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レッスンレポート〜【現代社会】そもそも「本当の自分」なんて存在しない 〜

このnoteは2021年5月15日の『レッスンレポート 』の内容をもとに作成したものです。

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よろしくお願いします。


そして、お知らせをもう一つ。

るーさんラジオの総集編第2段が今日の18:00に、サウンドフリージョイのYoutubeチャンネルにてアップされます。

今回もるーさん節炸裂しておりますので、是非ご覧ください。

宜しくお願いします。

そんなこんなで、今日の本題です。

今日の話は、「人間関係」や「仕事のパートナー選び」にそのまま転用できると思います。


それでは始めます。


そもそも「本当の自分」なんて存在しない


「アホの坂田」「お前、アホやなぁ」…

関西では「アホ」は(声のトーン次第で)誉め言葉として使われますが、関東では「アホ」は悪口としてカウントされてしまいます。


高校卒業から東京で大学生活がスタート。

まず最初に躓いたは、この「言葉の壁」でした。


愛情を持って喋っても「言葉がキツい」と煙たがれてしまうのです。

「怖い人」と思われてしまって、なかなか苦労しました。


そこで、明石家さんまサンを研究してみたところ、ゲストの方の話を受ける時に「なるほど。ついつい○○をやっちゃうんだ?」と、語尾を「だ」で終わらせていることに気がつきました。


全国ネットの時のさんまサンは関西弁じゃなかったんです。

「関西弁風」です。


話は少し変わりますが、僕は日本語が苦手な生徒さんのレッスンに行くと、腕や肩の動きや、眉毛の動き…つまりリアクションが少し派手になります。


意図的にリアクションを派手にしているわけではなくて、「リアクションを派手にした方が伝わる」という経験を何度か重ねているうちに、ついついそうなったのだと思います。


ついでにいうと、日本人の生徒さんといる時よりも二段階ぐらい性格が明るくなります。

そりゃあもう底抜けに明るいです。

「変顔」をしたりしますww


言葉だけでなく、性格まで変わっています。


じゃあ、その時の明るい諸江が「嘘をついているか?」というと、そうでもありません。

全国ネットの明石家さんまサンが嘘をついているか?というと、そうでもありません。


これについて、作家の平野啓一郎さんが著書『私とは何か』の中で、【分人主義】という考え方を提唱されています。



【分人主義】とは、「コミュニケーションは他者との共同作業であって、会話の内容や口調、気分など、すべては相互作用の中で決定されていく」という考えです。

つまり、

「同窓会で地元の友達と加賀弁でグダグダ喋る諸江」も諸江で、「日本を牽引する起業家生徒達と丁々発止の議論をする諸江」も諸江で、そこに「本当の自分」という中心はない、と。

 

「自分」は他者との共同作業によって誕生するものなので、共同作業をする相手(コミュニティー)の数だけ「自分」がいるわけです。

「本当の自分」は幻想でしかなくて、そんなものをわざわざ作り出すから、そもそも存在しない「本当の自分」と違う自分を出している時に、「これは本当の自分じゃない」というストレスを覚えてしまうというのです。

面白い考え方ですね。

 

東京進出を果たした人は、「東京」との共同作業で、言葉も性格も少しマイルドな「自分」を作り出します。

これを受けて、地元の友達が「変わってしまった!」「もっと加賀弁を使って!」と騒いだりするのですが、【分人主義】の考えでいうと、この批判はマナー違反です。

Aのコミュニティーにいる諸江さんと、Bのコミュニティーにいる諸江さんは別人なので、コミュニティーの枠を飛び越えて、諸江さんに「首尾一貫」を要求するは少々酷です。

「学校でのキャラを家の中(親の前)でも出せ」と言われたら辛いじゃないですか?

あの感じですww

……「理屈」はスッゲー納得できます。

自分自身、【分人】という考え方で救われる部分もメッチャあります。

頭の中では【分人主義】に大賛成です。

たださ……

他人に対して「首尾一貫して欲しい!」っていう気持ちって、ありません?

テレビで関西にいる時と、関東にいる時で、言っていることが違うヤツ、ちょっと嫌じゃね??

僕は、若干、気持ち悪いと思っちゃいます。

この場合、関東で撮っている番組が関西に流れていることがそもそも問題なんだと思います。

どうやら、コミュニティーの枠を跨いでしまうと、いろいろと摩擦が起きてしまうようです。


このことを踏まえた僕たちスタッフの動き方を、『モロオフ会』コミュニティの方でまとめますので、興味がある方は是非覗いてみてください。

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