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【アルティメットカップ東北】チームからベスト4とベスト16が出ました【ベスト16入賞ロイヤルナイツ解説】


アルティメットカップ全日程お疲れさまでした。杜のくまさんnote担当もりをです。
9月2日に行われたアルティメットカップ東北会場にて、チームからベスト16とベスト4が出ましたので、構築やらマッチングやらいろいろとお話していこうと思います。
ベスト4のこじゅkumaさんは、関西会場ベスト4のハルキさんが使用したマスティと全く同じデッキを使用しましたが、本家がレシピ公開してないので公開しないでおきます。文句はハルキさんに言ってください。



というわけで、今回はベスト16のカウントさんと惨敗した私が共に使用したデッキについての解説となりますのでご了承ください。
本編は無料でお読みいただけます。最後に、今回惨敗したもりをが大会に挑むまでの記録&こじゅkumaさんの日記を有料部分に付けておきます。読んでも今後のデジカ人生に特に役に立たないので投げ銭だと思ってください。



・自己紹介

さて、初めての投稿になりますので自己紹介からさせていただきます。
もりをです。青森に住んでいますが大体仙台にいます。デジモンカード歴は、最初のスターターからですが、途中あまりやっていない期間がちょこちょこあるので、経験値的には2年くらいだと思っていただいたほうが正しいかもしれません。
実績としては、チャレンジカップ優勝2回、エボリューションカップ優勝2回で、大型大会は出場歴がありません。なんとも微妙ですね。実力的には中堅といったところでしょう。
コントロール系のデッキを好んで使用しており、7弾以降は黄ハイを主に使ってきました。特に8弾でラピッドモンが登場してからはどっぷりでしたね。
まぁ「やや強黄ハイおじさん」だと思っていただければ結構です。
今回は私の話ではないので自己紹介はこんなもんにして本題行きましょう。

・デッキ解説

今回、私とベスト16になったカウントさんはデッキをシェアして臨みました。選択したデッキはロイヤルナイツ。デッキリストはこんな感じです。

何やら珍妙なカードがありますが一旦スルーしてください。
採用理由を1枚ずつお話しします。

・オメガモン

圧倒的フィニッシャー


引けなきゃ大体負けのフィニッシャーなので4枚。複数引いてもガイアフォースとして使うときも多いので邪魔にならない上に、今回のレシピではイグドラシルの進化元に1枚入れたいのもあって減らす理由がありません。


・デュナスモン

初動①。


パーツ回収の要なので4枚。地味にLv4以下除去つよい。後攻のマリガン基準はこいつです。


・マグナモン

初動②。


低コストのブロッカー。つよい。4枚。先攻のマリガン基準はこいつです。


・オメカモン

初動③。


1ドローえらい。任意で進化元に入れられるのえらい。4枚。


・粛清のロイヤルナイツ

オールデリートの予備動作


初動④かつ中盤の繋ぎ。やってることヤバい。4枚。これを使えた枚数で勝率が結構変わります。デッキの動きに柔軟性を持たせていくれる良カード。


・ドゥフトモン

コスト誤魔化すやつ


軽減えらい。ブロッカー付与つよすぎ。絶対に進化元に入れときたいので4枚。


・ジエスモン

この名前弱いやつおらん


除去つよい。全体パンプあほ。引いてる時の安心感があるので、精神安定剤として4枚採用。


・アルファモン

はーい、止まってくださーい


ロック性能えらい。ミラガオが強すぎるにつき3枚採用。何ターン稼げるかでミラガオ対面の勝率が変わる。黒いのえらい。


・ガンクゥモン

フラダリに似てる


複数展開つよい。デュナスモンやジエスモンを絡めて除去できる上に、アルファモンの使用回数を稼げる便利カード。師匠なので敬意をこめて多めの3枚。黒いのえらい。


・アルフォースブイドラモン

ACEどかすマン


バウンスつよい。ジエスと名前を分けれる除去なので採用。ミラーで差がつくカード。2枚。


・デュークモン

サブプランの要


除去つき速攻つよい。サイケ等のメタカード除去用に採用。粛清から出す必要があるので頼れるほどではないが、環境的に登場コスト軽減メタが少ないので甘えて2枚。オメガモン引けない時にこいつで殴りきることも。


