推定500Kgの漁網が!
こんにちは。広報担当のサトです。
梅雨が明けましたね。夏休みも始まり、全国各地の海水浴場では大勢の方が海を満喫されているようです。
私たちがいつも清掃活動を行っている兵庫県の今子浦海岸でも7月に入ると海開きの準備が行われるとの情報を入手。
と意気込み、総勢16名のモリトグループ社員で6月下旬、今子浦海岸に行ってきました。
4年目を迎えた海岸清掃
通算5回目の今子浦海岸での清掃活動です。
今回は、初参加のメンバーが多く、皆、初めての清掃活動に向けてかなり気合が入っていました。
現地に到着して早々、どんなゴミが流れ着いているのか確認します。
ブイ
冷蔵庫
一斗缶や運搬で使用するパレット
海外から流れてきたペットボトル
・・・といった多種多様な漂着ゴミが目に飛び込んできます。
そして、一番の存在感を示していたのは、何と言っても「巨大な漁網」
この漁網を見た初参加の社員たちからは
と話すくらい、信じられないほどの大きな漁網が漂着していました。
廃漁網を様々な資材や生地、商品にリサイクルしているモリトグループの社員でも、これだけ大きな漁網が流れ着いているのを見るのは「初めて」です。
10人がかりで動かそうとしましたが・・・
数センチずつ動かすのがやっとです。
綱引きをする要領で、みんなでひっぱり続けましたが、暑さと重さで体力も限界に。
キャタピラが壊れた
そこで、今回の清掃活動に参加されていた地元の旅館の方に小さな重機を借りて、この大きな漁網を移動させていたのですが・・・
なんと!その重機のキャタピラが壊れる事態に。
「どれだけ重いのか?!」とお分かりいただけるのではないでしょうか。私たちは、漂着したこの廃漁網が、推定500kgはあったのでは?と思っています。
総力戦で四苦八苦しながら何とか漁網を運んだ後、腕に引っかき傷や、少し流血している社員がチラホラ。
漁網を確認してみると、無数のルアーや釣り針が引っかかっており、その針で腕を傷つけたようです。
通常、廃漁網を港から回収して、リサイクルする前に、不純物の除去作業を実施します。不純物の中で一番多いのが、釣り針やルアーといった釣り具や漁具で、除去作業に手間がかかったり、ケガをしてしまう厄介な存在です。
今回、その問題を参加者一同が身をもって体験するコトになりました。
清掃活動を終えて
清掃後、海岸は見違えるほどキレイになりました。
帰り際に、一緒に清掃活動を行った地元の方から感謝のお言葉と共に、
とお声がけいただきました。
たくさんの海水浴客が来こられる前に、海岸をキレイにできたことに達成感を感じながらも、参加者一同、海洋汚染の現状を目の当たりにし、廃漁網のリサイクルを継続する意義をあらためて感じた一日になりました。
今後もRideecoの取り組みを加速させていきます!