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シンガポール物語 Vol.6

みなさんお久しぶりです!
長雨が続きますが みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて 今回もシンガポール物語 第6話 お送りします
ぜひご覧ください

1月1日

2023年 令和5年が始まった本日。
SNSからは 日本の友人 親戚のゆっくりとしたお正月時間が流れていた。

そんな中 我々の2023年 1発目 仕事始めを迎えた。

昨晩 ちょっと ハッチャケたせいか 初海外の疲れが溜まってきたせいなのか 身体が重い朝だった。

この日も相変わらず 毎朝のルーティン コンビニで朝食のパンを買い 現場へと向かった。

さすがお正月。この日の朝は 交通量も人も少なく 静かな出勤となった。

この日も 昨日と同様 ひたすら金箔押しの作業内容。

ただ一つ違ったのは 中国人大工さんがお休みだったこと。

普段なら機械の音 大工さんの中国語の話し声。
何を言ってるのか全くわからなかったが BGM感覚で聴いていたので 無いと何処か寂しさを感じた 1日であった。

オンライン新年会

この日も 無事作業を終え ホテルへ帰宅。
我が家の1月1日は 毎年 親戚で集まり 新年会ならぬ みんなでご飯を食べていた。コロナの影響もあったため 今年は 久しぶりに集まるという事で 夜テレビ電話を繋いでみた。

画面の向こうには ストーブがあり 暖かい格好をしているみんな。
私は エアコンが効いたホテルの部屋で半袖短パン。
マクドナルドのハンバーガーを片手に 海外からのオンライン新年会。

なんか 不思議な感じであった。

そんな中 衝撃の一言が...

あんたは どこの病院に入院してるのね?

ボケもまだ来ていないはずの 元気な83歳の祖母に言われたのであった。

心配すると思い 祖母には シンガポール出張に行くことを言っていなかった私。

お正月の集まりに来なかった私のことを 両親が コロナで入院してると 嘘を言っていたため そう言う話になっていたのであった。

誤解も晴れ 初詣に行った話や こちらのシンガポールの話など たくさん話をして 気づいたら2時間近くも繋いでおり 疲れも吹っ飛ぶくらい 楽しいオンラインお正月を過ごしたのであった。

友情の証

次の日 出勤すると 中国人大工さんたちが 朝からみんなで大物を運んでいた。
やはり 旧正月がメインなのか この日から 作業が再開していた。

大変そうにしていたので 手伝いをすることに...

「イー・アー・サー!」
(1      2        3    !)

聞き取ることのできる 貴重な中国語。
少しテンション上がってしまい この日から 力を合わせるタイミングで 「せーの!」ではなく 「イー・アー・サー」を馬鹿の一つ覚えのように 使ったのであった。

私たちの中では 2023年 2日目にして今年の流行語大賞決定である。

そして 重い荷物を運び終えると 中国の大工さんたちが タバコを渡しだしたのであった。

どうやら タバコは高価なもので 信頼した人など 友情の証みたいな感じで くれるらしい。

以前 話したが タバコとお酒の持ち込みができない シンガポール。
コンビニなどで売ってはいるが 1箱 約1500円と本当に高価な品。
そして シンガポールに来てから 1週間ちょっと ずーーっと禁煙していた従兄弟の兄は このタバコに一番 大喜びしたのであった。

しかも タバコを吸うのは 従兄弟の兄のみ。
みんなに配ったので 1回の手伝いで 4本 手にし 大儲けしたのであった。

この日から 言葉は通じないが 中国人大工さんとジェスチャーと心の会話が通じるようになり 手伝いも率先してするようになったのであった。

言葉が通じないからと 勝手に壁を作っていた私たち。1歩踏み出すことにより ジェスチャーではあるが お互いコミュニケーションを取り始め 協力し合い 作業効率もやや向上。

この日は 気分もすごく良く 1つ勉強にもなった 思い出の1日になったのであった。


今回は ここまで。
作業的にも 折り返しとなり 残りの日々をどのように過ごしたのか また次回 お楽しみに。

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