目的地を決めない旅から学ぶもの。変化の時代にこそ知っておきたい【方法の原理】とは?
我が家も、娘たちが夏休みに突入しました。
夏休みになると、給食がなくなり
世のお母さんたちは、いつも以上に忙しくなります。
一食分多く作らなければならないし、
子供がいない時間が減って、片付けもはかどらない…
意外に、ストレスが溜まる時期だったりしますよね。
少しでも妻の役に立とうと
週末、庭の草刈りをしたら太ももが筋肉痛で
普通に歩けない…
何かにこじつけ、
娘たちと出かけるチャンスが作りたいけど、
良い企画が浮かばない、もりたです。
「 今年の夏は何しようかなー? 」
今日は、ちょっと変わった、
我が家の去年の夏の挑戦のお話をしたいと思います。
そして、
人生が変わるかも知れない
” ものすごい考え方 ” も紹介するので、
是非最後まで読んでみて下さいね。
■ 天の川を見に行こう!
去年の夏はコロナで、外出が難しい状況でした。
うちの妻は、ものすごく心配性なので、
この数年、行動を制限される事にだいぶ疲れも溜まっていました。
感染の可能性を極限まで減らし、リフレッシュもでき、
最高の思い出がつくれないか?
「 夏だから、夢を叶えちゃおう。」
そんな思いつきから始まった旅行のストーリー
妻の心配も最大限とりはらい
「 娘たちの夢も叶えられる 」
そんな企画はできないだろうか…?
我が家には、『 夢ノート 』というのがあります。
何か少しでもやってみたいことや興味があることを
娘達は、書き溜めてくれています。
その『 夢ノート 』の中から
「天の川を見てみたい」
この夢をピックアップ
そして、
「 人と接触する機会をほぼ0にする 」
に対して、もう一つの夢
「キャンピングカーに乗ってみたい」
を掛け合わせる事で、
条件を満たす企画が実現できそう!
大枠は決定しました。
■ 出来るだけ余白をつくる
調べてみると
” 天の川は夏の夜、山奥で新月の日の周辺がベスト ”
キャンピングカーをレンタルする日を
新月の日周辺に設定。
普通は、どこで見るかを初めに決めるのでしょうが
今回は、行き先候補を沢山用意しました。
なぜなら、人に接触せず
キャンピングカーで寝泊まりし
天の川を見に行く事ができれば成功なので
天気に合わせて
行先を柔軟に変える方針にしたから。
前日に行き先を決められるよう
1日で移動できる最大限の距離を考え
埼玉を起点に、山梨、長野、群馬
栃木、新潟まで射程に。
そして、
星がよく見えると話題のスポットをリサーチ。
さらに、
星空の写真を撮れるカメラの設定なども
ネットで調べました。
その周辺でいけそうな観光スポットも
いくつか調べて、準備完了
全てをギチギチに決め過ぎると、
予定通りに行かないと失敗だと思ってしまう。
「せっかくの最高の家族旅行」が台無しに…
だから、柔軟に対応出来るように、
可能な限り【余白】をとって準備完了
■ まさかの関東周辺、雨予報
「関東全域、雨のち曇り」
前日に、複数の天気予報サイトや
雨雲レーダーを見たら、まさかの雨予報
「晴れている場所に行けば良い」
そう思っていたのですが
晴れるかも知れない可能性があるのは
一番遠い、新潟だけでした。
当日も雨雲レーダーや、天気予報を頼りに
高速を走りながら、目的地はどんどん遠くに伸びました。
■ やってみないとわからない事がある
「晴れを追いかけて西へ西へ」
最終目的地は、コシヒカリで有名な魚沼周辺
到着地は、見事に晴れ!!
執念ですね。
ただ、
この話には、オチがあります。
晴れを追いかけて西へ来たけど
天の川は見られませんでした。
人里離れた山の中、現地の天気は晴れ
最高のコンディションかと思ったのですが
暗くなって空を見上げると
空中には、雲がかかっていて
星が見えなかったんです。
晴れていても雲があれば見えない
当たり前ですが、そんな事を学びました。
それでも、
「キャンピングカーは平らな所に停めないと、気持ち悪くて寝れない」
という、生きた知識を家族全員で共有できたり、
美しい棚田や、町の中のアートに触れられました。
目的の一部は達成できなかったけど
沢山の思い出と、生きた学びが得られた最高の旅でした。
■ 目的と状況が変わればやり方(方法)は変わる
以前の記事で、目的を達成しようと思うと、手段(方法)がいつの間にか目的化する事がある、という話を書きました。
今回は、おおらかな目的を決め
変化する状況に柔軟に対応させ
方法(やり方)を変えていきました。
ちょっと変わったこの考え方は、
哲学者であり、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」という日本最大級の支援プロジェクトを運営した西條剛央さんから学んだもの。
西條さんが提唱する原理原則の一つに
「方法の原理」というものがあります。
どんな考え方かというと
「状況と目的に応じて方法の有効性は変わる」
という万物に共通する原理原則なんです。
僕たちは、成功する方法とか
うまく行くやり方、つまりノウハウやテンプレートのような型に弱いです。
同じやり方をしたら、簡単に同じ結果になるはずと思っているからなのですが
この原則では、
取り巻く状況が変わったり、当初の目的が変われば
やり方(方法)は変化させなければならない
という本質的なことを教えてくれています。
目的も状況も方法も、全てを決め切らず
その都度、最善は何かを考え調整し続ける。
それが、しあわせな結末につながるのではないでしょうか?
変化の時代と言われる
何が起こるか先がわからない時代にこそ
この考え方は有効だと思っています。
あなたも、やり方(方法)に必要以上にしばられず
目的に立ち帰り、どうだったらみんながハッピーになるか?
柔軟な対応してみるのもいいかも知れません。
もっと詳しく知りたい方は
この辺りの本もオススメです。
西條剛央「チームの力」
西條剛央「人を助けるすんごい仕組み」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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