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モリト流ビジネス 起源は小さなパーツにあり!〈輸送関連事業編〉
「なんでこのビジネスやってるんですか?」
こんにちは 広報担当のオカです。
この質問、初めてお会いする方からは特によく聞かれます。
モリトの祖業は、靴や洋服などに使われるハトメ・ホックなど、アパレル向けのビジネスでした。今や、スポーツ・日用品・自動車・飛行機など業界は多岐に渡っています。
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実際、私も就職活動をしていてモリトを見つけた時、
なんか手広く色々やってて、変わった会社だな・・・
というのが第1印象でした。
一体どこからどうなって、ビジネスを広げたのか?
今日はそんなことを書いてみたいと思います。
自動車業界への販売のはじまり
「なんで自動車業界やってるの?」
これもよくいただく質問です。
一番最初のはじまりは、創業から取り扱っているハトメなんです。
「どこに使われている??」
そう思ったそこのあなた、こちらです!
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車の床に敷いてあるカーマット。
そのまま敷いているだけだと、乗り降りする度にどんどんズレていってしまうことがありますが、これを固定するために、穴をあけてハトメを取り付け、床に固定できるようになっているんです。
車種によって固定のされ方は違うことがありますが、こうした用途でハトメが使われ始めたことが、モリトの自動車業界への販売がはじまったきっかけといわれています。
ハトメ以外もできるんじゃない?
ハトメの他にも、座席シートについているカバーの固定などにマジックテープ®が使われることもあったそうです。
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ですが、
それだけでは終わらず、次にモリトが目を付けたのがこちら。
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カーマットやシートにについている自動車メーカーさんのロゴなどが入ったエンブレムです。
材質は金属・合成皮革・刺繍など様々なものがありますが、お客様の要望に沿った形・デザインで再現しています。
さらに他にも、車の中に使われる内装部品も手がけるようになりました。
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例えば、運転席と助手席の間にある、コンソール(レバーやボタンがついていたり、収納をすることができるところ)や、トランクボード、トランクに積んだ荷物を固定するラゲージネットなど。
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小さなパーツだけではなく、大きな内装部品も取り扱いはじめました。
こうして、ハトメという1つのきっかけから、どんどん商品が増えていき、さらに海外でも販売、今の輸送関連事業の形になっていったのです。
モリトの「商品の原点」
自動車向けの商品に限らず、販売した商品が使われたものの周辺にあるものを見て、
「これあの商品が使えるんじゃない?」
「あの技術でこれ作れるんじゃない?」
こんな発想で、モリトは商品数をどんどん増やしていったのだと思います。
ですが、1つ1つその成り立ちを追ってみると、実は昔から扱っている
ハトメ・ホック・靴紐・マジックテープがその肝となっています。
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例えば、新幹線の座席前に使われているこちらのポケット。
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こちらもモリトの商品です。実は、靴ひもを作る技術を応用して作られたものなんです。
新幹線のネットの話は▶こちら
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一見すると「なんでモリトがこれやっているんだろう?」と思う商品でも、小さなパーツやそれを作る技術から生まれたものが実は多いのです。
モリトが考えるビジネスのコア
何をやっている会社なのか、分かりにくい我が社ですが、社内では、モリトのビジネスは、
「小さなパーツで『繋ぐ・留める・飾る』ことだ」
とよく言われています。
私も最近になって初めて「だからこの商品販売してたんだ!」と気が付くものがたくさんあります。
それはまた、次の機会に紹介させていただきますね。