12月12日
12月12日。
本格的な冬。寒すぎる。なぜ毎年同じように寒いのに冬ってこんなに寒かったっけ?って思うのなんでだろう。なんでだ。なんでだ。
1、今日の大きな出来事
2、今日の小さな出来事
3、あれば今日の特別な事
1、今日の大きな出来事。
僕にとっては珍しい事をした。
演劇を観劇。
城山羊の会「平和によるうしろめたさの為の」
下北沢へ。
ずっと見たかった城山羊の会。
僕は演劇を見に行くことはそんなにないのですがほんとにたまに見に行く。
NHKの夜ドラ「あなたのブツがここに」(あなブツ)というドラマ、僕の初めてのレギュラー、初めてのドラマ。そこでご一緒だった岡部たかしさん。
その岡部さんが城山羊の会にずっと出ていて、面白いんだよと教えてくれていた。もともと演劇界には疎くて誰が誰だか分からずあなブツの撮影がスタート。そこで初めて岡部さんを知った。
一瞬で虜になった。
あんなに自然体で演技してるのにちゃんと演じてるというか、そこで知ってから他の映像を見たくて見たら自然体。でも全く違う人。なんたる技術だ。
僕は芸人で、演技力あるよなーとか言われてきて、演技力あると思ってたけどレベルが違った。やばい、影響される。影響されて元々の良さも消してしまう。焦るな、無理するな、と言い聞かせながら撮影に参加していた。
ほんとに衝撃を受けたんですよ。
その岡部さんが出てる演劇を見たかった。そしてやっと見に行けた。
痺れた。めちゃくちゃ面白かった。普通に声出して笑った。演劇って声出して笑って良いのか分からないときがある。なので抑えて笑ったり、笑いたいのに笑わないようにしたりとかがある。そのつもりで見出したけど、普通に自分が面白いと思って所、周りが笑ってる笑ってないとか気にせず笑った。
こんなの滅多にないんですよ。自分が大人になったからなのか、芸人としてのプライドが薄れたからなのかもしれない。お笑いとしての面白いと演劇としての面白いの違いを理解出来るようになったからなのかもしれない。
演劇見る時にいつもお笑いとどっちが面白いか考えながら見てしまう。ボケはお笑いが勝ってるなぁとかストーリーは負けてるなぁとか新しさとか上手さとかそんなのを考えながら見ている。
昔、ヨーロッパ企画の「来てけつかるべき新世界」を見た時、ボケ面白い、ストーリー面白い、演じ方面白い、演出面白い、と度肝を抜かれた事があった。
演劇ってこのレベルが当たり前なのか!?
やばいよ。そしたら。お笑い負ける。このレベルが当たり前ならやばいと思った。
そして「来てけつかるべき新世界」はその年の岸田國士戯曲賞を受賞していた。
ホッとした。演劇界でも突き抜けて面白い作品だったんだと。良かったーと。あれは当たり前の面白さじゃなかったんだと。お笑い界まだ大丈夫だ。と。
ここまで書いて誰が何を言うてるねんとは思います。分かってます。ただ主権争いはあると思ってて。80年代から90年代初期とかはテレビは演劇界の方々が面白い事をするテレビがたくさんあった。てことはその時代は演劇界の方が面白いとされていたのだろう。お笑い界より面白いとされていたのだろう。
そして時代を経て芸人の先輩たちが覆して今の芸人がたくさん出るテレビの世界になったんだと。
そして、「来てけつかるべき新世界」を見た時、覆される可能性あるぞとびびった。覆されたら芸人である僕は出れるとこなくなるから。テレビ出たくてこの世界に来たのだから。ちょうどコンプライアンスとかが言われ始めて芸人が抑えなくてはならない時期でもあったから。
今回の「平和によるうしろめたさの為の」を見終わった時その感情を思い出した。お笑いではもう出来ない面白いがそこにあったから。テレビだけではなく舞台でももう出来ない内容だった。
表現の幅は圧倒的にお笑い界の方が狭くなってる。とてつもない差が出来ている。今日観劇して本当にそう思った。大人たちがそれを見て大笑いしている。僕その1人。
まっ、その狭くなった世界でもお笑い人たちはとてつもない面白いを編み出してるんだけども。
