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ハッピーパーツデーものづくり座談会~後編~【イベントレポート第4弾】

こんにちは 広報担当のオカです。

前回は、8月2日のイベント「ハッピーパーツデー」を開催したZOZOマリンスタジアムと京セラドーム大阪でご来場のみなさまにお配りしたオリジナル スライドファスナータブの開発秘話を担当メンバーによるハッピーパーツデーものづくり座談会~前編~としてご紹介しました。

前回の記事は▶コチラから

今回は、ハッピーパーツデーものづくり座談会~後編~として、パーツの打ち付け体験についてお話いただきました。

それでは、続きをどうぞ!



パーツの打ち付け体験

オカ 続いて、PRブースについて聞かせてください。ハッピーパーツデーということで、ブースにお越しいただいた方にホックの打ち付け体験をしてもらおう!ということはすぐに決まりましたよね。

藤本 そうですね。「ホックを打ち付けて何を作るか?」の案を考えていた時にちょうどWBCで盛り上がっていて、大谷翔平選手がグローブをリュックに吊り下げているのが話題になっていました。そこで子どもたちがマネができるんじゃないかと、リュックなどにグローブが吊り下げられるグラブホルダーを作ろう!という話になりました。

タッチホックを知ってもらおう

オカ このグラブホルダーには、「タッチホック」という少し変わったホックを使っていますよね?

藤本 はい、タッチホックを使っています。グラブホルダーにしたときに、グローブの重さや振動に耐えられるものをということでこのパーツを選びました。

藤本 実は、このホックは、介護用のアイテムなどに使われていて、例えば、介護を受ける方が、手や爪でご自身の体を傷つけてしまわないように装着する手のカバーなどに使われています。介護を受ける方の安全を守るために役立っているパーツで、開閉するには、真ん中の部分をグッと押さないと外れない仕組みになっていて、使い方を知っている人でないと外せない、少し変わったアイテムです。

加本 特徴的な使い方になるので、担当のメンバーで説明書を作って当日、打ち付け体験していただいた方に配布しました。

モリトらしい「こだわり」はコレ!

原田 あと、このテープの素材にもこだわっていて、廃漁網からリサイクルされた糸でできたテープを使用しています。当日は打ち付けの体験をした方に、こんな風にリサイクルされた商品なんですよと説明ができるように展示コーナーも準備しました。
漁網やリサイクルされた樹脂チップ、そのリサイクル樹脂から作られた製品を手に取ってみていただきました。

廃漁網からテープや製品になるまで
リサイクルの流れを熱心にきいてくださいました

藤本 他にも、ホルダーの長さにもこだわりました。リュックなどに吊り下げた時に、グラブが地面についたり、どこかに引っかかってしまわないように、担当のメンバーといろんなパターンのバッグで試して、絶妙な長さに調整しています。

オカ そんなところまで計算されていたんですね!気づかれないような細かい部分にまでこだわっていて、モリトらしいなと感じますね。

こだわり過ぎて時間が・・・

オカ こちらの準備は順調でしたか?

藤本 それが、納期がギリギリになってしまって・・・メンバーに協力してもらって、なんとか間に合いました。

藤本 というのも、僕がかなりパーツにこだわって複数の仕入先さんから各パーツを手配したので、すべてを揃えるのに時間がかかってしまって。

担当メンバーのこだわりが詰まったグラブホルダー

藤本 また、ホックは凸と凹の部品をパチッと留めて固定しますが、打ち付け体験では片方だけを打ち付けてもらう予定にしていたので、もう片方は事前に打ち付けて準備しておく必要がありました。その作業の時間がかなり少なくなってしまい、結局、メンバーの湯川さんが頑張ってくれて、一人で400個以上を準備してくれました。おかげで無事、イベントに間に合いました。

オカ そんなことがあったんですか!

原田 実は、タッチホックは通常のものより多くのパーツを組み合わせているんです、そして、打ち付ける部分にも、先に穴を開けてから打ち付ける必要があるので、準備はかなり大変だったと思います、本当に感謝ですね!

ものづくりを終えて

オカ 8月2日のイベント当日は、みなさん球場で、サンプリングを手にしたり、PRブースに立って来場した方と交流されたと思いますが、いかがでしたか?

原田 私はZOZOマリンスタジアムでPRブースの担当で参加しましたが、率直に楽しかったです!

原田 実は、企業のPRブースにはそんなに人は来ないかも?と事前に聞いていたので、グラブホルダーを先着200個限定で用意していたのですが、「全部はなくならないかも?」と少し不安だったんです。
でも、PRブース開始予定の1時間くらい前から、グラブホルダーを楽しみに並んでくださる方がたくさんいて、びっくりしました。おかげで予想以上に早く200個を配布することができました。

たくさんの方で賑わうモリトブースには行列ができました
パーツの打ち付け体験の様子

中澤 京セラドームでも200個配布できました!
来場した方から「このホック知ってる!」とお声がけいただいて・・・、まさかご来場のお客様で、タッチホックの事を知っている方がいるなんて、思ってもみなかったので驚きました。その方は医療従事者の方でタッチホックが使われている商品を日頃から使っていたそうです。「こんな偶然あるんや~」と思ってびっくりでした(笑)

加本 打ち付け体験に来てくれた方も、打ち付ける前のバラバラの状態のパーツにかなり興味深々でした。意外と私たち社員が当たり前と思っているものでも、一般の方からすると「へぇ~!!」と思うことは多いのかもしれませんね。

中澤 もっとモリトのパーツを知ってもらう機会があってもいいかも!と思えましたね。

オカ みなさんありがとうございました。モリトのパーツはまだたくさんあるので、来年のハッピーパーツデーでは、どんなアイテムが飛び出すか、楽しみにしてもらえたら嬉しいですね。


今回の座談会に参加してくれたメンバーだけでなく、たくさんのPJメンバーの協力があって、スライドファスナータブや、グラブホルダーが完成していたのだなと改めて実感できました!

せっかくなら、モリトらしくて、パーツにこだわった、カッコイイと手に取ってもらえるようなものに!と、こだわり抜いてできたグラブホルダー。

ものづくりにこだわった努力の甲斐あってか、モリトのPRブースは予定していたよりも早くに先着人数に達してしまいました。

早速、その場でグラブホルダーをバッグにつけてくれたお子様もいて、喜んで使ってくださる姿が見られて、私たちもとっても嬉しかったです。

早速、リュックにグローブを吊り下げてみせてくれました!

たくさんの方にこれからもパーツの魅力を伝えられるよう頑張っていきます!