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#3-7 India|バラナシ散策②:遺体の火葬場

1. Schedule

9/24(火)day15つづき 〜火葬場へ〜

・朝プージャ、ガンジス川の日の出と沐浴を見学後、7時半頃一旦宿に戻り、10時からバラナシ散策再スタート。


・まずは"サールナート"へ。

・サールナートは仏教の四大聖地の一つ。四大聖地は以下。いずれもお釈迦様の生涯にまつわる。

  • お釈迦様誕生の地:ルンビニー(ネパール)

  • 悟りを開いた成道の地:ブッダガヤー

  • 初めて説法をした初転法輪の地:サールナート

  • 最期を迎えた涅槃の地:クシナガラ

・バラナシはヒンドゥー教と仏教の聖地という一大宗教シティ。ここはただただ暑くて体力消耗。


・次にシルクをはじめとした織物の製造会社を見学。バラナシは布生地も有名らしい。
・ただ、恰幅の良い営業マンインド人(こちらは買う気はない)と、機織り機で生地製造を担当する瘦せこけた肌の色もより黒いインド人の姿を対比すると、カースト制度の名残(インド憲法はカースト制度を認めていない)を感じる。これは他の工事現場(人力の物資運び担当)や清掃現場(汚物担当)でも感じることであり、子供の物乞いも含め、インドは心が痛む場面も多々あってつらい。

アナログな機織り機、生地は綺麗だった

・インド旅の最後は"マニカルニカー・ガート"へ。車はベニヤ・パークに駐め、徒歩で向かう。

距離は1.1km、徒歩20分弱
匂いのきつい火葬場への道

・ここは死人の火葬場である。もちろん写真撮影は禁止。
・マニカルニカー・ガ-トでは、3,000年もの昔から24時間絶やす事なく燃やされ続ける火葬の炎を絶やしたことはないらい。

マニカルニカー・ガ-ト、遺体の火葬場

・遺体が焼かれている台座(上写真の赤枠内)まで上がり、火葬を見ることが可能。人間が焼かれている姿を間近(ほんと2m先くらい)で見ることができる。遺体は白い布や、財力のあるひとはより豪華な布で頭から足まで全て覆われていて、その姿を見ることはできない。ただ、白い布の遺体は雑な巻かれ方もされており、焼かれている最中の露出する肌も見えた。
・一つの遺体を火葬するのに、3-4時間ほどかかり、その遺灰はガンジス川へ流される。事前学習して臨んだか、1人の半裸の男が横に来て、勝手に説明を始めてきた(勝手ガイド)。
・火葬場を10分くらい眺め、後にする。勝手ガイドが付いてくる。「火葬に使う薪代を払え」とのこと。よくあることらしい。ガイドはお願いしていないのでスルーし続けたが、200mくらい無言で付いてきた。こわい。

・子供や妊婦、事故に遭った人や、蛇に噛まれて死んだ人などは、火葬にせずにそのままガンジス川に沈められるよう。ガンジス川の水質はただただ恐ろしい。
・また、火葬場すぐ下のガンジス川では、複数の男が川の中に常駐している。遺体は腕時計等装飾品と共に焼かれ、ガンジス川に流されるため、その燃え残った装飾品狙いとのこと。
・なお、普通に灰まみれになるし、空気は一層悪いので、注意。体調不良をきたす。


・火葬場を見た後、帰路途中の"Blue Lassi Shop"で、本場のラッシーを頂く。飲み物というよりは食べ物(ヨーグルト)に近い。
・もちろん"衛生"なんて言葉は存在しないが、すごくおいしかった。1個120INR(204円)と安い。

看板
店主
左上は運ばれていく遺体、2時間程の散策で10遺体くらい運ばれてた
飲み物のラッシーよりは、食べ物のヨーグルトに近い

・遅めの昼食は1916cafe。ちゃんと食べて662INR(1,125円)と安い。


・翌日はJordanに向けた移動日。インド旅はこれで一旦終わり。文量的に全費用とインドのまとめは#3-8に記載。


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