演劇が確固たる技術の元より自由なんだなと思わされた。見に行って良かった。次の新ネタを作る時に意識が増えた。楽しみだ。
そして、やはり岡部さんはすごかった。てか出演者全員すごかった。めちゃくちゃ上手い。もうすごい!その中でも笠島智さんという役者さんに心を持ってかれた。色気やば。すぐ調べた。出てるの見てみようと思う。
とても素晴らしいものに出会えた時間でした。
本ももちろんえげつなく面白かったので絶対いつもそんな事しないけど物販で台本を買った。ワクワクする。読むのワクワクする。
そう考えたら劇団前野の「美女っぽい人と野獣」のバカバカしさに改めて惚れ直す事も出来た。
お笑いも演劇もどちらも出たい。これに尽きる。
2、今日の小さな出来事
観劇終わりロビーでなんでかすぐ帰らなかった。余韻があったからだと思う。一人で見に行ってたのでこの面白さを共有出来る人がいないので、せめて同じものを見た人たちがいる場所に留まりたかったからなのだろう。無駄にロビーをウロウロ。
すると守谷さんと声が。
知り合いがいてるのか!お?誰や!むっちゃ嬉しい誰や。
見つけてくれたのは、100万回言えばよかった、埼玉のホスト、警視庁ゼロ係スカイフライヤーズ、不適切にもほどがある、僕が出たドラマのほとんどに関わってたスタッフさんがいた。てか僕をドラマに呼んでくれた人と言ってもよい人。
久しぶり!!!!
偶然過ぎる!!!
テンション爆上がり!!!
うろついとくもんだ!
しかも不適切にもほどがあるのふてほどが流行語大賞に選ばれた時、連絡しててまた飲みましょうとか言うてた矢先だったのでびっくり!
ナイス!よう気づいてくれた!!嬉しすぎ!!
そうしてたら演者さんがロビーに出てきて挨拶回り。岡部さんも出てきて挨拶も出来た。ええ事尽くし。
ええタイミングなのでそのスタッフさんとそのまま飲みに。1軒目は満席で入れずほなここでええかと店に入り飲みだした。
後から4人入ってきた。さっきロビーで見かけた人たちだ。みんな観劇終わりこうして飲みに来るんだなとか思って飲んでたら、横の壁の上にある窓の外からおっさんがその4人に向かってコンタクトを取ってるのが間接視野で見えた。
変なおっさん来た、めんどーと窓を見上げだら岡部さんだった。岡部さんかい!
その4人だけしか見えてないので窓をコンコンと叩き存在をアピールしたら気づいてくれた。おーっとなってくれて店に入ってきた。その4人さんも関係者さんでお互いを紹介してくれた。
ええやんええやんええやん!繋がるやん!!
スタッフさんもさささと名刺交換!
ええやん!ええやん!ええやん!
岡部さんは挨拶してそのまま違う店へ。
閉店まで飲んで外の喫煙所でその4人と交えてタバコ&談笑。めちゃくちゃ面白かったですねーとか。
お疲れ様でした。またどこで会えたら良いですねとか言いながら別れた。駅に向かって歩いてたらその4人が違う店に入って行くとこに遭遇。
きっと関係者がみんなで飲んでるお店なんだろう。アホのフリして付いて行こうかとかよぎるがそこは抑えて帰宅。
途中、やっぱり付いて行ったら良かったかもとか後悔。でも、知らんやつ紛れてたら嫌やもんなぁとか。今日は色んな感情が巡った1日だったな。全てポジティブな方で。演劇終わりのお酒の席は本当に楽しいもんなー。打ち上げやから。毎日打ち上げやからな。良い1日。
3、あれば今日の特別な事
朝は見取り図盛山率いるもりちゃんずユナイテッド。サッカーだ。素人ながら参加させてもらっている。今楽しいこと何って聞かれたらもりちゃんずユナイテッドって答えれるくらい楽しい。あと、LOOP乗ってる時。
下手くそなのでプレーで迷惑をかけている。が、今日はナイスプレーがあったぞ!盛山が逆サイドへパスそこにしずる村上がディフェンスラインの裏へパス。それを僕が抜け出しキーパーと1対1、飛び出して来たキーパーの頭上を越えるようにループシュート。キーパーの手をかすめながらもゴーーーーーーーール!守谷ゴーーーール!!綺麗なゴールの為みんなが寄って来てくれる!ナイスナイスと褒め称え合う!
みんな、ゴールって嬉しいで!
それではまた明日。