・ロードナイトモン

こいつウイルス種なんだね


トラッシュ回収えらい。地味にオメガ発進した時の保険的な役割で、返しのターンの要求値を上げられるので進化元にいると安心感がある。1枚しか使わないので2枚採用。


・クレニアムモン

大くんは苦手です


耐性付与要員。ドゥフトで全員ブロッカーになるので、全体に消滅耐性が付与できる。単体で使うことはないので2枚。黒いのえらい。


・ガンクゥモンX抗体

使いませんでした


オメガ発進後の除去耐性要員。クレニアムと金剛と併せて全員に完全な除去耐性を付与できるのでロマンを感じ、採用。別になくても勝てるので1枚。


・金剛

アイスウォール先輩から学べませんでした


ぼくこのカードきらい。シャインに勝つために採用。大のアタックを全部止められるので大体1ターン貰える。アルファと併せると大体のデッキが止まる。4枚。色確保に1アクション必要。


・オールデリート

対戦ありがとうございました


珍妙カード。ロマンある。ふざけているわけではなく、ちゃんとガチ枠。盤面を一掃しながら自分のオメガを手札に収められるという奇跡の噛み合い。シャインやミラガオ、赤ハイやコントロール系などテイマーを一掃されると何もできないデッキがあまりにも多かったので採用。というかこのカードがなければロイヤルナイツ使ってません。

・対環境トップ2の立ち回り


続いて、勝ちパターンや意識すべきポイントを解説していきます。
ロイヤルナイツというデッキは、イグドラシルの進化元に必要枚数が集まったら勝ちますので、なんとかしてその時間を稼ぎにいきます。
毎ターン1枚ずつ進化元に入れられれば7ターンくらいで勝ちますが、相手もそれはわかっているので、出したデジモンは可能な限り除去されて進化元がうまく貯められないことが多いです。ロイヤルナイツを使用するにはこの問題を解決する必要があります。
今回の構築ではアルファ、金剛、オールデリートがその時間稼ぎであり、フィニッシュの補助になっています。
イメージしにくいと思いますので、特に意識したシャインとミラガオ対面の立ち回りを解説します。

・シャイングレイモン

大のおまけ


環境トップです。このデッキに勝率50%を切るデッキはデッキと呼べないレベルです。母数が多すぎます。
最速後手2キルとかいう到底許されない速度で殴りかかってくるので対応のしようもありません。大くんには「自分がデジモンではない」ということをしっかり自覚していただきたいです。
さて、文句はこんなところで立ち回りですが、基本的には「最速は諦める」ことと「金剛でターンを稼ぐ」ことを意識します。
先攻3ターン目にバースト進化して暴れられたらどのデッキも大体勝てませんので、諦めましょう。それ故の環境トップです。
問題は「シャイン側が準備に使った1ターン」をどれだけ咎められるかです。ここで金剛を使用すれば1ターン伸ばせます。早い段階でアルファが出せれば、ダイレクトアタックまで届かないことも多いです。
シャインは生成できる打点が読みやすいので、死なないギリギリのロックをかけて1ターンでも多く稼ぎましょう。
シャイン側はやることがないので基本的にテイマーを配置してターンを返してくることになります。
上手いことターンを稼いでいる間に相手が盤面除去をしてこなければ自分の打点が揃うのでそのままオメガ発進して勝ちます。
除去のために育成エリアを前に出して来たら、粛清のディレイ効果でイグドラシルの進化元からオメガモンを出して、オールデリートでテイマーを一掃することで大体勝ちです。
このオールデリートのプランがあるので、粛清やオメカモンで最優先で進化元に入れるのはオメガモンです。粛清でオメガモンを進化元に入れて、手札にオールデリートがあれば、アルファ&金剛で1ターン作りながら可能な限り多くのメモリーを相手に渡しましょう。オールデリートなんて普通ケアしないので、置けるだけのテイマーを置いてきます。ありがたいですね。
オールデリートのプランであれば、進化元に入れているロイヤルナイツが4枚とかでもそのまま勝てます。テイマーの枚数がないとDPマイナスが少ないので盤面を取られず、数ターンかけてゆっくり詰めることもできます。

