肺炎になってしまった話
このタイトルで同情して見てくれた皆さん、ありがとうございます。
そしてこれは決してネガティブな内容ではないので、今回の経験を残しつつ、働き方に向き合うための反省をしようとnoteに書いて決意したいと思います。ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
体調不良の知らせ:体が教えてくれた「限界」
先週、出張先のホテルに着いた途端、体に異変が起きました。体温計で熱は39.3度、寝ているときなんて、ドライヤーで温めても止まらない寒気と、体のだるさ、鋭い頭痛…心も体も追い込まれていることに初めて気づきました。その3日後、山形に戻ってすぐに病院へ行きましたが、コロナでもインフルでもなく、診断は「肺炎」。どこかで「自分は大丈夫」と無理をしてきた結果が、こんな形で現れるとは思いもしませんでした。
会社のせいではない。問題は「自分の働き方」にある
最初、肺炎の原因は全く予想がつかず、そんな遊びまわっている事もなかったし、子供連れて公園などに行ったくらいだったので、肺炎になる原因は全く当初は思いつきませんでした。
しかし「過労が原因です」と医師に告げられたとき、何とも言えない思いがこみ上げてきました。でも、それは会社のせいではありません。
むしろ、社長からは土日はメールが来ないように配慮されていたし、休み中にやるべき仕事も振られていません。
それでも私は、溜まったメールや資料作成、次の営業の準備…休みの日も、体の悲鳴を無視して仕事を続けてしまっていたのです。
自己管理ができないまま、追われる日々
もう41歳にもなって、自己管理は出来ると思っていましたし、社長も話しやすい方で、何をもって自己管理が出来なかったのか?ここが問題です。
結構前からこの状況から抜け出すために、時間管理の本を何冊も読んで試してみましたが、目の前の処理が追いつかない限り、「余裕」なんて生まれませんでした。出張先でも、その日の宿を予約するのが出発直前になり、心に余裕なんてゼロ。そんな中で抜け漏れを見つけると、冷や汗が止まらない。「失敗しないで無事にこなすこと」が、いつの間にか「達成感」よりも優先されていました。
なぜ断れなかったのか?
どうしてこうなってしまったのか?それは、「個人事業主」のような働き方が背景にあります。クライアントを抱え、プロジェクトの成功が自分の責任にかかっている。そのため「自分の担当ではない」と割り切ることができませんでした。かつてのサラリーマン時代は、業務範囲が明確で守られていたので、断る必要もなかった。ですが今は、すべてが自分次第。プロジェクトを成功させるためには何でもベストを尽くす覚悟がありました。
一方で、この柔軟で垣根のない働き方は、私にとってやりがいもあり、すごく働きやすいなと感じていた面もありました。しかし、「時間のマネジメント」がとにかく難しい。
結果的に、自分で時間を調整できないことで周りに迷惑をかけ、家族との時間も犠牲にし、最後には「睡眠時間」を削ることしか選べなくなるのです。
長らく眠れなかった代償
気づけば、夜は深夜2時まで仕事をし、朝は6時に起き、仕事中は隙間時間を見つけて昼寝をするという生活。結局、この肺炎に倒れるまで自分を止めることができませんでした。
確かにこういった働き方を続けられる強い人も居ます。更に酒まで飲んで次の朝シャキーンと起きてくるスーパーマン、羨ましく感じました。
しかし、これで肺炎となり、自分の自己管理ができていないという「レッテル」が貼られることになるので、家族にも心配をかける羽目になるのです。
皆さんへ、ブレーキをかける勇気を
私がこうして過労で病気になる前に、ぜひ働きすぎている皆さんにも、休む勇気を持ってもらいたいと思います。私も、「YOUR TIME」という本を読んで、少しでも自分の時間との向き合い方を変えたいと思っています。
理解が追いつかない部分もありますが(体調が戻ればもう少し理解できるかもしれませんが…ちょっと難しいかも。。。)
この本が自分の時間を見つめ直すきっかけになればと思っています。
自由な働き方が本当に「自由」であるために
この体調不良を通して、私は「ノマドワーカー」という自由な働き方のあり方を見直すきっかけをもらったのかもしれません。「自由に働けていいね」と言われるけれど、その自由を本当に味わうには、もっと余裕が必要です。ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
P.S.
そして…このノートを社長に見つけられないことを祈ります!!
(少し恥ずかしいので、こんなこと書いてる暇あったら寝ろって言われそう。。。)
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