今のスロットってなんなの⁇

年齢が大体予想できてしまうからこそ、あえて昔のことを語ろうとは思わない、、、

だが、あえて語ろう!

そう、まだ二十代を迎えて間もない頃であった。
仕事はしているが、休みの日とか言えばまるで夢遊病のように足が向いてしまう場所、、、

そう、パチ屋である。

あの場所には、人の生き死にさえも左右してしまうほどの天使と悪魔が混在するこの世にまたとない聖地であるのだ。

おそらく、私と同じ時代を駆け抜けた人ならばこの比喩の仕方が大袈裟でないことは感じていただけるであろう。

ハイエナという言葉さえ、実物の生き物を知る前に知ったワードである。

それは、大袈裟ではあったが、、、

それほど、あそこには生き血を求める血に飢えし生き物が蠢いていたのである。

その中で、容易く人の心を根本からへし折る残酷さと天を仰ぐほどの快楽を与えてくれたものだ。

そんな乱世の時代を生き抜いてきた我々世代が、
今の風営法にがんじがらめにされたスロットに魅力を感じているのだろうか、、、

否、感じているものは少ないはずだ!

先日なんの気になしであるは、久々に弱肉強食の世界に赴いた時である。

何だか、空気が私が知っているそれでない。

タバコの煙にむせ返るほどの熱気と、ギラついた視線が行き交う場所でなくなっていたのだ。

そして、システムに関しても全く心臓に優しい感じ。

おや?私が知ってるスロットではない。

初めに感じた感想がまずそれだ。

時代は変わったのだ、そう受け止めることが頭ではわかっていも身体が分かってくれないのだ。

私はあの時、おそらく過呼吸に陥っていただろう。

自分の知りうる世界の変貌ぶりにただただ戸惑っていた。

最終的に何が言いたいかというと、ギャンブルなんてするもんじゃない。

どんな世界にも良い時代と、悪い時代があるということだ。

それを知れ、外に出た私の頬には一筋の涙が伝っていた。

あー、いい時代を過ごせたのだと。

そんなオッサンのボヤキでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?