子どもは「ヘタ」で当たり前
子育てしていて
私とは方針が違うなあ…と感じたのは
めーっちゃ手出し口出しする
お母さんに出会った時。
まあね。
家庭科の宿題を手伝って
最後はもう自分で縫っちゃった、
なんて人は多いかもしれませんが
いろんなことを
「アンタはヘタクソやから」と否定し
お母さんが綺麗に仕上げてしまう
そういうタイプのお母さんを見ると
「ヘタでも、自分で
仕上げたかったやろな…」と
なんだか切ない気持ちになっておりました。
子どもなんだから、
お母さんと同じようにはできないのは
当たり前です。
ヘタで当たり前です。
もちろん、
アドバイスするのはOKだと思います。
もうちょっとこうすれば
綺麗にできるよ、とか
お母さんなら
こうするけどなー、とか。
でも、
お母さんが代わりに
綺麗に仕上げてしまう行為は
「どうせ私は、ヘタクソ」という
自己否定の気持ちと
「どうせ最後は
お母さんがなんとかしてくれる」という
依存する気持ちを
生み出してしまう。
結果として
「やる気のない子ども」を
育てることになってしまうと
思うのです。
断言しますが
子どもの作るものは
思いっきりヘタです!
親から見たら
「もうちょっとなんとかならんか…」
「私も小学生の時って
こんなにヘタやったんやろか…」
と思うぐらい
ヘタです!
でも、いいんです。
それ、minnneで
売るわけじゃないんですから。
作るの、楽しい!
出来上がった、うれしい!
っていう気持ちを
体験するために
作品を作っているんです。
お子さんが何か
作品を作った時は
作品の出来ではなく
それを作ったお子さんの
「気持ち」のほうを
見てあげてほしい。
作品だけではなく
勉強でも、スポーツでも
「ヘタで当たり前」という
おまじないを胸に、
子育てしていってほしいな…と
願っています。