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磐梯吾妻ヒルクライム 土湯ステージ
3位 55:56
人間なので負けたレース(しかもボコボコ笑)のnoteは筆がのらない。けども心のどこかに常にnote書かなきゃ・・・という宿題がひっかかっていて、ようやく書く気になった。
初日の高湯側は傾斜がきつめの軽量級クライマー向きのプロファイル。二日目の土湯側は登りとアップダウン、平坦が繰り返されるピュアクライマーじゃなくても戦えるコース。雰囲気としては矢島に似ている。自分は登りっぱなしよりも途中で下りがあったり平坦があったりするコースが好き(得意)なので、初日よりは可能性あるかなと思っていた。
初日終了直後はあまりに走れなくて落ち込んだりもしたけれど、二本松で押さえた宿が良すぎてどうでも良くなる。
あまりに良すぎて宿のTシャツやらキャップやらを買ってしまった。良い宿に巡り合えるのも遠征の醍醐味だ。
レース開始
初日と二日目では面子が多少変わって、クボくんとスズキさんが抜けて、ミハラくんとサカタさんがIN。初日優勝のマツダさん、マツシマさんと私が連続出走で二日目も5名出走。
出走前の雰囲気は少人数だからということもあってとても良い。初日を経て自分の走力がわかったので(わからせられたので)変に緊張もせず。
日向が暑くてみんなで日陰に避けてスタートを待つ。ワイワイしていたらあと1分でスタートしまーすという声掛けを受け、バタバタと準備。
スタート直後から狭く道が悪い下りが続くので、ミハラくんの提案により下りが終わった後からスタートにしましょうやということになった。この提案がなければサカタさんが最初からぶちかます予定だったらしい。危ない!
そんなこんなでスタート。件の下りはすぐに終わり、6%くらいの登りが続く。大体15分の登りがあって、そのあと平坦になる。
初日の疲れもあるのか、最初の登りは淡々と進行。このまま行ってくれれば楽なんだけど、と思っていたら12分過ぎからマツダさんがアタック。ミハラくん、マツシマさんが即反応して着いていく。私は初日の反省から極端にペースアップはせず、マイペースで追うことを選択。同じようにサカタさんもペースで追う感じだったので、ツキイチさせていただく。同じおじさん組として大変頼もしい方だった(失礼)。
15分の登りということが頭にあったので、あと「3分耐えれば平坦」という呪文を頭の中で復唱して我慢。
サカタさんの絶妙ペースにより集団のケツで平坦へ突入。しかし登りが終わったわけではなく、次の登りで再びマツダさんとミハラくんが飛び出す。マツシマさんも着いていく。おじさん組はまたもやペース走に切り替え。しばらくするとマツシマさんがペースを落としてこちらのグループに合流。
これにて前2人、後ろ3人のパックが完成。
前の状況は不明だけど、後ろ3人は基本的に一定ペースで進行。マツシマさんはわざとペースを落としてこちらに合流しているはずなので、明らかに足を貯めてる感がある。いつ裏切られるかひやひやしていた。
キツイけど平和に距離を消化し、中盤~後半にかけての九十九折れ区間へ。しばらく進むとミハラくんの背中が見える。どうやら前2人逃げは崩壊したようだ。こちらの集団もミハラくんゲットだ!とにわかに沸き立つ。といってもペースを上げる脚はないので、淡々と追う。
結局ミハラくんを捕まえたのは最終版の平坦区間手前。ミハラくんにおいついたと同時に、なんとマツダさんの背中が見える。
ミハラくんから回せば追いつける!という声もあり、みんなそれぞれが頑張る。しかしまぁマツダさんはさすがに強く、追い付く気配がない。
平坦からの登り返しでマツシマさんがアタック。サカタさんが引き終わったタイミングだったのでサタカさんは反応できず。ミハラくんもしんどそう。
私はというと、番手が良くて比較的呼吸が整っていたタイミングだったので、ワンテンポ遅れながらも追う。
登り返し後は下り。コースはわからなかったけどマツシマさんのアタックの感じからラストスパートなんだなと察して、当社比頑張って追いすがる。マツシマさんのアイウェアが吹っ飛んでいくというアクシデントがありつつも、ギリギリ刺せずにゴール。タイム差は1秒だけど、レースの進め方やアタックのタイミングも上手で、完敗。
マツダさんは誰からも文句が出ないであろう勝ち方で、両日ともに素晴らしい走りだった。小柄な体だけどトルクフルなペダリング。後ろから見ていて良い刺激になった。
そして土湯ステージの個人的MVPはサカタさん。辛い場面で集団を率先して引いてくれて、粘り強い走りを間近で見られた。こういう諦めない走りをする人は大好き。サカタさんがいなければミハラくんまで追い付けていなかっただろう。
私個人としては、レース内容は決して胸が張れるものではないけれど、一応3位は3位。表彰台にはのることができた。たぬきーずジャージも2ndGenになったばかりなので、ジャージを表彰台にのせられたのは嬉しい。
レース後は立っているのも辛い爆風の中磐梯吾妻の噴火口まで登山。
やっぱり大きい山は好きだ。雄大な山の麓には平野部の街には無い独特の雰囲気があるし、観光化されている山は道も良い。
何より、福島県勢の「どうだ福島は良いところだろう」という思いが端々に感じられた。しかも主催者ではなく参加者から。それがまた良い。郷土愛がある人は好きだ。
同じ東北とはいえど福島はなかなかに遠く、敬遠しがちだったけど、富士ヒルに出たお陰で移動時間に対する感覚がバグったため福島が近くに感じる。
裏磐梯とか出るのもアリだな~と思いつつ、予定は未定。
なんにせよ福島にはまた(強くなって)お邪魔したい。
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