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LINEが苦手な父の日
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父からしばしばこんなLINEが来ます。
文章力もフリック力も句読点を打つタイミングも無茶苦茶なのですが、いつも父の文章には見た人をほわほわした気持ちにさせる魔法がかかっています。
久しぶりの更新です。
無才の守時加菜です。
オセロが得意なのでAIと対戦するアプリをプレイしてみたのですが、AIが私が石を置いた瞬間に次の手を打ってくるので対戦の雰囲気を全く味わえず悲しい夜10時を迎えています。
今日ははじめて家族の、というか父の話をします。
父はドがつく不器用男です。私が髪を切って帰っても素直に良いと褒めれなかったり、美味しいご飯を食べに行ってもまあまあやなみたいなリアクションをしたりします。傍からだとめんどくさく見えるかもしれないけど、私はこの不器用さが逆に父らしくて好きだったりします。
あとはお菓子が大好物です。食べすぎで病院からメタボ認定されて凹んでたこともありました。母が私と姉のために買ったお菓子も食べてしまうので、本当に食べたいお菓子は棚の一番奥に置くとバレません。
小さい頃から二手に分かれて行動するとなると、なぜか母と姉、父と私に自然と分かれます。
父とは性格が似ているからなのかなと思います。
素直になれないところや思い立ったらすぐ行動するところ、思ってもないことを口にして後悔するところ、野菜が嫌いなところ、味の濃いものが大好きなところ、アウトドアで遊ぶのが大好きなところ、人のお世話をしたがるところ、かまちょなところ、あげるとキリがないことに今気づきました。
父と私が似ていたというより、一緒に過ごしすぎて父に私が似たの方が近いかもしれません。
私がバンドをやりたいと話した時も、多くは聞かず"今死んだら後悔するんじゃけえやればええ"と言って母を説得してくれました。
良いところいっぱいの自慢の父です。
そんな父はLINEがとにかく苦手です。
はじめたてのころは、ちょっと構成が詩人っぽいしわざと味のある文を書いているのか?って思っていたのですが、どうやらそうではないようで心配になっています。
そして一昨日は父の日だったので、いつもありがとうと送るとこんな返信が来ました。
「メッセージありがとうな、自分のやりたい事を頑張り、いつでも母さんと応援してるからな、体だけは気をつけて、帰れるときは帰ってきてみんな待ってるよ、また困ったたらいつでも言わんとあかんで、頑張り」
決して上手ではないけど、父の文章にはやっぱり魔法がかかってる。