Rideeco これまでの取り組み まとめ
こんにちは 広報担当のオカです。
「あっ」という間に3月ですね。毎年のように時の流れの速さに驚く日々です。
2023年度も色々なnoteを書きましたが、振り返ってみると、モリトのサステナブルな挑戦「Rideeco®(リデコ)」に関する記事がたくさんありました。
そこで今回は、今、モリトが力を入れるRideeco®のこれまでの取り組みについて、改めて、まとめてみたいと思います!
廃漁網のリサイクル資材・生地の開発
Rideeco®の始まりは、1人の営業が漁師さんの使い終わった網「廃漁網」を資源として樹脂の原料へリサイクルを行う会社さんにコンタクトを取ったことでした。
実は、廃漁網を含む漁具は、日本に漂着する海洋プラスチックゴミの約40%(重量)を占めると言われています。しかも、海に住む生き物達に絡まってケガをさせてしまうなど、深刻な問題となっていたのです。
この廃漁網をリサイクルして、私たちは紐止めやボタン、さらには生地を開発しました。
業種・業界の垣根を超えるRideeco®へ進化
廃漁網のリサイクル資材を展開していく中で、様々な方からこのような声を多く聞きました。
そこで私たちは、「自分たちにできることをやる」だけではなく、業種や業界の垣根を超え、「環境のために何かしたい!」と考える方や企業を繫ぎ、美しい地球や資源を未来に繋げる、新しい価値を創造する取り組みをしていくことを決めました。
それが Ride for Eco 「Rideeco®」の始まりです。
Rideeco®を始めて以来、こんな方々と一緒に取り組みを行い、たくさんの商品が生まれました。
東京ヴェルディ女子ホッケーチーム
フィールドホッケー⽤バッグ・ウェアなど
(廃漁網をリサイクルしたパーツ・生地を使用)
豊岡鞄
スクールリュックUMI
(廃漁網をリサイクルした生地を使用)
グッドデザイン賞 授賞式のロゼット
2022年度のグッドデザイン賞授賞式で使用されたロゼット
(廃漁網をリサイクルした生地を使用)
ドクターエア
ドクターエア BLUE LIFEシリーズ
(廃漁網をリサイクルした生地を使用)
オリックス・バファローズ
パスケース、くるみボタン
(選手が使用した野球帽のアップサイクルを実施)
アパレル業界の会社だからこその気づき
Rideeco®の取り組みは廃漁網の活用だけではありません。
長らくアパレル企業と関係のあるモリトグループは、服の生産時に発生する裁断ゴミに注目しました。
そして、モリトグループのマテックス社が開発したのがこちら!
ASUKAMI®
紙の原料であるパルプに化学繊維を混ぜることができ、実は、日本初の特徴ではないかと言われています。
自社工場で出た裁断ゴミを活用して、店頭で使う下げ札・紙袋へ生まれ変わらせる、そんな取り組みをお手伝いしています。
もっと今、起きている環境問題を伝えたい!私たちにできること
Rideeco®の取り組みについて社外の方にお話しすると、
というお声をよくいただきます。
私たちモリトがリサイクルやアップサイクルの取り組みを進めていくことも、もちろん大切ですが、それだけでなく、一人一人が意識を変えていくこと、できることを始めることが、未来の地球・資源を守るには必要不可欠です。
そこで、今、起きている環境問題をできるだけ多くの人に伝えるための取り組みも行っています。
SDGs関連のイベントへ参加
🔵サンゴショーウィンドウ @海遊館
🟠SDGzoo @天王寺動物園
出前授業
小学生~高校生のみなさんに、海洋プラスチックごみや服のリサイクルなどの問題を伝え、私たちにできることを一緒に考えています。
産学連携の取り組み
高校生・大学生のみなさんと一緒に、廃漁網をリサイクルした資材やASUKAMI®を使って、商品開発を行っています。
これからも続くRideeco®の進化
サステナブルな取り組みを行うにあたって、私たちが大切にしていることは、
「続けること」
です。
そのためにも、単に「サステナブル」で「環境にやさしい」というだけでなく、本当に「いい商品だ!」と思ってもらえるような付加価値をもった「ものづくり」を目指しています。
実は、今もたくさんの新商品開発が進んでいます。
これからも、ぜひRideeco®の進化にご期待ください!