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セールで買ったマンガレビューその5 「山と食欲と私」「いびってこない義母と義姉」「灰仭巫覡」
「山と食欲と私」19巻 信濃川日出雄
ヒロインが毎度単行本表紙で大胆なM字開脚しているということで有名(嘘)な作品だが、もう19巻も出てるのか凄いな。
ソロ登山大好きなOLがいろんな山に登ってうまいもん食うよ!というお話なわけだが、こんくらい登ってるともはや相当な登山スキル&経験値の持ち主じゃねとか思う。
でもけっこう可愛くドジる。それが可愛い。
稀に死にかける。やっぱ山は怖いいいいい((((;゚Д゚))))
この作品とか「ヤマノススメ」とか読むと、素直に登山とかしたくならないこともない素直な私だが、もちろん実行はしない。
ちゃんと「神々の山嶺」とか「岳」とかも読んでるからである(笑)
山とかマジ怖いって!、死ぬって!!
ただ雄大な自然を見ながらの食事には憧れるな、やっぱり。
なのでたまにコンビニ弁当買って、ちょっとだけドライブして山の途中の展望駐車場で景色を見ながら食べたりすることがある。
うむ、この程度で充分だ(^^)
「いびってこない義母と義姉」7巻 おつじ
タイトルがすべてを物語る優しい世界の優しいお話。
主人公はいわゆる愛人の娘なのだが、母が死んで名家である父親の家に引き取られる。
そこにはいかにもいびってきそうな本妻と二人の姉が!
でもいびってこない。むしろ超優しい。
そりゃこんな可愛くて健気で死ぬほどいい子をみたらいびるとかあり得んわ!!
などとこちらもつい叫びたくなる。
こうした優しさこそが、私のただでさえゆるゆるの涙腺を完璧に崩壊させる。
貧乏時代のエピソードなんかそりゃあもう(号泣
とここまで書いて気がついたが、父親ひどくね?
愛人にしたらしたで、ちゃんと金の面倒みろや!!ヽ(`Д´)ノ
(でも確か母親が断ったんだったかな。覚えてない)
それはさておき、お話も画力も素晴らしいこの作品、超おすすめです。
「灰仭巫覡」1〜2巻 大暮維人
とりあえず現代日本のマンガ作画技術の最高峰作品。
これを週刊連載で描こうとするか普通……。
でもタイトルが読めない(笑)
「かいじんふげき」と読むらしい。
意味わからん。
意味が謎なのはともかく、読みづらいのはマーケ的にも不利じゃね?
お話も実はまだよくわからん。
いや序盤の世界観とか人物の説明もかなり丁寧だけれども。
絵がすごすぎてかえって頭に入ってこない(^_^;)
さて大暮維人さんといえば画力は最高峰なのは言うまでもないとしても、ストーリーテリング的には「天上天下」とか「エア・ギア」を読めば分かる通り、だんだんと風呂敷を広げすぎていって最後にはなんかアレになりがちという評価が一部にあると思う。
まあそれがファンにはたまらないとも言えるのだが。
ただし本作においてはその風呂敷は最初からかなり大きく広げられているように見える。
ここからさらにでっかくおっぴろげられていくのか、それとも逆に小さくまとまっていくのか、興味は尽きない。
ということで、大暮維人さんのファン以外の方には、個人的にはまだオススメとはいい難い。
いい難いが、この超作画は一度は目にしてほしいとは思う。
大暮さんを初めて読むなら、やっぱり「化物語」がいいんじゃないかな。
とか書いて思い出したが、その「化物語」は半分くらい読んで残り積みっぱなしだった(笑)
原作は未読だけど、アニメの方をたぶん全部(多すぎてよくわからんが)見たんでいいかなあ、みたいな。
でも思い出しちゃったんで、そのうち読もうっと。
続く