ロトの装備についての考察

こんばんは、守屋日和です。
今日はロトの日と言う事で、ロトに関するネタを…取り上げてばかり来ましたけれども、今回も行きます。
ロトの盾及び剣に関しては以前も取り扱いましたが、今回は11から3にかけての流れなども含めて。
9に関しては今回は考察外と言う事で。

ロトの印について

3において、助けた精霊ルビスから授かったせいなるまもりが後のロトの印です。
1の時代は毒の沼地に沈んでいましたが、2の時代にはローレシアの城の宝物庫にしっかりと保管されていますね。
3での入手の経緯の関係上11のストーリー中には登場しませんが、ふっかつのじゅもん次第で入手自体は可能ですかね?
一番の謎は1の時代、何故毒の沼地の中にあったのかですが、3の時代には精霊のほこらがあった辺りなのが理由と考えられますね。
ロトの石板には3人の賢者に3つの神秘なる品を託したとありますが、当て嵌まるのはラダトームの太陽の石、雨のほこらの雨雲の杖、聖なるほこらの虹のしずくと、それらを保管している人たちです。
必然的にせいなるまもりを託したのは人間の賢者以外の何者かであり、場所的にも精霊のほこらの主だった精霊と考えられます。
3から1までおよそ400年の月日が流れていますし、ドムドーラの町は竜王に攻め滅ぼされています。
精霊のほこらが何らかの理由で壊滅して、せいなるまもりだけが沼地のど真ん中に取り残されてしまったと言う事でしょう。
以上、ロトの印についてはこんな感じで。

ロトの兜について

アイテムとしてのロトの兜が登場するのは2のみ、3や1で虹のしずくを授かった聖なるほこらに保管されていて、ロトの印を提示する事で受け取れます。
1にはそもそも装備カテゴリとしての兜の枠自体が存在せず、3には他の伝説の装備の様な後のロトの兜に相当する様な兜は登場しません。
2で唐突に登場したアイテムになってしまっています。
リメイク3では勇者専用のオルテガの兜が追加されたものの、形状的にまったく違っている上に、上の世界の冒険の中盤で手に入れられる事もあって性能的に最終装備としては少々弱いのがネック。
形状的に似通っているのは不幸の兜で、こちらは防御性能的には申し分なし。
呪いの装備である上、装備すると運の良さが0になると言う欠点は存在しますが…そこはそれラダトームの町には呪いの研究をしている人もいますし、8の錬金の聖者の灰的な感じで呪いをどうにか浄化して、ロトの装備の一つに加えた可能性も捨てきれませんね。
ちなみに1の勇者はイラスト上では兜を身に着けていて形状的にはロトの兜をシンプルにした感じなので、形見の兜をロトの鎧とお揃いのデザインにしてロトの兜と言う事にしたと言う線もアリでしょう。
もちろん、呪いを浄化した不幸の兜が1の勇者が身に着けているものと言う可能性もあり得ます。
この辺りは可能性を挙げる事しか出来ませんね。
今度のリメイクで何かしら追加して欲しい所です。

ロトの盾について

詳しくは以前のnoteを読んで貰いたい所ですが、3の勇者の盾が後のロトの盾とされていて、1には登場せず2にのみ登場するアイテムです。
11には勇者ローシュから主人公へと受け継がれる勇者の装備シリーズの1つとして登場。
形状も名前も同じで有るため、そのまま受け継がれた可能性はあります、と言うかその方がロマンがあるので同一の物と考えておきましょう。
以前の考察を簡単に説明すると、ロトの石板はロトの墓であり、ロトの遺体と共にロトの盾も埋葬されている。
ロトの洞窟を自らの墓に選んだのは、ここが魔王の爪跡=大魔王ゾーマの現れた場所であった為。
再び人類の脅威となる存在の到来を防ぐ為の霊的な守り、アレフガルドの盾とならんとしたのではないか、と言った感じですね。
そして勇者の竜王討伐を経てアレフガルドの闇は祓われ、役目を終えた勇者の盾はロトの盾として再び日の目を見る事となり、サマルトリアに伝わった。
と言う感じで。

ロトの鎧について

3に登場する光の鎧が後のロトの鎧とされています。
1の時代には、人から人へと伝わり武器屋のゆきのふなる人物が手に入れました。
ドムドーラの自宅の庭に保管していたものの、竜王の襲撃により町は壊滅。
ロトの鎧の番として悪魔の騎士が常駐しています。
2の時代だと、ロンダルキアへの洞窟で入手する事になりますが、冒頭で滅ぼされたムーンブルクの城にはロト所縁の品が存在しない事。
ローレシアにはロトの印、サマルトリアにはロトの盾が伝わっている事と合わせると、ムーンブルクに伝わっていたのがロトの鎧で、盗み出されてしまったものと考えられます。
それはそれとして、11には光の鎧も、後々そう呼ばれる事になりそうな似通った鎧も登場しません。
勇者の盾と同じ勇者の装備は勇者の兜と衣であり、兜は3の勇者の冠と同形状の物、衣は所謂旅人の服タイプの見た目は単なる服です。
もちろん性能は最終装備になり得る優秀なものではあるのですが。
上の世界の勇者オルテガ及びその子供である3勇者の服装は、伝説の勇者ローシュより伝わる伝統衣装と言った趣ですが、その一方で光の鎧は一体全体どこから現れた物か。
考えられるのは、ローシュの最期を目撃してしまったイレブン君が、不意打ちを受けても物ともしない頑丈な全身鎧を用意して、再びローシュの悲劇のが繰り返される事のない様にしたのではないか。
イレブン君愛用のアーウィンパパの鎧を参考にしつつ、ちゃんと勇者の剣や盾とデザインを揃えた物を自作して、後世に残したのではないか…と考えれば、下の世界にロトの勇者の称号と共に伝わっていてもおかしくないですよね?

