モリゼミvol.2に参加して思うこと
昨日はモリゼミクローズドの会vol.2ということで、各チームの進捗報告が開催されました。世界の市役所をハックする!は、デンマークについて知ることで考えを深めることができるだけでなく、他の国の特色やその背景を知ることができる貴重な機会でもあるため、せっかくなので、それぞれの発表を聞いて感じたことを記してみようと思います。
1. エストニア【デジタル化】
1997年から国を挙げてIT化を推進していたとは、とんでもなく時代を先取りしている印象。普通の感覚だとそれにメリットが見えない中でコストとリスクを承知で進んだわけだから、それなりの理由があったのだろうなぁ思い、その背景にとても興味が湧きました。
気になったのは、「悪用される心配がない」という強い前提を置けているのはなぜか?「スマートレイジーライフスタイル」とはどんなライフスタイルなのか、それをなぜ推しているのか?というところ。ここからどんなリサーチに進んでいくのか楽しみです。
2. オランダ【多様性】
森先生のお話を聞いていて、たしかに多様性ってその言葉だけだとふわっとしているのかもと考えるきっかけになりました。「なにが」多様なのか、そしてその多様性が「なぜ」生まれているのか、その多様性が「なにを」生み出しているのか。多様性は目的ではなく手段であると聞いたことがあります。そのあたりが聞けると楽しそうだなぁ。
3. 台湾【政治】
若者の投票率の高さへの考察をとても興味深く聞かせていただきました。選挙のエンタメ化が本当に意図されて、それを狙って実際に若者の投票率が挙がったのだとしたら、実に面白い戦略だと思います。そのあたりを実現した戦略立案者やリーダーシップについても知りたいなぁと感じました。アイデンティティについて、「だれの」アイデンティティなのか、という森先生の問いは非常に重要な視点であり、そこを曖昧にせず切り込むあたり流石だなぁとひとりで感動。
4. ことばの重要性
ここ1~2ヶ月、とにかくことばの使い方について考えさせることが多い日々でした。ここ世界の市役所をハックする!でもそれは同じ、いやむしろ、ことばが違う国のことを、ことばの使い方が違う人たちで集まって議論しているのだから、その重要性はより高いのかも知れない。そんなことを考えさせられた時間でした。
ことばをきれいにつかえる人になりたいものですね。