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就活で大学名を見るのは、差別なのか?

就活に関する講義をしていると、よく聞かれるのが、こんな質問です。

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まあ、大学生になった今、これから大学名を変えるのは難しいので、聞いておきたいことでしょう。

ちなみに、答えはこれです。

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で、この理屈をしっかり説明すると、こんな事を言ってくる人もいます。

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残念ながら、差別ではありません。

就職試験で見られてるのは、あなたの人生全て

と、いうのも就職活動の採用試験というのは、ESの文章や面接の受け答えだけで判断しているわけではありません。就活生の20年間全てを判断してるんです。(これが、紙の試験一発勝負の大学受験との大きな違いです)

判断材料はいろいろありますが、大きく分けると2つ
1. 今、どんな仕事ができるか?
2. 将来、どんな仕事ができるようになりそうか?

です。
そして、大学名は主に、2の将来の判断に使われます。

難関大学に入学できた人というのは、多くの人が
1.才能がある
2.努力をした

の片方もしくは両方を有しています。

1.才能があるに関しては、与えられた問題に対して、制限時間内に、暗記をした情報を取り出す または、その場で思考することにより、正解を導き出す才能。これは、多くの仕事で役に立ちます。

2.努力をしたに関しては、目標に向かって、嫌なことでも頑張って続けることができたという証拠。仕事には嫌なことがたくさんあります。それを途中で投げ出さない人は、企業にとって魅力的です。

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もちろん、生まれつき嫌なことでも我慢できる人と、我慢できない人がいます。
でも、20歳を超えた今できることって、努力ができることを証明するくらいしかないんですよ。
ただ、その努力のしかたに、コツがあります。

努力のコツ

成果が出やすい努力をするんです。そして、才能がある人があまりやらない努力をするんです。

例えば、語学力。
生まれつき、暗記力が高い人、耳がいい人、構文理解力が高い人は、あっというまに語学を身につけます。

(昔、東欧を一緒に旅行した私の友人は「クロアチア語はロシア語に似てるから単語覚えれば、だいたい喋れそう」とかいって、ハンガリーからクロアチアに向かう電車の中で辞書読んで、クロアチアに着くなり、クロアチア人と会話してました。)

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こんな人と、語学力で争って勝ち目はないし、企業はこういう人はぜひ採用したいと思うはずです。

でも、暗記力が低くてこんなことができない人はどうすればいいでしょう?
例えば、語学ができなくても、外国人と会話をするための努力をすればいいんです。

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語学を使わずに外国人と話をする方法のひとつがGoogle翻訳などを使ってチャットで会話をすることです。
翻訳アプリの性能はすごく上がっており、正確な文章であれば、ほぼ完璧に日本語から英語に訳してくれます。
ただ、完璧ではなく、主語がなかったり、語順が不正確だったり、間違いやすい単語を使ったりすると、変な訳になってしまいます。

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一応、カンボジアにも会社持っており、ちょいちょい外国人とメールで話したり、契約書書いたり読んだりするんですが、
1年間「自分で英語を書かずに、全部翻訳アプリで訳すチャレンジ」
をやってみたんです。

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日本語書いて、英語がでて、変だと思ったときに、英語を直すんじゃなくて、日本語を書き直すという、めんどくさい事を続けていると、自然と翻訳アプリが間違いにくい日本語が書けるようになるんです。

語学が得意な人はこんな努力はしない。でも、翻訳アプリを使って仕事ができる人は(完璧に英語が話せる人の半分くらいは)役に立ちます。

ちなみに、私は、1年間これをやって、ノートラブルです。

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やってみた実績が大切

このような努力をアピールするときに大切なことは、実績です。
私がただ「努力した」というだけなら誰も信用しませんが、

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って言えば信頼できるじゃないですか。

なので、大学の名前が有名ではないことが不安な皆さんは、大学名以外のところで「努力ができますよ」とアピールしましょう。

コストパフォーマナスがいいのは「他の人がやらなそうなこと」「仕事に役立ちそうなこと」
でも、スポーツとか研究とかの「多くの人がやりそうなこと」で「仕事に役立ちそうなこと」でもOKです。

ちなみに、会社から見て一番要らない人材は

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とだけいって、自分では何もしない人です。

こういう人は、会社に入って成果出せなくても「会社が悪い」「上司が悪い」としか言いませんから。


そんなあなたに努力をする場


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