いとしきモノ展/💮〈想いをことばに〉作品決定!💮
💮〈想いをことばに〉作品決定!💮
「いとしきモノ展」のイベント『想いをことばに』へのたくさんのご応募ありがとうございました。
全部で275作品!
いとしきモノ展が終わった次の日から、少しずつ少しずつ拝読いたしておりました。
1作品だけを選ぶのには、かなり勿体ないようなステキなことばがワタシに降り注がれてきて、毎日毎日ウーンと唸っておりましたが、お約束通りひとつだけ決めさせていただきましたので発表いたします。
………
今回のあの絵へのことばとして選ばせていただいたのは〈藤尾ゆげ〉さんの「言葉のない会話」という作品です。
『言葉のない会話』
光、
色、
風、
匂い、
ぬくもり、
今「私達」が見ている世界の。
今「私達」が生きている時間の。
もしいつか
「私達」が「私」になる時が訪れても、
光、
色、
風、
匂い、
ぬくもり。
私は君と
言葉のない会話を
続けるんだよ。
ずっと。
………
選ばせていただいた理由としましては…
・描かれている絵の状況をなぞって説明した文でなく、更に読むことによってココロが拡がっていくことば(多分読まれる方によって無限に)を使って紡いでくださってる文であったこと。
・「私」と「私達」と「君」という使い分けに、絵の女の子と虫の信頼感(心の距離の近さ)が伝わってきました。
更に、その使い分けの中に、孤独を知っている上での凛とした腹くくりのようなものを感じて、とても清々しい気持ちになったこと。
・読んだ後、ずっとワタシにとっての「言葉のない会話」というものがどういうものか考え続けていること。気になっていること。
以上です。
藤尾ゆげさんには、ことばらんどさんからあの絵を送らせていただきます。
スバラシイです!ありがとうございました。
みなさんも、どうぞゆげさんに拍手を。
さて、ここからは選考余談になります。
今回、こんなにたくさんご応募いただけて、すごく嬉しかったです。
あらゆる脳(小学生の方のもいくつかありましたよ。ドキリとするヨイ作品でした。)のステキな文がたっくさん!で、275作品中からやっとこ30作品まで絞ってからがまたタイヘンでした。
お話としてとてもステキなもの、リズムがとてもカッコイイもの、などなどたくさんあって。
そういった作品を外させていただいた理由っていうのは
「この文にはこの絵じゃない別の絵を描きたいな。」
だったりもするのです。
そういった方とは、ぜひいつかご一緒させていただきたいなぁ、なんて勝手に思っています。
ご縁があるとイイな。
いとしきモノ展に足を運んでくださったことと、作品としてのことばと。
どちらも、ほんとにほんとにありがとうございました。
※ワタシがいただいたみなさんの応募用紙は、実は作品とメッセージから下は切り取った状態で受け取りましたので、お名前などは知らず選考させていただきました。