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美女に教えるという、最高のアクティブラーニング
「ここ教えてもらってもいいですか?」と美女。当然受け入れるぼく。
男ならきっと誰しも、性格の良さそうな美女からのお願いは断れない。むしろ進んで引き受ける。美女にプログラミングを教えてるぼくを見た周りからは
「楽しそうだな」
と。もちろん楽しい。楽しくないわけがない。
でも、楽しいって理由だけで教えてるわけじゃない。信じてもらえないと思うが。
考えて欲しい。教えている時間、ぼくは何もできていない。進めるべきことにまったく手をつけることができていない。現に美女につきっきりで教えた2日間、ぼくの進捗は0だ。さすがにまったく焦らないということはない。というか、普通に焦る。でも後悔はしていない。
それは美女と2日間おしゃべりできたからか。違う。
美女に教えていた理由はふたつある。
ひとつは、美女が詰まっていた箇所は、ぼくたちが通うプログラミングスクールで本当に学びたいこととずれた部分で悩んでいたからだ。サーバーサイド言語であるRubyとそのフレームワークのRuby on R ailsを学ぶってことの方が、このスクールでは優先すべきだ、とぼくは思う。せっかく高いお金を払っているんだから、本質から逸れていてはもったいない。本質は自走力をつける、だから単にサーバーサイド言語を学ぶってこともズレてはいるが。でもHTMLとCSSとか、HAMLとSCSSなんかはスクール終わった後でもすぐ身につけられる。独学じゃできないっていうなら、スクール終わった後でぼくが教えたい。ともかく、フロントサイドで詰まっていた美女を見て、手助けしたくなったのだ。
そしてもうひとつ。教えるって行為は、どんな勉強よりも理解が深まる。理解が深まると同時に、自分がはっきり理解できていないことに気付ける。だからぼくは教える。自分の手を止めてでも。
もちろん、これら以外にも理由はあるだろう。きっと意識していないだけで、承認欲求を満たそうとしているのかもしれない。それに、美女と話していたいって理由も当然ある。
これからぼくが大事にすべきことは、美女に本質を理解させつつ、自分の成果の質を下げないことだ。人に教えていたから、という理由で成果を出せないんじゃ意味がない。そんなの言い訳でしかないし、実力がないと認めたくないだけ。
美女に理解をさせつつ、自分の成果もはっきり出す。
これからのテーマのひとつに掲げよう。
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