにより、ユーザーは、シンプル・高速・安全かつ親しみのある方法で、オンチェーンIDシステムを構築できます。結果として、新規ユーザーの離脱が減り、「シードフレーズ方式」のセキュリティ面での懸念点まで払拭されるでしょう(※)。

具体的に説明すると、Web3初心者は、メール、電話、Google、Facebook、Redditなど、豊富なログイン方法の中から、好みのものを選択してweb3にアクセスできるようになります。
ReadONは、この様なユーザーフレンドリーなログイン方式を介して最初のウォレットを提供することで、web3 ユーザーをブロックチェーンのエキサイティングな世界に導きます。

※補足:
MPCの活用により、従来型のスマートウォレットで懸念となっていた中央集権的に所有される秘密鍵のセキュリティ問題を回避できます。
セキュリティの詳細については、https://docs.particle.network/security を参照してください。

ReadONはArbitrumにおけるソーシャルプロジェクトリーダーを目指す

■morokitch解説

ReadONはArbitrumというブロックチェーンにアプリを展開します(そもそもチェーンとはアプリを作る場所のようなものです。web2でいうところのApple StoreやGooglePlayがチェーンにあたるでしょうか。チェーンによって手数料に差があったり、アプリの動作スピードが異なったりします)。

Arbitrumは最大手のEthereumの子供にあたるチェーンで、速い・安い・信頼の三拍子が揃っています。
Arbitrumはどんどん人気が増していて、最近、ソーシャル系のプロジェクトに力を入れはじめている様子。特にReadONを気にかけてくれているようなので、今後手を取り合ってArbitrumチェーン上のトップアプリとしてReadONが君臨できるかもしれません…!

■ReadONのビジョン達成の技術要件

ReadONは分散型コンテンツ配信プラットフォームとして、以下の役割を果たす必要があります。

・コンテンツエコシステム内の様々な行動やデータを効率的に扱う
・EVM互換のユーザーウォレットアドレスをサポートする
・オンチェーンおよびオフチェーンのユーザー評価をNFTとしてキャスティングする

これらの用件を全て満たしてくれるのがArbitrum でした。

■ReadONがArbitrumチェーンを選択した理由

・低いガス代での高速処理
ArbitrumはEtherのレイヤー2スケーリングソリューションであり、Etherの高いガス料金やネットワークの混雑問題を解決できるのが特徴です。

・活用実績とエコシステム構築
ArbitrumはAAVEやUniswapなど多くの人気のあるDeFiプロトコルがArbitrumに統合されています。Arbitrumはプロジェクトのエコシステムも盛んであり、イーサリアムの数あるスケーリングソリューションの中でロックイン量第1位となっています。
Arbitrumがエコシステム駆動型でプロジェクトを進めている点はReadONチームの哲学と合致しています。

■ソーシャルプロジェクトの発展余地

現在、Arbitrumのエコシステムの大部分はdefiプロジェクトです。しかし、arbitrum novaのテストが行われました。このことからArbitrumはソーシャルスペースを拡大していくという野心もっており、パートナーとなりうるプロジェクトに積極支援をしていくとことが推察されます。

ReadONとしてもArbitrumチェーンを活用してコンテンツ配信プロジェクトを成功させることで、ReadONがArbitrumのソーシャル系プロジェクトのパイオニアになれると考えています。
実際に、前回のReadONソウルカードキャンペーンは、ソウルカードが公式キャンペーンに次いで週間2位となりました。その間、Arbitrumさんには多大なご支援をいただいています。
さて、ReadONは近日中にのパブリックβ版アプリのローンチを控えています。ReadONがこれを起点としてArbitrumエコシステムの先頭に立つソーシャルプロジェクトになることを確信しています。

コンテンツを永久保存するためのarweaveとの協業

■morokitch解説

ReadONは最近、arweaveという情報をブロックチェーン上に永久保存するサービスを作っている組織とパートナーシップを結びました。これにより、クリエイターの作品と所有権を守ることができるようになったのです。
例えば、ブロガーの方は自分の記事をnote、はてなブログ、アメブロなどのプラットフォームに記事をアップロードしますよね。仮にそれらのプラットフォームがサービス停止したり、ウイルス感染したりしたらどうなるでしょうか?せっかく書いた記事がまっさらになくなってしまいます。
でも、arweaveの提供するチェーンに記事を保存できれば、大事な記事が失われることはありません。いつ誰が書いたかということまで記録されているので、盗作などの問題からも作者を守ってくれるでしょう。

提携から2週間足らずでarwaeveのサービスが
ReadONアプリに導入されました

■コンテンツの永久保存という課題

ReadONは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを推薦し、それを永久に記録することを目指しています。 その中でも、コンテンツを永久記録することは、特に難しい挑戦です。
技術的なアーキテクチャの面では、データの永久保存の問題に取り組む必要がありました。業界の様々な永久保存施設を調査し、最終的にReadONのパートナーとしてarweaveを選びました。

■ arweaveとの協業による課題克服

arweaveには強力な開発者コミュニティがあり、ReadONのニーズをARのボトムレイヤーに統合することで、コンテンツの永久保存の問題を解決できます。さらに、ユーザーとコンテンツ、ユーザーとクリエーターの関係までをも永久保存することが可能になりました。ReadONが分散型のweb3ソリューションになる土台が整ったわけです。

