【子育て】教える教わる。育つ育てる。
↓この時の出来事の続きです。
私が息子のゆゆた(仮名)に当たってしまったときの出来事。
私は息子の、とある行動に、イライラしてしまった。
その日の寝る前に、私は息子に「そこのタンスにあるスリーパー取っておいで」と伝えた。スリーパーは階段下の小さなタンスにある。息子は、この階段下が「怖い」のである。息子がここに行けるようになるためには、階段の電気がついていないと無理だ。それは私も今までの経験上知っている。この時は、階段下の電気がついていた。私から見れば“階段下の電気”だろうが、“階段の電気”だろうが、タンスのある場所の明るさは変わらない。むしろ階段下の電気の方が明るいのではなかろうか、、、?
でも、息子は「階段の電気」にこだわる。だから、
「ここの(階段の)電気がついてないから行けないんだよ〜。。」
と言ってスリーパーを取りに行かない。
いつも早く寝られるように段取りを組んでいるのだが、なぜだかいつも就寝前はスムーズに行かない。結局この日もスムーズじゃない。前回の記事で書いたことも相まって、私は声を荒らげてしまった。
「そこ(階段下)の電気がついてるから明るいでしょ!?明るいから行けるじゃん!!自分で取りに行ってきなよ!」
私が大きい声を出すものだから、そして、息子の理想の電気のつき具合(笑)じゃないから、息子は軽くパニックになる。階段下とリビングを行ったり来たりしながら泣く。私はさらにイライラして畳みかけた。
「取りに行けないなら、先に寝室行ってるからね!!」
息子は大泣きで、顔をぐちゃぐちゃにしながら「待ってぇ〜!!!」と走ってくる。
ここからは、前回書いた記事の通り。
そしてまた、ここで例の本の教訓を実行に移してみる。
子育てに遅すぎることはない。気づいた時に謝る。
そしてきっと、私が息子に怒った件もまた、過去の私の体験に由来するのだと思う。それについても考えた。
翌日の朝、保育園へ向かう車の中で、私は息子に謝った。
「昨日怒っちゃってごめんね。階段の電気がついてなくて、スリーパー取りに行けなかったんだよね。階段の電気がついていないと怖いもんね。」
「うん。僕ちょっと不安。(階段の電気がついていないことが)」
「そうだよね。不安なんだよね。。。ママはさ、チャレンジしてもらいたかったんだ。ママが小さい時、何でも怖くて何にもチャレンジしてこなかったから。でも、今思うとね、『勇気を出してチャレンジしたらよかったなぁ』って思うことがたくさんあるのよ。だから、ゆゆた(息子)には、いろんなことチャレンジしてもらいたくって。でも怖くて不安なのは嫌だよね。ごめんね。」
「うん。」
と息子は、聞いてるのか聞いていないのかよくわからない返事をして、そのまま話は終わり、保育園へ登園した。
自分が幼い頃、何も挑戦できなかったのは事実だ。失敗したらどうしよう、失敗したら恥ずかしい、失敗したら怒られる。失敗したら、大人を幻滅させてしまう、大人の期待に沿わなければならない。そんな気持ちばかり先行して、恥ずかしがり屋で人見知りで、新しいことをするのが苦手で、人前に出て何かをするのも怖かった。そんな自分がずっと嫌いだった。自分がコンプレック的に持っている過去の体験は、我が子に「自分と同じ目にあってほしくない」と思うあまり、過剰に反応するのではないだろうか。
そしてそれは自分だけじゃない気がする。
その日の夕方、家に帰ってきて、お風呂に入りご飯を食べ、少し遊んで夜も更けた頃、息子はいきなり階段下へと走り出した。今日は階段下の電気も、階段の電気もついていない。リビングの明かりがすこーし、階段下を照らしているだけである。そしてスリーパーを取ってきて、私の元へ来て
「ここ(階段下)ね、暗かったけど、ゆゆた頑張ったんだよ!チャレンジしてみたんだよ!!」と言った。
え!?!?????
母泣くんですけど!!!!(;ω;)
どういうこと????
なんで???
そんなに私の話響いてた?
全然そんなふうに見えなかったけど?笑
なんか無理させちゃった?
ちょっと圧が強かったかしら。。。
言い方が強くて強制させちゃったかしら。。。
と、脳内プチパニック。
無理させてしまったなら、申し訳ないなと思いながらも、目の前にいる息子は満面の笑みである。
うーん、、、だったら一緒に喜んでおこう!
息子よ。きっと、気を遣ってくれたんだよね。
ありがとう。
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