ロトの剣について

3に登場する王者の剣が後のロトの剣とされています。
ラダトームの城に保管されていた伝説の装備の1つであり、勇者専用の最強装備でもあります。
ただし、主人公が入手する物はオリジナルではありません。
ゾーマの手によって破壊されてしまった為、その残骸か否かは不明ですが、手に入れたオリハルコンをジパング出身の元刀鍛冶の道具屋の手で加工してもらった物が、本編で手に入る王者の剣となっています。
ファミコン版時点では、アレフガルド以降のアイテムが公式ガイドブックに載っては居ませんでした。
小説版やアイテム物語などでは王者の剣のデザインはロトの剣そのものだったのですが、リメイク3のガイドブックのイラストだとロトの剣をシンプルにした様なデザインになっています。
6の後に出た為か、後の天空の剣と思われるラミアスの剣を参考に、完全同一デザインではなく似通った原型となるデザインに改められた様です。
3以降の流れには、特に問題はないでしょう。
ロトの盾の考察でも触れましたが、本来は聖なる存在である竜の王子に王者の剣を預け、ゾーマの復活やその怨念の暗躍を防ぐ為の番を頼んだ。
しかし、竜の王子自身がその闇に取り込まれ、悪魔の化身竜王へと変じてしまった。
そして、竜王の死後は再びその一族にロトの剣を預けて、アレフガルドの番人を頼み、それがひ孫のリュウちゃんへとつながる。
それが、毎回竜王の城にロトの剣がある理由ですね。

さて、問題は11には勇者の剣が2種類存在し、それとは別に王者の剣が登場すると言うことです。
ローシュパーティが作成し、セニカが大樹の魂に奉納した勇者のつるぎ・真。
主人公パーティが作成した勇者のつるぎ、およびその強化版である勇者のつるぎ・改。
大きく分けてこの2つが存在します。
この内、過ぎ去りし時を求める前の勇者のつるぎ・真はウルノーガによって魔王の剣に変化し、主人公と共に過去に行ってホメロス戦の際に失われてしましました。
また、同じく主人公たちが作成した勇者のつるぎは、時のオーブを割る際に折れてしまった為に過去に持ち込まれる事はありませんでした。
過ぎ去りし時を求めた後の過去の世界では、真の方は奪われる事なく邪神戦で活躍したのち自らの手で大樹に奉納しました。
この辺りを見る分には、後々ラダトームの城に伝わりそうなのは、主人公の手元に残った2本目の勇者のつるぎ。
もちろんこちらの入手プレイヤーの任意で、手に入れる事無クリアした人もいるとは思いますが、それは3の王者の剣も同様なので問題になりません。
勇者のつるぎの強化版である勇者のつるぎ・改を作るには王者の剣が必要となります。
11の王者の剣は経常的に7で登場した王者の剣と同デザインとなっていて、リメイク3の王者の剣やロトの剣とはデザインが全く別物では有ります。
とは言え、それを材料とした勇者のつるぎ・改は勇者のつるぎから形状が変わる事はなく、真の方と区別する為に材料となった王者の剣の名前を採用したと考えれば後の時代である3の時に王者の剣と呼ばれていた事にも説明が付きますし、ロトの剣と形状が違う点も一度砕かれた際に変化してしまったと言う事で説明が付きます。
3の作中でオリジナルの王者の剣と主人公の手にする王者の剣のデザインが同じか異なっているかは特に言及はされませんし、マイラの道具屋が作る際に参考としたのが勇者のつるぎ・真の方のデザインであった、とすれば問題なく1以降にも繋がります。
まあ、11のエンディングの演出的に、大樹に奉納した剣と1の勇者が手にしたのが元々別物だと流れとしてあまり奇麗とは言えないのがネックでは有りますが…
それと、ゾーマが破壊に3年の時間を要した理由が勇者のつるぎ・真の闇の衣をはがす力にあると考えると…悩ましいですね。
こちらだと呼称が王者の剣になった理由が説明出来ないんですよね。
それともアレですか、11から3までの間にもう一悶着あって、その時に真が大樹から持ち出され改(王者)と一つになったとか?
こちらも可能性は色々と考えられるものの、これと言った決め手に欠ける感じになっちゃいますね。
次のリメイク3で何かしらフォローをして欲しいですね。

と言う事でロトの装備についての考察アレコレでした。
あまり目新しい話は出来ませんでしたが、先日発表された3のリメイクでこれらの疑問の数々に説明が付けられると良いですね。
例えば、マイラの道具屋にブルーメタルとオルテガの兜を持ち込んで光の兜を作って貰ったり出来たりだとか。
あるいは、クリア後の世界で竜の王子と対面したりだとかね。

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