No2 56歳の君へ(10年前の自分へのアドバイス)

様々な人たちの10年前の自分へアドバイス出来るなら何をする?
という質問への回答を集めただけのテキストです。
有難いことに人生の先輩からのアドバイスを頂く機会に恵まれているものの
本当に?時代が違うじゃないか?と疑ってしまうことが多く、
自分という唯一の経験者だからこそ出来るアドバイスを集めてみたら
何かヒントを得られるのではとはじめてみました。

プロフィール

イニシャル:K.M
職業   :主婦
年齢   :66歳
性別   :女性

今はこんな人です

大卒で銀行に勤め27歳で結婚
31歳で初の息子を出産してから以降
2年後に2人目、その4年後に3人目の息子を生み。
以降ずっと子育てに追われていました、

今は息子たちも31歳・35歳・37歳
母親(95歳)、旦那と長男夫婦と同居で暮らしています。
母親が高齢なので生活のケアはとにかく大変ですが
習事や息子たちとの外出なども出来てのんびり暮らしています。

10年前の自分

息子3人は就職してましたね、それでも家族6人全員が家にいて騒がしいし忙しかった。ちょうどリフォームした新居に住みだした時期です。

このころはとにかく仕事(アルバイト)してましたね。
お弁当屋さんに週6日間、1日10時間以上ですよ!
今考えるとすごい。。。
リフォームするのは嬉しかったし素敵な家が出来上がったのですが、
長年コツコツ貯めていたお金を使ってリフォームしたので
出来上がったことへの喜びよりも、
とにかくお金が無い!
という焦りがすごくありました。

10年前の自分へのアドバイス


「もっと外の世界を見なさい」

このことをお金のことばっかり考えていて、
動ける時間は全部仕事に使っていました。
それはそれで楽しいこともありましたが、
家が綺麗になったことを楽しむ余裕もなかった。
家と職場の往復だけです。

今考えると、アルバイトの時給が高いわけでもないし、
本当にそんなに焦って働くほどお金がなかった訳じゃない気がする。
なんとなく余裕を失ってしまった不安をなくすために
仕事を詰め込んでいたんだと思います。

しばらくそんな生活を続けていましたが、体調との兼ね合いもあって
仕事を辞めました。
辞めてからは英会話を習ったり、母親から茶道を習ったり
古い友人と美術館に行ったり、
以前の自分では想像も出来ない日々を過ごしています。

自分がこんなことに興味があったことにびっくりしました。
忙しい時は興味があるものに出会う機会も失ってしまうのです。

私は60歳を過ぎてから、行きたい場所や会いたい人が増えた気がする。

もっと早く外の世界を見ていれば、もっともっと色んなところに行けたし色んな人に会えたのかもしれないな。
と思うこともあります。

今も初めて経験する母親の介護や自分の老後の不安もあるし、
イライラすることもたくさんあります。

でも、「やらなきゃ行けないこと」にとらわれないで、
たまには自分を「やりたいこと」をさせてあげようと思っています


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