厨房の安全を支える!エース工機の仕事とは?
こんにちは 広報担当のオカです。
突然ですが、みなさんはご自宅のキッチンの換気扇のお掃除ってされていますか?
普段、中までは見えないし、油がギトギトしてなかなか汚れを取りにくいし・・・掃除には相当な気合が必要なので、私はいつも後回しにしてしまいがちです。
換気扇のお掃除のハードルが高いと感じているのは、一般の家庭だけでなく実は、飲食店さんでも同じだそうです。
料理の仕込み・お客さんの使う席やフロアの掃除・従業員の方の管理など、飲食店の方は営業時間外にもやることがたくさん。しかも飲食店は一般家庭よりも、換気扇の数も多く、大量の調理を長時間行うため、汚れ方もよりハードに・・・
換気扇の掃除まで店主ご自身でやるのは、「なかなか難しい」という方が少なくありません。
さらに、飲食店ならではの設備になりますが、換気扇の外側の部分だけでなく、換気扇の空気の通り道である「ダクト」の内部の清掃は、より手が回らない状況もあるそうです。
気づかないうちに火災の危険が潜んでいる⁉
換気扇やダクトの汚れは、油とほこりが固まってできたもの。
調理中に誤って鍋やフライパンから火が上がった時に、汚れに引火し、火災になるリスクがあるのです。
事故でなくても、鳥の炭火焼や藁焼き・フランベなど、あえて火を出す調理法を行った場合も同様だそうです。
火災件数全体の数字は減少傾向にあるものの、こうした飲食店による「ダクト火災」のケースは、近年も増加しているそうです。
【参考】ダクト火災に関する動画 ▶こちら
実は、モリトはこうしたダクト火災を防ぐためのサービスを行っています。それが、グループ会社エース工機のグリスフィルターレンタルサービスです。
グリスフィルターとは???
そもそも・・・
「グリスフィルターって何??」
と思う方も多いかと思います。
グリスフィルターは上図の青色の部分につけられているもの。
調理中に出る煙は、料理に使われる油を含んでいるのですが、換気扇から排気ダクトに煙が流れ込む時に、グリスフィルターが油をキャッチしてくれる役割を担っています。
これによって、排気ダクトが油で汚れにくくなり、ダクト火災のリスクを減らすことができるんです。
エース工機では、このグリスフィルターを飲食店などにレンタルし、汚れてしまうタイミングで回収・洗浄を行ってキレイなフィルターに交換するサービスを行っているのです。
洗浄工場に潜入
では、洗浄工場の様子をイラストでご紹介しましょう!
まず汚れたフィルターを洗浄液に漬け込みます。
汚れ具合によって漬け込む時間を調整します。
時には、なかなか汚れが落ちないものもあり、そんな時は高圧洗浄機を使って手作業でキレイにします。
そしてすすぎを行って自動乾燥!
エース工機のサービスセンターでは、1日で合計5,000枚ものフィルターを洗っているそうです。
さらに、洗浄で出た廃液の排水処理にもこだわります。
廃液には、油やほこりなどの汚れが混ざっているのですが、これを専用の機械で、汚れと水を分離させています。こうしてしっかりきれいな状態にしてから排水するようにしています。
今回は、これまでご紹介してきたモリトのパーツとは、またちょっと違う分野で活躍するアイテムを紹介しました。
とはいえ、やはり、みなさんがなかなか気が付かないニッチな部分で、安全安心な生活を支えていることは同じ。
と私も再確認できました。
これからもまた、モリトのニッチなお話にお付き合いいただければうれしいです。
あとがき
工場見学などで商品がつぎつぎ流れていく様子は、なぜか、いつまでも見ていられますよね。
ある社員は、自宅にハウスクリーニングをお願いした時の業者さんの手際のよさや、汚れが取れてキレイになっていく様子はついつい見入ってしまうそうです。(恥ずかしくて絶対に人には見せられないそうですが)
今回の洗浄工場への潜入でも、各工程で見入ってしまいました。
ご家庭の換気扇の何倍もの汚れが「あっ」という間にきれいになる様子は、本当にビックリしました。
せっかくなので、実際の写真でお伝えしようか?とも考えたのですが、使用済みのフィルターや洗浄の様子があまりにも・・・なので断念することに。
今回は、イラストでのご紹介といたしました。
どんどんキレイになっていく様子って、なぜかハマってしまいますね。