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Didit のロゴづくり。

新規事業の名前は決まった次はロゴづくりだ。

ロゴをつくる際の手順として、まずは漠然としているイメージを明確にしていく、その明確になったイメージをカタチにしていく、という2つの段階がある。

漠然としているイメージを明確にするために、まず行う作業がキーワードのリストアップ。今回は「発達支援」「インクルーシブ」というメインのキーワードがあるので、それに付帯するイメージを考えていく。

子ども
発達支援
感覚統合
よわい
つよい
多様性
可能性
社会との関わり方
許容
居場所
生きがい
やりがい


これらのキーワードから連想したのは「やさしさ」。そこに「楽しさ」や「嬉しさ」なんかも入ると、いろんな人を巻き込みながら事業として成長していくというイメージがもてる。

というわけでロゴのイメージは、やさしさ、楽しさ、嬉しさ でいくことに。

次は、このイメージをカタチにしていく作業。今回は何となく手描きのロゴが良さそうだなと思い、様々なパターンを描いて、スキャンして、整えて、組んで、、、という作業を行っていく。

だいたいこれの5倍くらい描いた。


「多様性」ということを考慮すると、いろんな色を入れたくなるけど、逆に何でも許容する「単色」というのもありなんじゃないか。なにもイメージさせないということは、可能性を感じられる。…などなど考えながら…

この他にもたぶん40〜50パターンくらい組んだと思う。


うーーーーーーーーん。

なんか違う。デザインコンセプトや方向性は良いと思うんだけど、なんというか、上がんないんだよな。ロゴ見たときに、気持ちが「ウワーッ」てなんない。

ぼくはデザインするときこの「ウワーッ」という気持ちを大切にしている。出来上がったものをみたときに嬉しくなるというか。まずは自分を喜ばせられなくちゃダメだよなと思ってる。

で、今回のロゴ。「手描き」「単色」。コンセプトは正しい…と思ってる。でも正しいことが正解じゃない。「正しい」よりも「嬉しい、楽しい」が大切だ。

ということで一旦カタチになったものを捨てて、振り出しに戻る。カタチづくりのやり直しだ。

子ども
発達支援
感覚統合
よわい
つよい
多様性
可能性
社会との関わり方
許容
居場所
生きがい
やりがい
 +
やさしい
楽しい
嬉しい


「やさしい」とは「強い」ことでもある。強さを表現するとなると、手描きではない。しかも手描きだと、なんとなく(発達支援の事業として)それっぽくなってしまう気もする。そうではなくて、ちょっと違和感を覚えるくらいの、それっぽくないものを作りたい。流されないロゴにしたいのだ。

「嬉しい」を考えてみる。みんなが嬉しいこと、思わずにっこりすることってなんだろうと考えたとき、食べ物だと思った。美味しいものを食べたときに、嬉しくない人なんていないよね?

この「Didit」は子ども向けの事業でもあるので、美味しい=お菓子ということで「グミ」をイメージしてみる。あのムニュッとした感じとか、いろんな種類、色、食感があるところなんか楽しいし、多様性をイメージしやすい。

最初の案では「やさしさ」や「多様性」を手描き文字で表現しようとしていたが、「強さ=直線」「嬉しい=美味しい」をイメージしながら組み直したロゴがこれ。



最初のロゴからはまったく違うものになったけど、組み方によっては色々と遊べそうだし、単色でも多色でもいけそう。


単色は小さくワインポイントで使うときに良さそう。



ブロックみたいなカタチなので、グラフィックも色々と遊べそう。


色は使用するシーンによって変えるというのも全然ありかも。


というわけで、こんな感じでロゴになりました。みんなに可愛がってもらえるロゴになるといいな。

———

〈追記〉
先日の展示会で着用したTシャツのデザイン。

フロントにはシンプルに中央にロゴを配置。

そしてバックのアートワークは、トッケンのキャラクター「KENTA」と、Diditという新規事業の名称を、その由来とともにさりげなく配置。

You did it. I knew you would !(やったね!できると思ってたよ!)


これからDiditのロゴを使ったグッズも色々と作っていきたいなーと思っています。


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