
孤独と祈り
今日、二度寝をした。意識があったのに、起きてるつもりで夢を見ていた。なんだか楽しい夢で、寝たいというよりは見たいという感覚だった。起きる時には遅刻が迫っていることに気付いてた。電車で寝た。何も見なかった。なんだか1日怠くて、それは月曜日というよりは季節から来ているようなもの。この先が不安。急いで歯を磨いたから舌を磨いてなくて、なんだか口が気持ち悪かった。昼は絶対に日高屋のまぜぞばと決めてた。昨日夜、あの娘がナンを2枚食べ切っている姿に憧れた。だから大盛りにした。カフェの喫煙所で煙草を吸ってたら、入ってくる先輩と目があった。なんだか日常の中にいる、野生の先輩を見たようで嬉しかった。寒いのにアイスコーヒーを飲んで、口が気持ち悪いのにさらに気持ち悪くもなった。仕事は大量の資料作成で、気づけば夜になっていたけれど、それはそれで今日の俺にはよかった気もした。帰り道、巨人対DeNAを見た。もちろん巨人を応援していたけれど、負けた時が嫌で応援しきれない中途半端な自分がいた。ずるい。負けてしまったけれど、スポーツ選手ってカッコ良すぎる。努力の極みのような気がして。俺もそうなれるのかな。あの娘からの返信にいいねで終わらせた。仕方ないと思う。本当は今日も明日も会いたいけれど、そんなの気持ち悪いし、嫌われたくないから。ずっとそう生きてきた。名前すら呼べないなんて当たり前で、何が本当かもわからない。好きな人を思うと鼓動が速くなって、いつもより疲れる。みんな本当なのか、それもと誰かなのかな。みんな自分のこと気持ち悪いと思っているのだろうか、隠してるのかな。自分の気持ち悪い部分はもちろん人には見せないようにすると思うけれど、その気持ち悪い部分を受け入れてくれる人が合う人ということじゃないの。でもそれは後だしでしか試せないような気がする。最初からその部分を曝け出していたら会うことすらできない気もするし、関係を継続したいなら隠し続けるべきだと思う。でもそのままだと本当の自分ではなくて、それはもはや現実であって現実ですらないような気もする。みんなの本当はどこにあるんだ。みんなの頭の中はうるさいのかな。あの娘の頭の中がうるさいといいな。そしていつかそのうるささを口にして、笑ってほしいし、泣いてほしい。そんな日は来るのかな。時間が経つのは早いと季節の変わり目にはいつも思う。当たり前だ。