【Oilpastel#4】得意だと思っていた動物画が全然上手くいかなかった話
苦手な風景画は一時休戦して、大好きな動物の絵に戻ります。
オイルパステル初作品となったゾウ※に続いて、今回のモチーフは「サイ」。
サイもゾウと並んで、描いていてとても楽しい動物です。
※ゾウの作成記録はページ下部
水彩でも何度も描きました。
今回はオイルパステルで挑戦です。
実際に描いてみた
今までゾウの絵と、風景画を2枚。
とりあえず3枚は描いたので、だんだん勝手がわかってきた・・・つもりです。
サイは題材としてわりと描きなれている方だし、自分的にも納得できる作品が今まで多かったので、ゾウの時より上手くいく自信がありました。
なんせオイルパステル4作目ですから。
そして描きあがったオイルパステルのサイがこちら↓
なーーーーーんとも微妙。なんならゾウの方がいいかもしれん・・・。
全体的に、のぺっとしてます。
陰影がうまく捉えられていないので、奥行きや立体感がありません。
端的に言うと
メリハリがない。
えーーーー・・・
「コレジャナイ感」満載のサイの完成です。
モチーフと背景の調和
水彩の時には「背景に着色する」ということをしていませんでしたので、
オイルパステルに挑むにあたり、“モチーフと背景色の調和”という新しい課題にも挑もうとしたのですが、
結果的に、自分で色の選択肢を強制的に狭めてしまったように感じます。
どういうことかというと、
この絵に関しては、背景色のピンクを先に決めていました。
“THEパステルカラー!”という感じで、ずっとこの色を背景に使いたい!って思っていたんです。
で、このピンクに合った色(反対色)でサイを描いた感じです。
色の選択肢を狭めたことが、メリハリがない作品になった直接的な原因ではありませんが、
背景色が先に決まることによって、頭が硬くなったような気がしました。
「背景がピンクなら、サイにはもう暖色系は使えないぞ・・・!」
みたいな。
・・・まぁ全然使えるんですけどね、今見たら。
単純に技量が足りていないだけです。
時には「勢い」にまかせて
背景がピンクで、モチーフが青緑系という配色は気に入ってます。
ただ今度描く時は、
暗いところはしっかり暗く!明るいところはしっかり明るく!
を意識したいですね。
多分これは、濃い(暗い)色を置くことに、ちょっとビビってるっていう点もありますね。これは水彩でも同じことです。薄い色なら修正が効いたりするので。
時には覚悟を決めて、勢いまかせでいっちゃうことも必要かもしれません。
いずれはちゃんとバランスを理解して、コントロールできるようになりたいですが、現時点の自分にまず必要なのは「勢い」だと悟りました。
次は何にトライしようかなぁ。