・ミラージュガオガモン

せめてハンデスはターン1にして


ジャミング連パンハンデスわんこです。もふもふで可愛いですが許せません。
バーストモードにランダムハンデス効果つけた人は正直に名乗り出なさい。怒らないから。
さて、ミラガオはおっきいデジモンで沢山殴ってくるので、アルファの「登場コスト10以上がプレイヤーにアタックできなくなる」効果が非常に刺さります。
出せた数だけターンをもらえるので、ガンクゥで出し直したりして回数を稼ぎましょう。
シャイン同様に打点が揃っても勝ち。オールデリートしても勝ちです。
暇になるとズドモンACEがバウンスしてくるので、進化元を揃えづらくなります。除去の手軽さ故に、他の対面より必要なターン数が多くなるのでゆっくり行きましょう。盤面によってはブロッカーを展開したりと臨機応変な対応が求められます。
さらに、プカモンとかいう最強のデジタマを有しているので、セキュリティで受けられる要素がほとんどありません。何ならシンプルにガオモンを3コストーマで起こされて連パンされるだけで負けるので、金剛もしっかり使います。
金剛よりアルファのほうが回数多く使いたいということ以外はまぁシャインとなることは同じです。死なないタイミングを作ってコストを渡したら返しにお仕置きするだけです。

・デッキ選択経緯


何故このデッキを持ち込むことにしたかをお話ししていきます。
結論から言うと、シャインやミラガオで「ミラー50%の勝負」をするよりは可能性があると判断したからです。

前提として、対戦環境で母数の多いデッキにも少ないデッキにもそれなりにメリットがあります。
環境トップと言われるようなデッキは「圧倒的なデッキパワー」。母数の少ないデッキは、自身がメタ対象にならないため、「特定対面に勝つためのカードを採用しやすい」という異なる価値があるんです。
極端に言えば、「メタデッキ以外には50%以上の勝負ができる環境トップ」と「環境トップに70%勝つ代わりに他に30%程度しか勝てないデッキ」の選択になるということです。
現実には様々なデッキタイプがあるのでメタゲームはもっと複雑ですが、今回のアルティメットカップの環境はかなり上位の母数が偏っていたので、例に近い状況でした。
まず、宮城はメタ側のデッキを選択するプレイヤーが多いという地域性もあり、シャインやミラガオの立ち位置があまり良くないと考えていました。セキュコンみたいな極端に受けに寄ったデッキが多いと予想した感じですね。
コントロールにも環境トップにも勝てるデッキがないかと探していた時に目を付けたのがロイヤルナイツです。
デッキシステムがコントロールに有利で、メインギミックに割くデッキの枠が多すぎないので、環境トップに対応しやすくなるカードを柔軟に採用できるのが魅力でした。
アグロ系のデッキに不利になりそうでしたが、母数が少ないと読んで諦めることにします。
調整開始当初はシャインにもミラガオにも全く歯が立ちませんでしたが、オールデリートに出会い、すべてが変わりました。
今回使うまでは「ダイナミック投了」のためのカードだと思っていました。オールデリートが採用されたことでシャインやミラガオに70%ほどの勝率を手に入れ、本番で使用する覚悟を決めました。
毎ターン苦しみながらターン数を稼ぐので疲れるゲームばかりですが、なかなかいいデッキに仕上がったと思っています。

・大会結果

・もりを(ロイヤルナイツ)
1回戦 ロゼモン〇
2回戦 ウォグレ〇
3回戦 赤ハイ×
4回戦 シャイン〇
5回戦 ミラガオ×
3‐2ドロップ

・カウント(ロイヤルナイツ)
1回戦 Dブリ×
2回戦 シャイン〇
3回戦 シャイン〇
4回戦 ルガモン〇
5回戦 セキュコン〇
6回戦 シャイン〇
5‐1予選10位通過

決勝トナメ
1回戦 ベルフェ×

・こじゅkuma(マスティ)
1回戦 ブラウォ〇
2回戦 シャイン〇
3回戦 ロイヤルナイツ×
4回戦 ミラガオ〇
5回戦 ブルーフレア〇
6回戦 メタガル〇
5‐1予選15位通過

決勝トナメ
1回戦 ミラガオ〇
2回戦 ベルフェ〇
準決勝 シャイン×
ベスト4入賞

あと数名爆死したメンバーがおりますが可哀想なので触れないであげましょう。
私は悔しすぎて夜全く寝れず、翌日体調を崩しながら新環境の調整をしておりました。次は勝ちます。

・ご挨拶

そんなわけでアルティメットカップは終了してしまった訳ですが、すぐにチャンピオンシップの店舗予選がスタートします。アニマルコロシアム環境では何が活躍するのか非常に楽しみですね。
杜のくまさんは毎月シーガル仙台駅前店様で非公認大会を開催しております。お時間ある際は参加していただけますと泣いて喜びます。


ここまでお読みいただきありがとうございました。次の大型大会こそ私が勝つと宣言し、お別れとさせていただきます。

残りは私という敗北者の調整記録であり、恥ずかしいので有料となっております。時間とお金のある方のみお読みいただければと思います。



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