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2021/12/13 コンセプチュアルスキルを鍛える

【人生を変える!社会を変える!~これからのコンサルタントに必要な知識とスキル~】

12月10日に、『人生を変える!社会を変える!~これからのコンサルタントに必要な知識とスキル~』と題して、3人の理事が話した内容を3回にわたってご紹介します。

最初は代表理事の森田昇さんの「コンセプチュアルスキル」に関するお話です。

漫画家のきたがわ翔さんが鬼滅の刃を解説している記事の、「努力していないのに、炭次郎が突然強くなるのは今の流行」と書いた部分が炎上しました。きたがわさんは他にも色々書いているのですが、この部分だけが読まれて炎上したとのことです。

私達コンサルはこのようなことをしてはいけません。物事の一面だけを見るのではなく、「多面的に物事を考え、概念化して本質を捉える」視点が必要です。周りを巻き込む力と、概念化する力すなわちコンセプチュアルスキルが必要なのです。

コンセプチュアルスキルは、アメリカのロバート・L・カッツが唱えているもので、組織において上に行くほど必要になる力です。コンセプチュアルスキルを磨くには、先ず視野を広げ、次に共通項を見つけて収束させれば良いのです。

例えば自分の仕事を概念化するにはどうするか?

先ず、自分の仕事を具体的に書き出す、次に具体的な経験・事象から共通している本質を見出すという抽象化を行う、そして最後に物事の本質を分かりやすく言い表して概念化するのです。

「自分の仕事を一言で表現する」というワークに、参加者の皆さんが取り組みました。森田さんの場合、「私の仕事は、キャリコンのビジネス化です」となりました。皆さんが言い表したことを仕事にして行くことを、森田さんは支援して行きたいと言います。

マイナビが就活生に送ったメールに、「大東亜以下」という学歴フィルターを示唆する文字が混入していたことが原因で炎上が起きた話が紹介されました。新卒採用の基準が数十年更新されず、多面的なものの見方がされていないというものです。

最後のまとめとして、コンセプチュアルスキルを磨くこと、抽象化と概念化の一助となるのがリベラルアーツであること、ニュースを多面的に捉えようということが話されました。

(仲井圭二)

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