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カンボジアと大島のゲストハウスが、東京都の税金泥棒をした問題。両代表の責任のなすりつけあいが勃発中のようです

CARAVAN JAPAN社による、地域通貨不正使用詐欺事件。

NHKや日経新聞で報道され、MXテレビで小池都知事がコメントするなど、大事になってきています。

私の所にも、舞台となったカンボジアのゲストハウスに宿泊してきた人をはじめ、現地在住者、関係者などから様々な情報が入ってきています。

今回は、その情報から浮かび上がってきた、CARAVAN BLANK(カンボジアのゲストハウス)とCARAVAN JAPAN本社の、醜い(往生際の悪い)責任のなすりつけあいの内容を解説いたします。

カンボジアのゲストハウスは今、どうなっているのか?

この事件の内容を簡単におさらいすると、こうなります。

1.CARAVAN JAPAN社が運営するカンボジアのゲストハウス CARAVAN BLANK で、電話番号などを登録したら無料で泊まれるキャンペーンを実施
2.その個人情報を使って、CARAVAN JAPAN社が、東京都の地域通貨を不正購入
3.不正購入した通貨を使って、東京都の税金をだまし取ろうとした疑い(東京都から金が支払われる前に発覚)

詳しくは、こちら
カンボジアのゲストハウスが、学生騙して東京都の地域通貨を不正利用し、税金泥棒しようとした問題 その手口と対策

まず、この無料宿泊をうたっているカンボジアのゲストハウスの様子を、現地で宿泊した人に聞いてみました

「僕たちが宿泊したときは、このニュースは表沙汰になっていました。泊まる寸前に、Yahooニュースで見てびっくりしたのを覚えています。

この事件について話を聞くと、カンボジアの代表者の土屋柊一郎氏をはじめとするスタッフは、『自分たちはよくわかっていない』と言うことしかいわず、なにを聞かれてもはぐらかしていました。

部屋は掃除がされて折らず、ゴミ箱も山盛り、スタッフの態度も悪く、まともにゲストハウスとして運営されているとはとても言えない状況。

それでも『4月にはCARAVANから独立し、名前を変えてゲストハウスを建て直す』と言っていました
ちなみに、個人情報を出すことなく、無料で宿泊できました。」

この代表 土屋柊一郎氏は、世界一周一輪車少年を名乗り、クラウドファウンディングでお金を集め、一輪車で世界一周をしたあと、CARAVAN社に就職し、カンボジアのゲストハウスの責任者になったそうです。

気になる発言は

「この件についてはよくわからない」
「独立して再建」

ですね。全て、大島のCARAVAN JAPANがやったと言いたげです。

これに対し、大島のCARAVAN JAPAN 代表取締役 近藤 佑太朗氏の声明をみてみましょう。

「しまぽ通貨 カンボジアでの不正利用に関して」

この度、当社が運営するカンボジアのゲストハウス「CARAVAN BLANK」において、島嶼(とうしょ)地域で使えるプレミアム付き電子宿泊旅行商品券「しまぽ通貨」の不正利用について、事実調査を行った結果、不正利用が発覚致しました。

つきましては、現在の組織管理体制では国外での再発防止の徹底は困難と判断し、当社取締役会においてカンボジアでのゲストハウス事業の撤退を決定致しました。

重ねて、関係者の皆様にご迷惑をおかけしました事を、深くお詫び申し上げます。

この度の事態が発生致しました事を厳粛に受け止め、社員一同、決意改め、信頼回復に向けて誠心誠意邁進して参ります。

平成 31年 2月 15日
株式会社 CARAVAN JAPAN
代表取締役 近藤 佑太朗

原文は、こちら

こちらは、
「(私たちが知らないところで行われた)この事件について、私たちが調べた結果(カンボジアが)やっていた事が発覚しました。
従って(カンボジアが悪いので)
カンボジアから撤退しますが、大島はまだ頑張ります」という意図が見えるような文章になっています。

あくまで、カンボジアがやった。と言うことにして、カンボジアだけを閉店し、大島は継続させたいようです。

大島:近藤佑太朗氏と、カンボジア:土屋柊一郎氏、嘘をついているのはどっちだ?

カンボジアも、大島も、「うちじゃない方がやったことだ。うちは続ける!カメラを止めるな!」と言っております。

では、客観的に見て、どっちが詐欺事件の主犯なのでしょう?

1.カンボジアの状況
本事件が発覚する前、カンボジアのゲストハウス CARAVAN BLANKに宿泊した人によると

「宿泊の際に、携帯から、日本のDoCoMoのSIMカードを抜かれ、スタッフはそのSIMカードを持って、奧に消えていきました。数十分後、そのSIMカードは返却されました」

ということです。

SIMカードをもって奧に消えていた数十分間の間に、東京都の地域通貨「しまぽ通貨」を購入したことはほぼ確実です。(しまぽ通貨は、Webから日本の携帯電話番号を入力し、その番号に届いたパスワードを入力しないと購入できません)

顧客のSIMカードを預かり、それを使って、日本の東京の離島でしか使えない地域通貨を購入するという、どうしようもなく不自然なことをやっている。これを、詐欺事件の全容を知らないでやっているということは、ほぼあり得ないでしょう。

2.大島の状況
こうやって購入したしまぽ通貨ですが、東京の離島で使わなければ、ただの電子データに過ぎません。

報道によると、CARAVAN JAPAN社は300万円分も購入していたということで、現地で普通に使用するために購入したというのは不自然すぎます。

従って、「大学生の名前で購入した通貨を、自分の大島のゲストハウスで使ったことにして、その代金を東京都に請求しようとした」という可能性が極めて強いということになります。

このように、客観的に状況を見てみると、誰かがしっかりと計画をし、カンボジアと大島両方が役割分担をして実行した、組織的な犯罪である可能性が強いということになります。

このCARAVAN JAPAN社は、学生団体に協賛金を支払って、個人情報を集めていた

都内で会って、メールアドレス、電話番号などを登録してくれる学生団体に、無料宿泊&1人500円の協賛金をプレゼントなどというキャンペーンをやっていたようです。

こうやって、カンボジアに来ない人も巻き込もうとしていたことがうかがえます。

東京都の次にひどい目に遭っているのが、カンボジア人スタッフ

この事件の被害者は、お金をだまし取られた東京都です。
(名前を無断使用された大学生には、直接の被害は出ていないはずです)

その次に、かわいそうなのが、カンボジア・シェムリアップのゲストハウスで働いているカンボジア人スタッフです。

どうやら、本事件に関して代表 土屋柊一郎氏をはじめとするスタッフからは何の説明もなく、仕事場がこれからどうなるか、何の説明もないそうです。

少なくとも今はまともに経営をされておらず、宿としての収入は非常に少ないため、このまま行けば経営は行き詰まることはわかっている。
撤退をするのであれば、新しい仕事を探さなくてはならないのだが、とにかく情報がない、と困っているわけです。

カンボジア人スタッフが、この詐欺事件に関与している可能性はほぼゼロであり、完全な被害者です。

こうやって、東京都の支援を受けて、若者が意識高く作った田舎と途上国のゲストハウスが、東京都とカンボジア人に大迷惑をかけているという状況は、非常に残念でなりません。

本件に関しては、乗りかかった船ですので、私の方で適宜情報をまとめてこのページでお伝えしていきます。まあ、事件の真相に関しては、これから警察の捜査が入り、近いうちに真実が公表されると思いますが。

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