■コンテンツ配信の流れ

①キュレーションと配信
ReadONが作る分散型コンテンツ配信ネットワーク上では、トピックコミュニティのキュレーションによってコンテンツがコミュニティのフォロワーに配信されます。

②コンテンツ投票と保存
ReadONはweb2コンテンツの配信もサポートしており、コミュニティメンバーは質の高いweb2コンテンツに投票することができます。投票を受けたコンテンツはバリデータによってarweaveにアップロードされて永久保存されます。

③コンテンツの所有権の保護
コンテンツはArweave により永久保存されるので、制作者はいつでもコンテンツの所有権を主張できます。

■分散型コンテンツ配信ソリューションとしての立ち位置

以上の手続きにより、オンチェーンコンテンツの生態系は大変豊かになります。
同時に、このソリューションは分散型であるので、他のプロジェクトは私たちの記録されたコンテンツデータ、ソーシャルデータを利活用することができます。

arweaveのビジョンを人類の文明の図書館に例えるなら、ReadONがやっていることは、永遠に保存されるべきコンテンツをふるいにかける司書のようなものだと言えるでしょう。
また、ReadONはArweaveが支援するWeb3Infraハッカソンで1位を獲得したばかりです。幸運な巡り合わせもあり、分散型ストレージのエコシステムに貢献できたことをチームとして大変嬉しく思っています。

NFTの発売時期とユーザーファーストの哲学

■morokitch解説

ReadONのNFTの販売日やトークン発売計画はまだ決定していません。上場未定であることが不信感につながるかどうかを、以下の文章を読んで是非考えてみてください。

▽今の当たり前
サービスが完成する前に、ユーザーがトークンやNFTをプレセールで購入(この売上で運営は開発費を入手)→サービス開発が成功したら万々歳。失敗したら開発は中断されて、せっかく買ったトークンやNFTは無用の長物に…

▼ReadONが提案する当たり前
トークン上場を急がすにサービス開発→ユーザーが実際にアプリを使って良し悪しを判断→サービスリリースしてトークンやNFTを売る→手触りのある期待を持ったユーザーが投資をする

これを見ると、今のGameFiの当たり前って不自然ですよね?後者の方が、よりたくさんのユーザーの声が集まるので、サービスの質も高まると思います◎

■投資家にトークンやNFTを販売するのはプロダクトが完成してからが良い

多くのプロジェクトは、製品が完成する前、開発に着手する前からNFTやトークンを販売してしまいます。我々はこれは合理的なアプローチとは思いません。
なぜなら、あるプロジェクトの資産を買いたいと思うユーザーは、そのプロジェクトが好きだから、そのプロジェクトが提供するサービスに感動したから、自分にとって価値を生み出すから、そのプロジェクトの投資家になりたいと思うのです。(今後どうなるか分からないプロジェクトへの期待感だけが購入動機では、真の意味で「投資家」にはなれないでしょう)

我々は、まずは多くの人にReadONを使ってもらい、ユーザーからのフィードバックを得て、ReadONに磨きをかけていきます。こうすることで、ユーザーのコンテンツニーズにしっかりと応えられるようにしたいのです。
その後、NFTの販売とトークンのリストアップを開始する予定です。プロダクトを完成させてから上場をするという手順を踏むことによって、支援者の方々により理にかなった判断基準を与えることができます。結果として、良い投資リターンを提供できると考えています。

■多くのプロジェクトは開発時間が足りない

早々に資産を売却してしまうプロジェクトは、大抵の場合、資金繰りに苦労していました。引く手あまたの開発者に高額な給料を支払う必要があるからです。
このような資金事情のために、時期尚早でもトークン上場をして資金調達するようなプロジェクトが多く、次から次に「うちのプロジェクトはこんなにすごい!」と新規ユーザーを呼び込むプロモーションをかけながら、急ピッチで開発を進める必要があったのです。
このようなやり方だと、当然プロダクトの使いやすさやクオリティは二の次になってしまいます。

幸いにもReadONは必要経費をVCから全額出資いただいています。おかげで、資金繰りを気にすることなく、十分な時間を使ってプロジェクトを立ち上げることができるのです。

■誰でもReadONの後援者になれる

ここで強調したいのは、NFTやトークンを購入する前に、ユーザーが製品を使い、読み、体験し、フィードバックをすることでプロジェクトの後援者になれるということです。

これは、NFTリリース前の現在も、リリース後も同じことです。NFT未保有者であってもコンテンツを視聴することができます。
このように、ReadONプラットフォーム上では、誰もがコンテンツを消費し、評価し、プロダクトの発展余地を提起することができるのです。

総括

ブロックチェーン技術により、SBTを使ってユーザーアクティビティを記録し、ユーザーの評価を蓄積することができるようになりました。逆にいうと、今までのweb2ソリューションでは、誰がどれほどコンテンツの磨き上げに貢献しているかが見えていなかったのです。
新たに可視化されるようになったユーザー評価はReadONだけでなくWeb3コンテンツネットワーク全体にも活用することができるのです。つまり、あなたのソウルカードはweb3 の世界における履歴書になる可能性を持っているかもしれません

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