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[kintone]各アプリのデータ(サブテーブル含む)を集計用アプリにまとめた話①

解決したかったこと

・各費用精算アプリの中身を1つにまとめ、個人別に集計する
 ※海外人事業務では、海外駐在員関連費用(費用精算したもの、会社から業者さんに直接支払ったもの)でも、現地での納税申告の際の所得として加える必要があるものがあります。そのため、各データを必要/不要を判別し、個人別に集計して現地法人に連絡する必要があります。
【過去】紙やPDFの精算書→費用精算したら集計用EXCELに手で転記
【最近】各申請書/精算書をkintone化
    (複数書式・承認ルートによりアプリは複数)、
    集計は各アプリをCSV出力→集計用EXCELに統合(一部は手入力)
【今回】kintone各アプリから集計用アプリ(新設)にプラグイン機能で転記

今回活躍してくれたプラグインと機能

TIS さんの以下プラグインです。
■kintone テーブルデータコピープラグイン
 今回の主役。サブテーブル内の各行(精算データ)を別アプリ(集計用アプリ)に各レコードとしてコピーしてくれる神プラグインです。
■kintone テーブル複数行初期表示プラグイン
 サブテーブル内に、あらかじめ好きな項目を入れて行を作っておけるプラグイン。転記元の精算アプリが思った形ではなく(すでに持っているサブテーブルの集計区分がほしい区分じゃなかった)、これを使って解決(別のサブテーブルを作り、ほしい区分に集計し直しました)できました。
■kintone フィールド非表示プラグイン
 サブテーブルはアクセス権設定ができないけど、これを使えば解決です。サブテーブル内の個別フィールドを非表示にしたり、サブテーブルごと非表示にもできます。

■アプリコード
 kintoneの「高度な設定」から設定できますが、みなさん使ってますか?これを使えば、「(アプリコード)-(レコード番号)」と書くだけで、そのままkintone内のリンクになります。テーブルデータコピープラグインとの愛称抜群です。

大変だったこと

・複数ある精算アプリの構造がそれぞれまったく異なること(集計は今まで手作業だったので、集計の効率化まで考えずに作っていた)

基本設定(精算アプリ1と集計用アプリ)

■精算アプリ1 債務管理表 アプリコード:DEB


■集計用アプリ 伝票処理状況 アプリコード:DEN

処理に苦戦しがちなサブテーブルも、こうすれば、各行がレコードになります。しかも、テーブル内の行のうち、コピーするもの/しないものを条件設定もできるという優れもの!これが無料とは太っ腹すぎです。

次回予告

長くなったので今日はここまで。
次回:精算アプリ2 もともとサブテーブルがあるけど、そのまま使えないやんけ!サブテーブル内の構成が、集計用アプリと合致していない。今更変更もできない。どうする、もりおす!?


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