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【舞台メモ】海をゆく者
演出 栗山民也
出演 小日向文世 高橋克実 浅野和之 大谷亮介 平田満
アイルランド、ダブリン北部。海沿いの町にある古びた家に、若くはない兄弟が二人で暮らしている。酒のみの兄は最近目が不自由になり、その世話のために戻ってきたという弟は、酒癖の悪さで多くのものを失い、今は禁酒中。クリスマスイブに兄弟と友人と来客で飲みながらポーカーをして、これからの人生を考えさせられたような、何もなかったような話。
久しぶりの舞台。
ビールも飲んでないし昼だから眠くならないだろうと思っていたのに、会場が暗くなったと思ったら眠くなってしまい、うつらうつらしながら「今後見にいくならミュージカルにしよう」なんて思いながら鑑賞。
そんな出だしでしたが、結果、
渋くて贅沢でとてもいい舞台でした。
5人とも芸達者なおじさま方。
やっぱりベテランて違うね、安定感。
寂れたおじさん達がクリスマスイブに飲みながらしゃべりながらポーカーして夜を明かす話。ただそれだけなものの、深いようで、何にもないようで、結局何も変わらないかもしれないけど、でも見終わった後はさわやかな気持ちになりました。
大どんでん返しが、えぇ?そこ?っていう簡単な仕掛けで大うけ。
でもこうなって良かった。
登場するおじさん達がみんな不器用で勝手なことばかり言ってるけど、でも仲間を思っているところが伝わってくる。あ、1人以外。
ちなみに海をゆく者は1人もいませんでした。