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中小企業のDXを加速させる——「そのままDX」が拓く新たな可能性
codeless technology株式会社 原田準一郎さん
codeless technology株式会社は、「日本のシステム導入の文化を変えて、日本のDXを世界一簡単にする」ことを目指し、「そのままDX」のシステム開発・運営管理、コンサルティングサービスを行う会社です。
「そのままDX」では、紙の見た目を維持したまま入力フォームを自動生成。書類や業務フローを変えることなく、データベース化が実現可能です。
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原田さん「紙書類から脱却し、業務効率化や正確性の向上を図りたい。でも、システム化へのハードルが高いと感じている現場に寄り添ったサービスを提供しています」
「子育て世帯にとって住みやすい守山市になるように応援したい」「自社サービスを活用し、自治体のDX化が推進できる」との思いから、今回の実証実験に応募。しかし、ヒアリングを進めるなかで、守山市のDX化が想定以上に進んでいたことが判明。対象を守山市内の事業者へと拡大しました。
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今回の実証実験では、以下の3点に重点を置いて取り組んでいます。
紙書類のペーパーレス化
利用者が慣れ親しんだ書類をデジタルフォーム化し、業務効率を向上させる。現場に寄り添ったシステム提供
使いやすさを重視したシステム設計を行い、スムーズな導入を実現。データベース活用による業務改善提案
収集データを活用し、さらなる効率化と正確性向上を目指す。
原田さん「私たちの目標は、現場の方々が『そのまま使える』と感じられるシステムを提供することです」
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2024年10月24日、守山市役所にて「事例で紹介する簡単なペーパーレス化の取り組み」無料セミナーを実施。
【応募企業と現状】
有限会社まごころ
業務で扱う紙書類が多く、ペーパーレス化を目的に参加。デジタル化希望の書類についてヒアリングを進めたところ「シフト表を作成したい」との要望。シフト表に関しては、スプレッドシートを案内し、データベース化が必要な他の書類について電子化を進める。
実際に取り組んで感じた課題
原田さんが課題として挙げたのは、セミナーの集客力です。
市の広報でセミナー参加企業を募ったものの、参加企業は2社。
これは、想定を下回る数字です。
「無料」の利点を十分にアピールし切れなかったことも、理由のひとつと言えそうです。
一方、実証実験担当者による定期的なミーティングに対する満足度は高め。
さらに、実証実験の中間発表では、自治体トップの積極的な姿勢を目の当たりに。
原田さん「市長自ら、すべての事業者の発表を聞いたうえで、的確な質問をしてくださり、驚くと同時に非常に心強く感じました」
最終成果発表までに行いたい内容
会社として一旦目指しているゴールは、データベース化。
しかし、実証実験で見据えているのは、その先です。
原田さん「データベース化後、どのようにデータを活用して現場を効率化するのか。経営にインパクトを与えるのか、その先まで伴走したいですね」
特に、製造業や建設業、介護業界と自社サービスの相性が良さそうであることを強調。
最後に「限られた時間ではあるものの、今回の実証実験をチャンスと捉え、積極的に活用したい」と、抱負を語られました。
2025年3月8日、最終成果発表を行います
今回の事業を通して行ったこと、行った結果について3月8日守山市役所にて最終成果発表を行います。
採択された7事業者による挑戦の過程と結果。
官民連携に関心がある方は、ぜひご参加ください!
イベント名:co.shiga.5-官民連携-
日程:2025年3月8日 13時から17時頃
場所:守山市役所
Webサイト・申込みフォーム:https://co-shiga.jp/5/