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【 器用貧乏フリーランスからの脱却】器用リッチを目指すには?

『 器用貧乏 』・『 多芸は無芸 』

人より出来ることが多いことも
要領よく色々な事をこなせる能力も
素晴らしいはずなのに…

そんな状況を揶揄(やゆ)する言葉って
結構ありますよね。

色々なことに取り組んでいては
一芸に秀でることが出来ない。

一方で、一人でなんでもできなきゃ一人前じゃ無い

そんな風潮もあります。

多芸は無芸に見えるのも、確かに事実

そして、

器用な人が豊かになりにくい傾向も
実際にある気がしています。

でも悪いのは器用な事では無いと
個人的には思っています。

【 一芸に秀でる事 】

これは、全員が必ず目指すべき
ゴールなのでしょうか?

今回は、

器用貧乏・多芸は無芸の欠点を分析しつつ

一芸に秀でる信仰から抜け出し

『 器用リッチ 』を目指すための
具体的なコツも含めて、お話したいと思います。

もちろん一芸に秀でることが出来ている方は
それは最高です。

でも「 秀でなければ… 」と悩んでいるけど…
あれこれ手を出してしまい何も実らない

安売りしてしまって、空回りする…

そんなフリーランスや、ひとり起業家の方には
特にヒントになる話かと思います。

■ なぜ器用貧乏になるの?


器用貧乏になる理由は
3つあると思っています。

・時間が分散し専門性が薄まるから
・主役が見えにくくなるから
・自ら安売りしてしまうから

「手に職を持ちなさい」を信じ
自分のスキルアップを続けてきた方なら
きっと誰もが

「自分なんてまだまだです」

そう思っているのではないのでしょうか?

「 60を過ぎてやっと少し分かってきた」

そんな風に言われる方も少なくない
職人気質の世界では
自己研鑽は一生続くものだと思います。

この考えは、とても大事だと思う反面
お仕事として、幸せに生きるためには
時として邪魔になる事が、僕にはありました。

あなたのお客さんは
世界トップレベルを求めているのでしょうか?

それ以外には価値がない
そう思っているのでしょうか?


自分が仕事で何かを提供しようとした場合
僕たちは、ついつい

一芸に秀でた人と比較し
自分の価値を低く評価することで
価格を自ら下げてしまうことがあります。

これこそ、
器用貧乏になってしまう原因の一つ。

おごらず、自己研鑽しつづける姿勢は大事。
一方で、自分の積み上げた価値について
自分でも、ある程度は認めることも
大事なのではないでしょうか?

■ 起用リッチになるために何をすればいいの?

先程書いた3つの原因を反転すると
器用リッチへの道が開けてきます

・時間が分散し専門性が薄まるから
・主役が見えにくくなるから
・自ら安売りしてしまうから

・時間が分散し専門性が薄まるから

時間が分散しているのは
色々なことに興味関心がある証拠

一芸に秀でる代わりに
色々なことが詳しかったり
色々出来るということだと思います。

見方を変えると、
相手を理解する幅があるということ

お客さんは極論、
自分の問題を解決してくれる人を探しています。

なので、

コレしか無いと押し付けてくる
凄い専門家より、気持ちを理解して
痒いところに手が届く

そんな専門家の方が
選ばれると思いませんか?

分散してしまうことには
悪い側面だけでは無いんです。

次は2つ目の

・主役が見えにくくなるから

あれもこれもできる状態を
いっぺんに伝えると、大切なものが何かわからなくなり
結果、それぞれの価値が低く見えてしまします。

例えば、

初めて飲食店に行った時の会話。

「おすすめは何ですか?」

と聞いたら、あれもオススメ
これもオススメ
そちらも、個人的にオススメで…

結局どれ?

となってしま受け意見はありませんか?


店員さんも、
相手がどんな気分かわかれば
提案内容も変わりますよね。

でも初めての方で
好みもわからない場合は、どうでしょう?

何が当たるかわからないので
色々オススメしておきたくなる気持ち
すごくわかります。

でもそんな時は
ちょっとした工夫であれもこれも
アピールしながらも
わかりやすく情報を伝える事が出来たりします。

「 さっぱりとしたものをお探しでしたら
 ◯◯がオススメです。」

「 お腹いっぱいガッツリ行きたい気分なら
 私はこちらをお勧めします。」

「 ちなみに女性に一番人気なのが、それです。
    それには食後に季節のデザートが付いています。」

こんな感じで進められたら
いくつもおすすめされたとしても
選びにくい感じがしない

そんな気がしませんか?

あれこれ出来る器用な方ほど
全てできますと言ってしまいがち

相手に合わせて
今回は、ここを主役にすえてアピールしよう

そういう視点で見せる場所を絞る勇気があれば
さらに選ばれる確率が高まることと思います。

・自ら安売りしてしまうから

最後に安売り問題ですが

あれこれ出来るので
アピールしたくなる反面

あれこれ出来るけど
一つも自慢できるほど
極めていない
一芸に秀でた同業者さんと
勝手に比較し勝手に自信を無くしてしまいます。

結果、値段を下げることで
バランスを取ろうとします。

なので、利益が出にくい構造へまっしぐら。

自分がコントロールできない他人
比較をして凹むのではなく
自分の内側にあるものをうまく組み合わせ
強みや経験の掛け算する。

自分らしい、選ばれる理由を作ること。

そうすることで
安売りではなく、単価が上がっても
こちらから売り込まなくても
紹介されたり、選ばれる状況も作れていきます。

■ まとめ

多芸が無芸にみえるのは
あれこれいっぺんに見せるから。

短所と長所は紙一重です。

あれこれできるのは
それだけ、打ち手が沢山ある証

目の前のお客さんが欲しいものが何かに
集中し、見せ方を整える。

キーワードは差別化ではなく、個別対応

これでぐっと、器用リッチに近づきます。


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