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サーフボードについて聞いてみた

こんにちは 広報担当のオカです。
先日、出張で神奈川県茅ケ崎に行ってきました。

皆さんは茅ヶ崎ってどんなイメージをお持ちでしょう?

私は完全にサザンオールスターズの曲のイメージでしたが、実際、茅ヶ崎駅の電車発車時に流れるメロディがサザンオールスターズさんの「希望の轍」でちょっと感動しました(笑)

そんなことはさておき😁

今回、茅ヶ崎へ向かったのは、グループ会社マニューバーラインで、マリンスポーツ関連のアイテムを扱う事務所へ行くためでした!

マニューバーラインでは、プロ御用達のサーフボードブランドからSUP、ウィンドサーフィンなど、様々なマリンスポーツのアイテムの輸入販売を行っています。

そんなマニューバーラインの社員に、今回はサーフボードについて教えてもらいました!


サーフボードには種類がある?

Q:サーフボードって色んな大きさのものがありますよね、どんな違いがあるんでしょう?

五輪などのコンテストでよく使われるのは、ショートボードです。大体2メール弱くらいの長さです。
コンテストでは、細かい動きや様々な技を繰り出すため、機敏性や軽さが重視されるので、ショートボードがよく使われます。
ただ、長さや幅も小さい分、浮力が弱くてバランスを取るのが難しいので初心者にはおすすめではありません。

初心者であれば、ロングボードがおすすめです。
大体2メートル70センチ以上くらいの長さのあるボードです。
幅や厚みもあるので、安定してボードの上に立ちやすいですし、ゆっくり波に乗れますよ。難点は車に積んだり、運ぶのが大変ということですかね。

サーフボードってどうやってできるの?

Q:サーフボードって、どういう仕組みで水に浮くんでしょう?

サーフボードの母材「サーフボードブランクス」というのが、水に浮くようにできているんです。
一般的には、PU(ポリウレタン製)とEPS(ポリスチレン製)のものがあります。発泡スチロールのような素材をイメージいただければと思います。 

サーフボードブランクスはサーフボードの元になります

Q:ブランクスの状態からどのようにサーフボードはできるんですか?

ブランクスはサーフボードよりも1周り~2周りくらい大きい状態になっています。これをサーフボードの形に削り出していきます。これをシェーピングといいます。
そしてこの工程で、サーフボードの長さ、厚さ、幅といったサイズや様々な形状が決まります。

ブランクスにも様々な大きさがあります

その後、ポリエステル樹脂やガラスクロスなどでコーティング、カラーリングなどを経て、サーフボードが完成します。

マニューバーラインは、US Blanksという世界でも有数のブランドの総代理店で、実は、US Blanksのブランクス販売シェアは日本トップです。
ブランクスを仕入れ、サーフボードに近い状態までシェーピングを行ってから、サーフボードのメーカー工場やサーフショップに販売するビジネスを行っていますよ。

日本では貴重なシェーピングマシンを見学!

Q:サーフボードのシェーピングってどうやって行うんですか?

マニューバーラインには、サーフボードブランクスをシェーピングするためのマシンがあります。
昔は手作業で削ることもありましたが、手作業はサーフボードに左右差が出てしまうこともあるので、最近ではマシンの方が多いと思います。

こちらがシェーピングマシーン

マニューバーラインで使っているマシンは、読み込んだサーフボードの形にブランクスを削っていきます。
こちらでは、サーフボード現物をスキャンして、3Dデータ化、スキャンした現物と同じように削ることも可能です。日本では、数えるほどの台数しかない貴重なマシンだと思います。
このマシンを使えば、メーカーやサーファーの方の細かな要望にも応えられるシェーピングが可能なんです。

日本には数少ないマシンであるため、これを扱うスキルを持った人材も非常に貴重!
マニューバーラインの担当者は携わってから17年経過しているが、いまだ勉強中だそうです

ではそんな貴重なシェーピングの様子を少しだけお見せします!
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これまで、何気なくサーフボードを見ていましたが、実際にシェーピングされていく様を見たり、完成までの過程を学ぶと、「他にもどんなこだわりがあるんだろう??」と興味が湧いてきました。

五輪でも正式種目となっているサーフィン。

是非サーフィンをご覧になる際は、サーフボードにも注目してみてください!