2021年を振り返る モリトグループ10⼤ニュース
こんにちは。広報担当のサトです。
早いもので2021年も残すところあと僅かとなりました。
一年間があっという間に過ぎてしまったと、感じておられる方も多いのではないでしょうか。
さて、2021年はみなさんにとってどんな一年となりましたか?
この一年を振り返り、私の考える「モリトグループ10大ニュース」にまとめてみました。
どうぞお付き合いください。
東京2020五輪
この夏、スポーツの力で日本中・世界中に明るいニュースを届けてくれた。スケートボードでは堀米雄斗選手が金メダル、サーフィンでは五十嵐カノア選手が銀メダルを獲得するなど、日本選手の活躍が光りました。当社のグループ会社である株式会社マニューバーラインでは、サーフィン・スケートボード関連商品等の輸入卸業を幅広く行っており、取扱いブランドの商品にも多くの注目をいただきました!
これまでは知る人ぞ知るコアな商品群でしたが、お子さんをはじめ新たに競技をはじめる人も多く、より多くの人に魅力を知っていただく機会となりました。
半導体調達に苦心
世界中で問題となっている半導体不足。当社も例にもれず大きな影響を受け、今なおその影響は続いています。コロナ禍で工場の操業停止や物流の停滞によって半導体のサプライチェーンが混乱。また、巣ごもりやテレワークの普及でパソコンやゲーム関連機器の需要が急拡大したことも要因の一つといわれています。
4月にモリトジャパンから発売したGPS みまもりデバイスおよびサービス「みまるく」は、同社初のIoT商品として満を持して開発を進めてきましたが、半導体が調達できず出荷が遅れ、みなさまにご迷惑をおかけしたことを改めてここにお詫び申し上げます。
C.O.R.E.本格始動!サステナブルな取り組み
サステナブルな社会の実現を目指すモリトグループの環境配慮型商品開発等の取り組みC.O.R.E. (Committed to Our Resources and Environment/意味:モリトグループの環境へのコミット)が始動しました。海のごみの多くを占めるといわれる廃漁網から再生した素材を使ったボタンやコードストッパー、テープ、紐類を開発。10月には廃漁網からできた生地を採用した豊岡鞄が発売され、大きな反響を得ました。
様々な社会活動にも取り組み、活動の場を広げました。
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釣りブーム到来!
私たちモリトの隠れた主力商品「バッカン」の生産がフル稼働!釣りのお供として欠かせない「バッカン」は、タックルボックスともいわれる箱形のバッグ。魚を泳がすために水を入れたり、撒き餌を入れたり…釣り道具の収納もできるアウトドアには重宝するギアの一つです。軽量化や利便性の向上、デザイン性を追求して営業・企画チームが大奮闘しました。
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ザブザブ洗える“ZAB”
ガーデニングカウンセラー岡井路子さん、タレント川瀬良子さんと共同開発した防水素材バッグを発売。採れたての野菜や作業後の土がついた手袋・長靴を入れても、水で洗えるので汚れを気にせずに使用でき、アウトドアシーンに最適のマルチバッグです。
3月2日の発売と同時に公式インスタグラムをスタート!ZABの魅力をカラフルなテイストで発信し、多くの方にフォローいただきました。9月にはコンセプトレーベル「 Vulture JOURNAL STANDARD (ヴァルチャー・ジャーナルスタンダード) 」ともコラボレーション。近畿大学の学生によるアグリファッションショーにも登場するなど、たくさんの方に愛される商品へと成長しました。
モリト初のIoT商品「みまるく」
モリトジャパンは4 月、GPS みまもりデバイスおよびサービス「みまるく」を発売!お子さんや高齢者がデバイスを持ち歩くことにより、保護者や家族等の見守る方がその現在地や移動履歴をスマートフォンやタブレットから確認でき、GPS で見守ることができるサービスです。社内モニター等も実施し、品質や価格にこだわってつくったモリトのIoT関連商品第一弾です。
モリト社員の憩いの場・⻝堂が廃止
モリトの東京と大阪のオフィスには社員食堂があり、アットホームな雰囲気と美味しく温かい食事で社員に活力を与えてくれていました。この場から生まれるコミュニケーションは大きな財産でもありました。しかしながら、コロナ禍による影響で廃止せざるを得ない状況に…、多くの社員に惜しまれながら閉鎖となってしまいました。しかし、新しく近隣の美味しいお店を見つけたり、お弁当作りの腕があがったり、私たちはポジティブにランチタイムを過ごしています。時々、食堂の味が懐かしくなり、思い出話に盛り上がることもあります。
