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あのトワイライト

午前はなんと無く時間を潰して、コンビニでポップコーンを買って、何も観ずに一瞬で食べた。なんとなく映画を観ようと思ってたけれど、観に行くことにした。サンセットサンライズ。なんとなく観たかったのと、なんとなく家にいたくなかった。新宿め深夜からライブだった。19時に家を出る予定が、1日暇だったのもかかわらず、乗る予定の電車には間に合わなくて相も変わらず意味わからない。夜から向かう新宿は少し不安で緊張した。まばらな観客。21時前から始まる映画にしては人がいる気がした。サンセットサンライズはすごくいい映画だった。コロナ禍で動く物語だったから、なんとなくコロナ禍を思い出した。感染とかディスタンスとかステイホームとか、みんな不安で寂しそうにしていて、俺もそんな風にした。でも本当はコロナなんかなくても不安で寂しい生活だったから、それが世間の一般になったことに少しホッとしたりした。毎日ラジオと音楽を聴いて、映画を観て、それはコロナ禍じゃなくてもおそらくそうで、それは世間では孤独とか虚しいやつだと思われるかもしれないと、難しいけれど、恥ずかしかった様だった。でもそれが合法というか、他人の目を気にせずそう居られて、嬉しかったりした。新しく始まる大学生活で置いて行かれていくことに言い訳があって嬉しかった。でも思い返せばコロナが無ければなんて言う。過ぎたことにはなんもでも言えるから。映画は宮城が舞台で、震災からの復興という要素もある。田舎の人たちの気持ちや考えが言語化されていて、それが本当かは知らないけれど、嘘ではないと思った。田舎の人は東京をずっと見ているけれど、東京の人は見向きもしない。震災でやっと見てくれたと。なんか地方というものが漠然と怖くて、東京から離れれば離れるほど不安になるから、もっと知らなければいけないと思った。そのあとは吉野家で牛丼をかけ込んで、ライブ。the dadadadysオールナイトライブ。0時から4時過ぎ。かなり疲れたけれど、去年より全然平和で安心した。アダムの歌うSunny car washを久しぶりに見て、あの歌たちだけは本当に青春というか、高校生から20歳になる直前のあの時期にしか聴いてなくて、その時期には1番くらいに聴いてたから、はっきりとあの頃を思い出す。ダダダは心から楽しかった。小池貞利は改めて信頼できすぎる愛している。イカれている様で本当は真面目で孤独の様だった。だけれど歌を通してパワーをくれるから、身を削ってる。だから刻まれる。ありがとう。帰りの電車、寝てたら乗り過ごすだろうなぁと思ったら、あまりにも乗り過ごした。朝焼けに起こされた健康的な朝だったけれど、気づいたら15時まで寝てた。悔しい。

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