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2022.11.24 at Fireloop "sinking sun"


この日はいろいろありまして久々にバンドメンバーが集まることができました。実に二週間ほどぶりになります。
いいですね。基本的には人間は一人の方が楽しいけれど、久しぶりに仲間に会うと安心できますよね。

今回のライブ見ていきます。

青い薔薇

継続的に仲良くしてくれているバンドのひとつ、青い薔薇です。今後も青い薔薇とは色々な展望を予定しているところです。
ありがたいことです。「有り難い」ことです。
関わってくれる人間、繋がってくれる人間がいるのはとても珍しく有り難いことなんですよ。感謝と愛を持ちましょう。

俺のこういう時の「◯◯しましょう」「◯◯するべきだ」は全て、Let'sの意味で使っていますので、制御圏内にいつも自分も入っています。人に命令をしたことはないです。いつも「共にこうあろう」という提案です。


青い薔薇の面々にも久々に会えて良かったです。相変わらずのいいサウンドでした。俺となつみちゃんが大好きな赤い惑星が今回も聞けました。

TAKE FREEで花を閉じた栞を配っていたのが良かったです。もらいそびれてしまいました。欲しかったです。


栞といえば最近栞の最適解に到達しました。

ガイ・ドッチャー 『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』

これです。クリップです。
最も挟んだままでも読書の邪魔しない栞だと思います。
サイズ的にも邪魔をしないですし、またその透明性についてもとても気に入っています。自分は読書においてその中身以外のバイアスがかかるとそれが邪魔になって集中できなくなるのですが、このクリップ方式なら、一切の意識に干渉しない透明性を確保できます。
縁の薄さ、周りを反射する銀色、普遍性のある楕円形、これらのすべてがその透明性を演出しています。おすすめです。


MoritaSaki in the poolのスタッフ、ヤッヒーと青い薔薇のキューちゃんが似ているという話題で持ちきりでした。会うたびに持ちきりです。


あと音源がやっと出るらしいとの噂です。待ってましたよ。

何があるわけでもないんですけど青い薔薇の近いライブには行ける限り行った方がいいです。告知追えるようにしておきます。




Melt.

珍しい色のジャズマスターが2本のバンドでした。ジャズマスユーザーとしてはテンションが上がります。

自分に、いまだにジャズマスターに対して「オッ、ジャズマスターだ」という感情を抱く心がのこっているとは思ってなかったので、発見でした。

まずギタリストのつかっている真っ赤なジャズマス、あまり見ないです。
そしてギターボーカルの使っている黒のジャズマス、見たことないです。日本のメーカーらしいです。


ジャズマスターというギター、これは失敗作と呼ばれているおもしろギターなんですけど、このジャズマスターには手元に最悪なスイッチがついています。
これは本当に最悪なんですけど、押すと音が悪くなるスイッチです。
マジでそうなんです。最悪ですよね。
この黒いジャズマスターからはこれが取り払われておりました。まぁそりゃ今ジャズマスターを作るならみんなこれを搭載する理由ないだろうと思います。
まあでも自分がジャズマスターを作るのなら、あのスイッチだけ残して、カイロを繋がないようにすると思います、文脈的背景だけは残したいところがありますね。(このスイッチは元々こういう背景があるんだよーって言いたいくらいには自分にジャズマスター愛があったことにも今気づきました。)
なんの機能もないスイッチのようなものが名残で残ってるのも面白いですからね。超芸術トマソンです。

俺、ジャズマスターとは「機能的に仕事上仕方ない関係っス」みたいなドライな気持ちでいたつもりだったんだけど、普通に結構愛持ってますね。今まで気が付かなくてごめんね。
そういうとこあるよオマエ。気をつけろ。

Melt.の音楽性は日本で育った音楽リスナーならだれもがスッと入り込めるような楽曲。とてもいいと思います。歌がしっかりと入ってくるので、聴きにいかなくても歌詞が自然に理解できます。

そしてライブ中はずっとギターの赤いジャズマスの彼に目が行きました。これはジャズマスターだったからではなく、とても気持ちよさそうにギターを弾くからです。顔で弾くタイプ。
あと赤いギターがすごく似合ってます。
なんかファッションとか、幼馴染の赤いスポーツカーに乗ってるすごい背の高い奴がいるんですけど、そいつに似てるんですよね。
そのせいかもしれませんね。赤いジャズマスターって、かなり赤いスポーツカーに似てますからね。

彼は楽屋でもずっとギターを触りながらコードの話をしてました。いいですよね。

俺はといえば彼とは挨拶程度の会話しかなかったですけど、俺は彼のことが好きですね。楽屋でコードの話してる人間のことは大体好きですね。あと楽屋で本読んでる人間も好きですね。


12月13日にレコ発イベントがあるようです。
アメ村のサーカスというとこでやるとのことで、気になる方はチェックしてください。


カミカワユウナ

一人の弾き語りです。歌がいいですし、ギターの音もいいです。とても素敵だと思いました。やっぱり音数が少ないならそれぞれの音がすごくいい方がいいですもんね。多くても全然そうなんですけど。

ギターに歌にどちらにもとても愛を感じます。ひとつづつの鳴らし方が丁寧というか、意味がしっかりある鳴らし方なんですよ。
こういう人は本当にいいですよね。実際演奏って鳴らし方が一番大事ですからね。
俺は気分が低いとすぐに鳴らし方が雑になるので気をつけるようにしていますね最近。

