必見!初心者でも大丈夫!スケボー観戦はココを見て!
こんにちは 広報担当のオカです。
今年はついに、パリ五輪が開催されますね!
モリトは色々なスポーツグッズの企画開発や販売を行っていて、スポーツ好きの社員もたくさんいます。中でも、グループ会社のマニューバーライン社は、スケートボード・サーフィン・スノーボードなどを扱っていて、各競技にこだわりと熱意を持った社員がたくさんいます。
今回は、僭越ながら【スケボー未経験】【完全に素人】のオカが、マニューバーライン社のスケートボード担当の松本さんに、スケートボード競技を見るときの注目ポイントを聞いてみました。
競技の種類とルールは?
五輪では、スケートボードは「ストリート」「パーク」の2つの競技があります。
ストリート
街中のような階段・手すり・縁石や壁などのセクション(構造物)を設置したコースで行われます。選手独自の構成でトリック(技)を繰り出し、トリックの難易度・スピード・オリジナリティなどや全体の流れをみて審査員が総合的に判断・採点します。
選手が自由に滑るランを2回、障害物を使った難易度の高いトリックを5回行い、ランの最高得点とトリックの中で高い得点の2つが合計され、順位が決まります。
パーク
坂や曲面が組み合わさった複雑な形をしたくぼち状のコースで行われます。くぼちの底から上る時の曲面は、垂直に近いくらいの傾斜になることもあります。この傾斜を使って一気に空中に飛び出す豪快なエアトリックが中心となります。
トリックの高さ・スピードに加え、コース全体をどう使うかも採点対象です。選手は45秒間のランを3回行い、最も高い点数で順位が決まります。
競技の採点方法は?
まずは、トリックの難易度によって点数は変わります。
そこで、基本的なトリックや注目ポイントを聞いてみました!
🔹フリップ系トリック
デッキを裏表に回転させます。つま先で蹴りだして回すのがキックフリップ、かかとで回すのはヒールフリップ。
蹴りだす時にしっかりと足をボードにひっかけるのがポイントで、回転が足りないと着地の時にボードが裏側になってしまったりします。
🔹スピン系トリック
デッキが地面と並行に回転します。お腹側に回るとフロントサイドスピン、逆はバッグサイドスピン。
バッグサイドスピンは、プレイ中に見えない部分が多いので、難易度が高く、構成に入ってきたときは勝負をかけています!
🔹スケーターのスタンス
スタンスはデッキ(板)に乗る足の位置。左右どちらの足を前に置くかは選手によって違いますが、いつもと逆のスタンス、スイッチスタンスでメイクをするときは難易度がアップ!
利き手と逆の手でご飯を食べるようなことと同じで、いつもと逆というのはそれだけ難しいことなんです。
当然こうしたトリックの種類・難易度でも採点は変わりますが、
スピードが出ていて流れがシャープか?
デッキの回し方や着地はきれいか?
トリックの高さは?
など、完成度の違いで点数に違いが出てきます。
また、スケートボードはどんなコースで進めるか、トリックの順番や種類はすべて自由です。選手のオリジナリティとスタイルが出ているか?というところも重要な採点基準です。
スケボー独自のカルチャー
スケボーでは、他の選手が難しいトリックを決めたときも、手やデッキをたたいて喜び、失敗しても全力で称えています。
これは他の競技ではあまりみられない光景ではないかと思います。
これはスケボーのカルチャーともいえるもので、人種・性別・年齢に関係なく、同じスケボーをやっている「仲間」として、お互いにリスペクトする気持ちを大切にしています。
スケートボードはアングラでちょっと怖い・・・?というイメージを持っている方もおられるかもしれませんが、こういったシーンをみるとほっこりします。
あとがき
私自身、スケボーは知らないことばかりだったので、今回のnoteを書くにあたり、たくさんのスケボー動画を見てみました。
元々、トリックのことを分からない状態で見ても、「すごいなぁ」とは思っていましたが、今回、見どころを教えてもらって、
ということが少しずつ分かってくると、選手への応援の熱量が変わってきました。
これからの日本人選手の活躍に期待しています!