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【即興詩】2024/11/15「once again」

汗ばむ季節が終わったことを
手に取る洋服が教えてくれた

子供の頃好きだった紅葉の光景を
味わわないまま朽ち果てる木を見

捨てたわけではない感受性が
もう、私にはないことを悟る

捨てたわけではないからきっと
未だに眠っているのではと期待

それを今起こすのか
先送りにしてしまうのか

どうか心の踊る方へ
私に信じる勇気を
与え給へ

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