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#こんな学校あったらいいな

みなさんにとって、「学校」ってどんな場所ですか?

「友達と会える楽しいところ」「やる意味が分からない宿題を出してくるところ」「勉強をするところ」「本が置いてあるところ」「放課後遊ぶのが楽しいところ」・・・など。
いろんな人たちと時に楽しく、時に嫌なこともありつつ過ごす、たぶん人生で初めて出会う「社会」が学校なのかもしれないです。

思い出してみると、私にとって学校は「知らないものとたくさん出会う場所」でした。足の速い奴、字がきれいな子、虫博士、ゲームの話題で盛り上がるグループに秘密基地を作りたがる集まり。
いろんな人がいて、そして、カッコいい・かわいい子が好きな人もいれば、物知りな子が好きな子もいるなど、みんなそれぞれ自分の「好き」をもっているんだと感じていました。

そして勉強も。
私は特に理解が遅い子供だったようです。
周りの子ができていても自分だけわからず、それでも考え続けて、その末にいろいろなことがつながって一気に分かった時の楽しさは今でも覚えています。

特に好きだったのは図書館でした。
思い返してみると本当に小さく、本も特に多くはなかったのですが、いろんなマンガや、「今こんな夢の技術が研究されてる」という内容の図鑑など、何回読んでも楽しくて、友達と遊ぶとき以外はずっといた記憶があります。

こんなことを思い出しながら、もし私が今の時代の小学生になったとして、「プログラミング教育」という新しい科目に触れたとき何を感じるのか、そしてどんな風に学べたら楽しいか想像してみました。
「つまんない、何の意味があるの?」より、「楽しい、もっとしたい」のほうが皆にとっていいに決まってますし、「プログラミングってどういうことなんだろう?」という不思議について考えることは、将来の職業選択。
なんていう小さなこととは比べ物にならないくらい大切なことだと、今の私なら思います。

せっかくやるからには、やって楽しかった、ワクワクした、何かが見えた、そんな時間になってほしいと願いながら。

もし私が、小学生に戻ってプログラミングの授業を受けるとして、最初に先生から「この時間は勉強じゃなくて、本気でゲームで遊ぶ時間ですよ」と
言ってもらえたら、何かわからないけど楽しそうだ、と思えるかもしれません。
先生がただ教科書を読むだけの授業はつまらない。でも、何かすごいことをするための「ゲームのアイテム集め」だと思えたら。同じことをやるのでも楽しさが全然違って、たぶん授業が終わっても自分で調べるくらいには楽しめるかもしれないです。

そして、実際に学ぶときは、無理やりな班分けまではいらないですが、勝手に集まってわからないことを教えあったり、「裏技」をこっそり見せたり、コンピュータに向かう授業だからこそ話す環境がたくさんほしいです。
今後は授業のかたちも変わって、きっとオンラインの授業も多くなると思います。そして「コンピュータ関係の授業なんだから、オンラインのほうがいいでしょ」と思っちゃいますが、わからないことをいきなり自分一人で調べる、ってすごく難しいことです。
だからこそみんなで悩んで、知恵を出して進んでいきたいです。

そして意外なことに、プログラマーの中でもトップレベルになると(確かにクセは強くなりますが…)ひとりで黙々と何かするタイプの人はめったにいなくなります。むしろ学ぶため、正しく物事を見るためにいろんな人と話し、そのこと自体を楽しんでいる人がとても多くなります。

プログラムを作っていく中で、最初は思った通りにまず動いてくれなくて、「どうして言うこと聞いてくれないんだろう」となってしまうことがたくさん出てきます。あまりにそれが続くとやっぱり飽きてしまうので、うまくいかないときには周りの友達や先生に気軽に聞いて、少しでも進んでる感覚が得られたら頑張っていけそうな気がします。

課程が一通り終わったとき、プログラミングは「ものごとを伝える方法の一つ」なんだ、って気づけたら、たぶん世界が一気に広がって、考えること、聞くこと、伝えることの楽しさが見えそうな気がします。
プログラミングって、実はコンピュータという「人とは違う存在」の立場になってその気持ちを考えるという力がないと、なぜか動くというレベルの次にはいけない、結構難しいコミュニケーションが必要なものです。

だからこそ一度その難しさと戦ったなら、たぶんいろんな人やその考え方にも自分の考えを押し付けることなく触れることができるんじゃないかと思ってます。

よく考えたら毎日の生活の中でイヤな思いをするときやケンカになるときって「相手が自分のことをわかってくれてない」という思いがあるときが多いです。
でもそれは「相手に自分の思いを伝えられてない」「相手に思いが伝わったと勘違いしている」「相手の気持ちを自分が間違って受け取っている」というのが本当の原因だった、というときもたくさんありました。

大人も普段から実は分かり合えていないのかもしれません。

もしここまで気づくことのできる学校なら、毎日楽しいし、たぶん今後生きていく中で大事なことを学べる場になっていると思います。

どうすれば、自分の気持ちをうまく伝えられるんだろう。
そんなことを考えながら。

私の「#こんな学校あったらいいな」
守山志保(もりやましほ)


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文章を組み立てるのは難しいけれど、楽しい。
募集テーマ「#こんな学校あったらいいな」に惹かれて。

今回のnote、募集テーマの趣旨からは外れてしまうかもしれませんが。
学校時代を思い出すいい機会になりました。最近はめっきり他人と熱く意見を交わす機会を失っていまして…、そもそもコミュニケーションが苦手で。こんな世界ですが、どんな状況でも自分の思いを正確に伝えようと努力する人間でありたいものです。また、プログラミングをワードに出すことで。最近さぼりがちになっているプログラミングの勉強の尻たたきにもなりました…?(汗

お読みいただきありがとうございます。

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