普段話し方にも愛がありました。なんか全部が大切そうな人ですねー。


やっぱ全部愛は持った方がいいですよ。愛が一番いい機材なんですよ。タダですし。

愛だけはタダでいくらでも自分の中で作り放題なんですよね。
これは重要なことですよ。


この世界において、強いエネルギーのある資源がいくつかあるんですよ。

時間、愛、価値
この三つです。価値については、難しいという方は、(若干意味合いがずれるので本来の方がいいんですけどけど)一旦「お金」に置き換えてもらっても大丈夫です。

では初心者用にお金に置き換えてみまして、

・Money
・Time
・Love

この3つが結構ハイパワーの資源です。
資源というか通貨ですかね。

ゲンナマ含む三大通貨と言いましょうか。
この三大通貨は各々が各々に両替可能なのですが、時間と現物資産には物理的制限があります。それに対して愛だけは自分次第で無限に生産可能なんですね。つめりそれが一番手っ取り早く現実的な手段なんですよね。ほかの要素を固めるよりも。

永久機関を作るとしたらこのエネルギー以外ないですよね。
第一種永久機関、いけると思います。努力と意識次第です。

このまま夜行バスで東京に向かわれました。なんかその感じも愛があっていいですよねー。憧れますよね、アコースティックギター1本と少しの荷物を持って、東京行きの夜行バス。


MoritaSaki in the pool

  1. September

  2. She set under the bridge

  3. I irk Saki.

  4. For Jules

  5. Ivy in NavySkirt

  6. She died under the bridge

最近良くこのセトリですね。
今年中はもう少しこのセトリが観れるのではないでしょうか。
年越したら新曲祭り目指したいですね。やってないだけでいっぱいありますからね。


今日はこの前の東京でRINGO DEATHSTARRのPAとして出会ったHarryさんがリハを手伝いに来てくれました。ありがたいです。新しい方法をたくさん教わりまして楽しかったです。ここでは教えません、企業秘密です。


自分のため「だけ」にやってることが最高だという話をしました。
自分のため「にも」やっていることは別に悪くないですけど最高ではないですねー。


あとギターのニノがアンプを買いました。今回からそれによって近場でも車移動です。やったー。人の運転する車に乗るのが本当に好きです。それだけでテンションが上がって車に乗ってる時が多分一番ウキウキしてるんじゃないですかね自分。
車の窓から顔を出すのも大好きです。我々はアニマルですからね。仕方ないですよね。

ニノのニューアンプはメサです。俺のプリアンプはディーゼルです。我々メタルバンド機材でやらせていただいております。
俺はというとワイヤレスになりました。メタルバンド機材です。
これはリハーサラビリティ(?)を重視してのことで、ほぼ棒立ちなのにワイヤレスです。

後から動画を確認するとMCで「具体」って言おうとしていたとしていた箇所で、その前後の「ものづくり」っていう言葉の残像にひきづられて「もの派」って言ってました。訂正しておきます。具体です。国立国際美術館行ってください。

今になってようやく映画『恋する惑星』をみました。大変よろしかったです。


synchre

東京のバンドです。ツアー6日目らしい、すごすぎますね。

音楽はエレクトロニカ x ポストロックのような感じ、これがすごく楽しい。なんというかテトリスを高速でやっている時の快感に近いものがあります。これは本当に誰にも伝わらない表現だと思います。雨の日にテトリスをやるあの感じといいましょうか。あとすごく踊れます。


一番目を引いたのがドラムの方の演奏、空中を叩く瞬間があるんですよね。言ってる意味わからないかもしれないんですけど、空中を叩いていたんですよ。パントマイムで見えない壁を押すような感じで、空中を叩いていました。休符を叩くというんですかね。これにすごく感動しました。

感動の内容ですがなんというか、ドラムが「単なる太鼓の音鳴るボタン」じゃないんですよね。

ドラムってなんか大きい音のなるボタンだと思いすぎてしまう節があるんですけど(これは俺リコーダーによる学校の音楽教育の失敗だと思います。)本当はそうじゃないんですよね。それを強く感じました。

つまりどういうことかというと、何もない部分を叩くフェーズがあることによって、
「ドラムを叩く選択肢」と「ドラムを叩かない選択肢」の二つが提示されることになります。

これにより、

本来自然状態において、実は今この空間に内在的に刻まれている[?.?秒]かを[?分割]かにした《一定のリズムの点》があるなかに、【その全点に対しての毎点毎点の選択肢の連続の結果】としてのビート

(難しい概念なので念入りに箱に入れてみました)

がある。

この感覚を全ての人間に提示します。

多分DTMをやる人間や、楽器をやっている人間の半数くらいは、この感覚が無意識下にあまりに当然のように刷り込まれていているせいで、この構造に逆に気づけません。普通のことすぎて。

自分にとってあまりに普通のことを、それが普通の世界層の住人にも、それが普通の世界層の住人以外に対しても、どちらにも再確認できる状態で再提示し直す。

これはすごいことだと思いました。
(世界層という概念は、「世界認知レイヤーによって、同じ空間にいても住居エリアに差異が発生すると言えるのではいか」という俺の思想に基づくオリジナルワードです。慣れてください。)


これが感動ポイントの半分くらいです。ここまでの言ってる意味が、全然わかんない方は全然そのままでいいよ。そのままの君が好きだよ。

あと半分はこれがわかった君たちには逆にわからないことです。


久々のライブで楽しかったです。ありがとうございます。
やっひーもカレーおいしかったよ。


文章を書いていたら副感動をしたので今からタイムマシンを使うことを許してください。今回の文章に乱れが出るかもしれません。ガーー。





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