男性の育休取得が本格化
制度はあっても育児休業の利用がなかなか進まないとニュースでも目にしますね。当社では数年前から少しずつ、短期間で、利用する方が増えています。今年度は利用期間も利用人数も増え、より働きやすい、勤務を続けやすい環境が根付いてきたと感じました。社員それぞれ抱える事情は違いますが、お互いを思いやることができる職場を全員で作っていきます。
ALL WEATHERマスク 3rd発売
「ALL WEATHER HIGH SPEC WEAR」では環境変化に対するお困り事を解決するためのプロダクト開発を行い、徹底的な機能訴求を根幹的なブランドコンセプトとしています。
7つの機能を持つコンフォータブルマスク1stとして形状保持素材入りで息がしやすい機能性マスク、2ndは吸水速乾生地で快適に進化した機能性マスク、そして、今年度は3rdとして抗ウイルス素材を使用した快適マスクを発売いたしました。ご愛用くださる根強いファンのみなさまには心から感謝しております。今後も、唯一無二の製品を作り上げる熱い思いでみなさまの生活に役立つ機能的なアイテムをお届けいたします。
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ベビー服資材 好調
外出の自粛により晴着を着る機会が減り、また在宅ワークの広がりなどの影響で、アパレルファッション業界は厳しい状況にありました。しかし、赤ちゃん、お子さんには新しい服を着させてあげたいという想いから、コロナ禍でも世界的にベビー服業界は順調でした。
ベビー服業界はアパレル業界の中でも、特に厳しい安全基準を設けている業界です。欧州の安全基準Oekotex Class1を取得しているモリトの小さなパーツが、世界中の多くのベビーウエア、キッズウエアブランドに採用されています。
レジャーボート資材
日本ではあまりなじみのないレジャーボートですが、アメリカではメジャーなレジャーのひとつ。
コロナ禍において周囲と距離を確保できるレジャーとして、湖などでパーティーをしたり、ファミリーや友人たちと湖上でゆっくり過ごす人が増えたりと、レジャーボートの売れ行きが好調でした。
レジャーボートの幌やカーテンに使われる特殊ホックやハトメの受注が急伸しました。アパレル向け、バッグ向けと見た目は同じハトメですが、レジャーボート向けのハトメは錆びにくいステンレス材で作られています。
つモチャレ実施!ダイバーシティの取り組み
“つモチャレ!”とは、『モリト』社員がパパ・ママ・介護者になった『つもり』で仕事と家庭生活の両立を体感するというプロジェクトに『チャレンジ』する取り組み。
実際に働きながら育児や介護をしている社員にアンケートをとり、その結果から分かった、7つのルールで時間制約のある働き方を体験し、体験談などを共有することで多様な働き方への理解を深めようというもの。数年前から続けている取り組みですが、今年は取締役も参加しての実施となりました。
今までは他人事のように見ていた同僚の大変な一日が、ジブンゴトとなり、お互いを思いやる気持ちと、今まで以上に仕事の効率化を図るコトを積極的に意識する輪が広がってきました。
医療の現場でもパーツが活躍
⼼電図⽤パッド資材や、医療ガウン⽤資材が好調でした。こちらも日本ではあまり見る機会が少ないかもしれませんが、アメリカでは心電図を取る際に、体に使い捨てのパッドのようなシートを貼り付けます。そのパッドの部分にモリトのパーツが使われています。アメリカの各企業がロックダウンで休業中も、モリトのジョージア州にある子会社では、エッセンシャル企業として心電図用のパーツを生産し続けました。
患者さんや、ドクターが着る医療用のガウンにもたくさんモリトの金属ホックが使用されています。こちらもコロナ禍により需要が伸びた1年となりました。
7月からこの「note」で商品のコト、取り組みのコト、会社のコトを発信してまいりました。たくさんの方に「noteモリト広報室」をご訪問いただきました。誠にありがとうございました!拙い文章で読みにくい記事もあったかと思いますが、今後も様々な角度からモリトグループのコトをお伝えできればと思います。ニッチトップを目指している会社ですので、noteの記事の内容も、とてもニッチで、マニアックな内容になっているかと思いますが、どうか来年度も、引き続きお付き合いいただけましたら嬉しい限りです。
少し気が早いですが、みなさま良い新年をお迎えくださいませ。